多摩川はドローンを飛ばせる?具体的なエリアや規制、必要な手続きなどを解説
目次
東京でドローンを飛ばすとなると場所選びに苦戦しますよね。
実は「多摩川」は東京でも数少ない飛行が許可されるエリアが存在する川。
しかし、実際に飛行させるとなると「どのような手続きが必要なのか?」「どのエリアが許可されているのか?」といった疑問が湧きますよね。
本記事では、多摩川でドローンを飛ばす上で必要な手続きやルール、具体的に飛行可能なエリアなどを詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
河川敷におけるドローン飛行の規制について
出典:pixta.jp
河川には「河川法」という川を管理するための法律が定められています。
その中でドローンは直接禁止するような内容がありませんが、人の迷惑になったり川の適切な利用を妨げる行為は禁止されていますよ。
川ごとに管理者が異なり、規制事項も異なりますので、飛行させるためには、「管理者への許可」「飛行におけるルールの把握」といった様々なポイントを押さえる必要があります。
多摩川でドローンは飛ばせる?
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河川の中でも多摩川は首都圏からアクセスしやすいので「ドローンの飛行が可能かどうか」気になる方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、多摩川の広範囲ではドローンの使用が禁止されていますが、川の上流となる特定のエリアなら、ドローンの飛行が可能なようです。
河川敷でのドローン飛行における必要事項まとめ
多摩川で飛行可能なエリアが存在していることは事実ですが、そもそも河川でドローンを飛行させる為にはさまざまな手続きや確認事項が必要です。
ここでは、チェックすべき項目を以下の3点にまとめました。
- 河川敷の管理者に相談・許可を取得する
- 100g以上のドローンを飛行させる場合は「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」の取得する
- 航空法及び「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」を把握する
以下より、それぞれ詳しく解説していきましょう。
1.河川管理者に相談・許可を取得する
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各河川は定められた等級によって国、都道府県、市町村などに管理されています。
ドローン飛行における規制は河川によって異なり、そもそも禁止されている場合もあります。
ですから、飛行の際は河川管理者に相談した上で許可を取得する必要があります。
多摩川の管轄は?
管轄は、流域の範囲によって分かれており、多摩川を管轄しているのは東京都と国土交通省です。
区間ごとで管理者が異なるので、ドローン飛行を考えている方は、まずは該当する区間の管理者に問い合わせしましょう。
<問い合わせ先>
管理事務所に連絡し「多摩川のどのエリアでドローンを飛ばしたいのですが、必要な手続きを教えてほしい」と、事前確認をしてください。
2.「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」の取得
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100g以上のドローンを屋外で飛行させる場合、「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」という証明書を取得する必要があります。
取得する手続きは、国土交通省にて「飛行許可・承認手続」より。
詳細は、国土交通省のHPに記載がありますので、最新版をチェックするようにしてください。
ホビー用の100g未満のドローンは航空法の規制対象外なので、上記の申請は不要です。
しかし、屋外の飛行場所については規制がある場合があるので注意しましょう。
3.「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」をチェック
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ドローンを飛行させる際は、地上の人や建物・車両などに危害が及ばぬよう、「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」を国土交通省が定めていますよ。
各項目における規制があり、例えば「飛ばす方法に関する規制」の場合は、飲酒時の飛行や、衝突の予防、周囲への配慮といった遵守事項から、夜間における飛行や目視外での飛行、イベントにおける飛行、危険物の輸送、農薬散布など物を投下する飛行といった承認が必要なものまで定められています。
「飛行禁止な空域」などもしっかり定められているので、内容をチェックした上で、ルールを守った飛行を心がけましょう。
ドローンはルールを守ってマナーのよい飛行を
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前述のように、ドローンを飛ばす際には飛行可能なエリアの下調べから、管轄先への連絡や申請などさまざまな必要事項があります。
それらを行いつつも、国土交通省が定める基本的なルールや河川ごとのルールなどをしっかり把握し、安全かつマナーのよい飛行を心がけることが重要です。
本記事の内容で記載したポイントを押さえつつ、河川でのドローン飛行を楽しみましょう。