【Japan Drone2025出展企業レポート】ドローンが壁を這う!?『壁面接触作業ドローン』<西武建設株式会社>

2025年6月4日から3日にわたり、幕張メッセで開催された「Japan Drone2025」。 企業出展していた「西武建設株式会社」では、建築研究所・東京理科大学と共同で開発を進めている『壁面接触作業ドローン』の2024年度までの研究・開発内容について発表・公開が行われていた。

『壁面接触作業ドローン』とは

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一般的に知られるドローンは、空を飛行しする空中ドローンや水面を進む水上ドローン、水中での活動が可能な水中ドローンなどがあげられる。
中には、車輪やキャタピラで走行する陸上用ドローンもある。

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しかし、西武建設が東京理科大学や建築研究所と開発を進めている壁面作業用のドローンは、いずれとも異なるドローンとなっている。
飛行に加え、壁面での建築作業を行えるように、係留する事で壁面に接触する形で活動するドローンとなっているのだ。
その姿は、壁を這うようにも見えるものになっている。

『壁面接触作業ドローン』の特徴

今回のJapan Droneで公開されていた壁面接触作業ドローンは、本体をフレームで囲むような形状となっている。
このフレームは、作業を安定して行うためのサポートとして機能している。

公開されていた範囲では、ドリル穿孔・穿孔の切粉除去・穴埋め材充填・ヘラ均しといった作業の研究が進められているとのことだ。

穴埋め材充填作業のデモンストレーション

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ブース内では、『壁面接触作業ドローン』による作業のデモンストレーションも適宜行われていた。
安定した作業と精密な動きが確認できた。

映像はこちら
穴埋め材充填とヘラ均しが行われている様子を確認できる映像はこちら。
その精度や作業のスピード感などに関しては、ドローン本体よりも機体の下に置かれた大型モニターに映る作業の様子を捉えたカメラ映像の方が分かりやすくなっている。

 

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