
SkyDrive社、大阪・関西万博にて空飛ぶクルマ『SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)』のデモフライト開始。8月24日まで
空飛ぶクルマの開発およびドローン関連サービスを提供する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩)(以下、SkyDrive社)は、7月31日に2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)にて、空飛ぶクルマ『SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)』のデモフライトを安全に開始したことを発表した。 それに伴い、同日より8月24日まで、デモフライトを実施することも併せて発表された。
目次
大阪・関西万博での『SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)』デモフライトについて
ミャクミャクが楽しそうに乗り込む様子をデザインされた『SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)』
SkyDrive社は、2023年2月に大阪・関西万博『未来社会ショーケース事業出展』の「スマートモビリティ万博」における空飛ぶクルマの運航事業者に選定され、万博を重要マイルストーンと設定し、機体開発に邁進してきた。
これまで無事故で飛行試験を積み重ね、安全性を十分に確認したSkyDrive社の機体『SKYDRIVE』を活用した、今後のデモフライト実施内容は下記のとおりとなる。
実施概要
実施日
8月1日~8月24日の間、毎週、月・木・金・土・日曜日にデモフライトを実施。
※毎週、火・水曜日は運休
※このスケジュールは予定であり、事情により予告無くスケジュールを変更する可能性あり
※当日の気象状況等により、デモフライトが中止になる可能性あり。
※機体メンテナンス等のため、運航期間中であっても運休する日があり得る。
運航予定日時の詳細は下記を参照。
https://skydrive2020.com/archives/64811
なお、デモフライトに関する最新情報は、大阪・関西万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」およびSkyDrive社が運用するSNSにて案内される。
デモフライトエリア
提供:2025年日本国際博覧会協会)
デモフライトは、万博会場内北西部の「モビリティエクスペリエンス」に位置する「EXPO Vertiport」を離着陸地点として周回飛行を行う予定。
このEXPO Vertiportへは、西ゲートからのアクセスが便利となっている。
デモフライトの観覧方法
●事前の予約は必要なし。
●デモフライト予定時間にEXPO Vertiport周辺への来場で観覧可能。
※デモフライト予定時間は目安となり、準備状況等によって前後する可能性もある
●EXPO Vertiport付近で観覧する際は、デモフライト中にBluetooth搭載機器やWi-Fi等、電波を発する電子機器は機内モードなどの電波を発しない状態とするか、電源を切る必要がある。
●EXPO Vertiportには屋内の観覧スペースは無し
※モビリティエクスペリエンスに隣接する「団体休憩所 西」の活用や、こまめに水分補給をするなど、熱中症対策が各自必要となる
●飛行時は混雑が予想される。
安全・快適な観覧のため、係員の指示に従っての行動を厳守する事
動画はこちら
2025年7月31日に大阪・関西万博会場内「EXPO Vertiport」で行われたデモフライトの様子を撮影した動画はこちら。
(高度 約4m、飛行時間 約3分間、パイロットは搭乗せず自動制御とリモート操縦での運航)
大阪・関西万博における空飛ぶクルマの情報に関して
安定したフライトをおこなった『SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)』
最新情報は、2025年日本国際博覧会協会のホームページを要確認。
https://www.expo2025.or.jp/future-index/smart-mobility/advanced-air-mobility/
商用化に向けた動き
SkyDrive社は現在、機体の商用運航に必要な型式証明の取得に向けた活動を進めるとともに、国内外でパートナー企業と連携し、商用化に向けた事業検討を加速している。
日本では、大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)と協業し、2028年を目途に森之宮エリアでのサービス開始を目指すとともに、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と協業し、2028年度頃に別府湾での遊覧サービスや、別府と湯布院をつなぐエアタクシーの運航開始を目指している。
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏からのコメント
SkyDriveはこれまで、「未来社会の実験場」である2025年大阪・関西万博にて、当社の空飛ぶクルマを皆さまにお披露目し、未来を感じていただくことを目指してまいりました。
そのために全社一丸となって本当に多くのチャレンジを乗り越え、無事デモフライトをお披露目できたこと、大変感慨深いです。
これまで様々な形で応援・ご支援くださった関係者の方々と、共に歩んできた社員の皆さんに、心より感謝申し上げます。
来場者の皆さまに、将来当たり前となる「日常の移動に空を活用する未来」を体感し、楽しんでいただける場となるよう、引き続き安全第一で運航してまいります。
空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の基本仕様
充電の様子、エンジンでなく電動な点が空飛ぶクルマの特徴
機体サイズ(全長×全幅×全高)
約11.5m × 約11.3m × 約3m(ローター含む)
最大搭乗人数
3名(操縦士1名+乗客2名)
燃料
バッテリー(電動)
駆動方式
12基のモーター・ローター
主要構造材料
複合材(CFRP)やアルミ合金など
最大離陸重量
1,400 kg
最大巡航速度
100 km/h(対気速度)
航続距離
15~40 km
空飛ぶクルマとは
空飛ぶクルマとは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段。
車のように日常的に利用してほしいという思いから、「空飛ぶクルマ」と呼ばれている。
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出典