ワールドスキャンプロジェクト社、独自開発の次世代磁気センサ『JIKAI-M』のドローン搭載実験に成功

株式会社ワールドスキャンプロジェクト(本社:東京都新宿区、代表取締役:上瀧良平)(以下、ワールドスキャンプロジェクト社)は、独自開発の次世代磁気センサ「JIKAI-M」のドローン搭載実験に成功したと発表した。

次世代磁気センサ『JIKAI-M』のドローン搭載実験について

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ワールドスキャンプロジェクト社が独自開発した超高感度の磁気センサ『JIKAI-M』をドローンに搭載し、競合他社のフラックスゲート方式センサとの比較実験を実施した。
本実験では、地上に鉄棒を設置し、その上空を磁気センサ搭載のドローンで飛行し、磁気データの取得が行われた。

実験の結果、フラックスゲート方式のセンサでは波形がノイズに埋もれ、対象の検出が困難である一方、ワールドスキャンプロジェクト社の新型センサでは、対象物の位置や影響を正確に捉えることができ、明瞭な磁気マップとして可視化に成功した。

『JIKAI-M』の特長

新型センサの特筆すべき点は、磁気ノイズの発生しやすいドローンに搭載してもなお、微小な磁場変化を検知できる点である。
これにより、車両や人が入れない場所や危険区域でも、上空から広範囲かつ迅速に磁気異常をマッピングすることが可能となり、現場の探査手法を大きく変革するポテンシャルを持っている。

今後の展望

ワールドスキャンプロジェクト社は今後、この技術を活用し、地雷や不発弾の探査、老朽化したパイプラインの位置特定、埋設構造物の可視化など、インフラメンテナンスや危険物探知の分野への応用を進めていく。
また、得られたデータをもとに高精度な磁気マップを構築し、埋没構造物の異常箇所の特定につなげることも視野に入れていく。

空から磁場を読み解く――ワールドスキャンプロジェクト社の磁気センシング技術は、これまで「見えなかったもの」を可視化する新しい探査の標準をつくっていく。

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出典

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