
【Japan Drone2025出展企業レポート】ドローンショーは屋外だけではない!『FYLo EDU-JP』が屋内ドローンショーを変える!?<株式会社レッドクリフ>
2025年6月4日から3日にわたり、幕張メッセで開催された「Japan Drone2025」。 企業出展していた「株式会社レッドクリフ」は国内でもトップのドローンショーのプロモーションカンパニーだ。 ブースでは、屋外ショー用ドローンだけではなく、屋内ショー用ドローンや教育プログラミング用ドローンも展示されていた。
目次
屋内型ドローンショーに革新を呼ぶ?屋内ショー用ドローン『FYLo EDU-JP』
2025年4月に同社での取り扱いが始まったばかりの『FYLo EDU-JP』。
この機体は、屋内専用に開発されたもので、UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線通信規格)やToF(Time Of Flight)測位を活用した高精度測位を採用している為、GPSを用いていないながらも安定飛行を可能としている。
なお、5月には、お披露目飛行が実施されており、10・50・100機によるドローンショーが行われている。
参考記事
レッドクリフ社の説明によると、『FYLo EDU-JP』は200機以上での同時飛行も可能とのこと。
最大W40m × D40m × H30mのスペースに対応しているが、ドローンショーを行う際には専用のアンテナを四方に設置する必要があるとのことだ。
また、200機を飛行させるには最大スペースに近い場所を確保する必要があるとのこと。
バスケットボールのコートが28m × 15mとのことなので、2面分以上のスペースが必要ということになる。
そうなると、最大機体数での屋内ドローンショーを見られる場所というのはかなり限定的になる可能性も高い。
しかし、お披露目会で公開された100機によるショーを見る限り、十分迫力あるショーを体験できるようだ。
しかも、屋外ドローンショーだと安全面も踏まえてはるか遠くに見る事になるのに比べ、屋内ドローンショーならばすぐ目の前に広がる光のショーが見られるのだから、圧巻のイベントとなる事だろう。
今後の展望について
『FYLo EDU-JP』でのショーについて、今後の展開などを聞いてみたところ、今後は有観客での屋内ドローンショーにも注力し、さらなる実績を築いていく方針だという。
雨風に弱いという弱点のあるドローン、しかし屋内ドローンショーならば雨や風の影響を受ける事を防ぐことができる。
風が強く飛行させられないのでイベントが中止という、主催者にも観客にもよろしくない状況にならないように、対策のひとつとして屋内ドローンショーイベントが今後は増えていく、かもしれないという期待が抱かれる。
ドローンショーだけではなく、プログラミング教育にも力を入れていくレッドクリフ社
Japan Drone2025のブースには、「FYLo EDU-JP」以外のドローンの展示も行われていた。
そのうちのひとつが『Hula』、プログラミング教育用に開発された100g以下のドローンだ。
この機体は、アプリを用いて飛行制御やカメラ撮影といった動作をプログラミングできるという。
ショーだけではなく、このようなドローンによるプログラミング教育についても今後は推進していくとのことだ。
しかも、この機体は専用の位置補正用QRカーペットを用いる事で最大30機までの編隊行動が可能。
つまり、屋内ドローンショーを行うことができるのだという。
ドローンでプログラミングの勉強をして、ドローンショーをできるようになったらきっと楽しい事でしょう。