セーバー社、ドローン・ロボット向けライブ映像配信システム『SVC LIVECAST for Drone/Robot』の提供を開始

映像配信技術を軸にしたシステム開発を行っているセーバー株式会社(所在地:愛媛県松山市、代表:二宮 宏)(以下、セーバー社)は、映像伝送システム『SVC LIVECAST』のラインナップを拡充し、ドローン・ロボットを対象としたライブ映像配信ができる新サービス『SVC LIVECAST for Drone/Robot』を、2025年4月8日より提供開始している。

新サービス『SVC LIVECAST for Drone/Robot』提供開始の背景

イメージ画像

政府の防災基本計画の修正において、災害時の状況把握や物資輸送に高性能ドローンなどの無人飛行機を活用することが明記。
さらに、レベル4の無人自動運転車両には自動車に映像・音声の確認装置の備え付けが必要となった。

上記2つの政府方針に沿ってドローン、配送ロボットや各種車両等からのライブ映像配信の需要が高まっていることを背景とし、セーバー社は映像伝送システム『SVC LIVECAST』を各装置に組み込む事で、容易に且つ安価なサービスとして提供することとした。

サービスの特徴

イメージ画像

1) WebRTCによる映像伝送を手軽に実現するサービス

2) 遠隔地の2拠点の映像をセキュアで低遅延に伝送・共有可能に

3) 最小で映像・音声80msecの低遅延でライブ映像の伝送実績

4) 複雑なセットアップは不要で、ネットワーク設定は通常のパソコンを使用するのと同じ感覚で使用できる

5) 使用するサーバーは利用者が契約しているAWSへインストール可能で、オンプレミスで構築することもできる

サービスの概要

●遠隔地側のドローン・ロボット等のエッジデバイスに『SVC LIVECAST』を組み込む事で、センター側とエッジデバイス間で映像通信・通話が可能に

●WebRTCを利用しており、Webブラウザへのアクセスができる。特別な機器を購入することなく、利用者が元々使用している機器にインストール可能

●遠隔地とは4G/5G、WiFiならびにWiFi-HaLow(TM)などの無線回線の利用と、パソコンやJetson等の汎用機器を使用できるため、高価なネットワークインフラや機器等を用意する必要がなくライブ配信や映像の共有できる

今後の展望

セーバー社は、大規模災害や消防出動などの非常時の対応、橋脚・トンネル内などの定期検査や自動運転の高度化により、遠隔からの状況監視、遠隔からの装置の操作等が今後ますます増えると考えている。

このように今後進化していく状況に対応するために、さらなる遠隔監視の高度化に向け映像の高画質でリアルタイム性を高める開発を進め、遠隔監視等に必要なネットワークインフラも新規格のWiFi-HaLow(TM)などを用いて、現場で即座にNW構築し使用できる環境の構築を進めていくとしている。

———
出典

関連記事

温暖化に強い水稲新品種「新大コシヒカリ」をドローンで直播 。新潟大学と燕市による実証に、マゼックス社の機体『VG-A』が参画

株式会社マゼックス(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:吉野弘晃)(以下、マゼックス社)は、新潟大学が開発した温暖化対応の水稲新品種「新大コシヒカリ」のコーティング種子を用いて、新潟県燕市にて行われた直播に関する実証実験において、農業用ドローン『飛助15』および新型粒剤装置『VG-A』による協力を行ったと発表した。

  tera

三機工業社がIBIS2を導入。レーザースキャナと併用し取得データ部材数を約135%向上に成功

株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭)(以下、Liberaware社)は、三機工業株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 石田 博一)(以下、三機工業社)が「IBIS2」を導入したことを公開した。 導入の結果、レーザースキャナとの併用により、三機工業社は取得データ部材数を約135%向上させ、既存設備のデジタル化手法の確立に貢献したと発表している。

  tera

鹿児島県・沖永良部島にて物流ドローン「DJI FlyCart 30」による海洋ゴミの移送フライトを実施。1時間で約500kgの回収に成功

「Rin管理システム(同)」(一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会 鹿児島第1支部 本社:鹿児島県大島郡 代表:林氏)は、沖永良部島において、海洋ゴミ問題の解決に向けた革新的な取り組みとして、ドローンを活用した海洋ゴミの回収・運搬フライトを実施した。 従来の人力による危険な作業を大幅に改善し、効率性と安全性を両立した新しいソリューションの可能性の実証となった。

  tera

ドローン国家資格保持者から学ぶ!小中学生対象の『ドローンキャンプ』、8月21・22日に常滑市のキャンプ場「CAMP LOVE」で開催!

一般社団法人みらい学びクリエイト(所在地:愛知県日進市、代表者:石橋 晃)が、小中学生を対象とした『ドローンキャンプ』を開催。愛知県常滑市のキャンプ場「CAMP LOVE」を貸し切って、8月21・22日に行われる。

  Fuji

令和7年度農林水産省『こども霞が関見学デー』が8月6・7日に開催。シミュレーターでのドローン飛行などワークショップなどプログラムも多数

農林水産省は、8月6・7日の2日間、令和7年度『こども霞が関見学デー』を開催する。 開催の発表にあわせ、特設WEBサイト『マフ塾』も公開された。 なお、事前申込が必要なプログラムについては、特設ウェブサイトにて参加申込を受け付けている。

  Fuji