空撮写真や空撮動画のコンテスト。SkyPixelとDJIがクリエイター向け映像コンテスト『第10回 フォト&ビデオ コンテスト』」が開催

ドローンの製造販売を手掛けるDJIとオンライン空撮コミュニティSkyPixelは、2024年11月7日から2025年2月10日にかけて『第10回 SkyPixel フォト&ビデオコンテスト』を開催することを発表した。

『第10回 SkyPixel フォト&ビデオコンテスト』の概要

イメージ画像

10回目となるこのコンテスト、毎年1回行われている事からこのコンテストを追っていく事で過去10年にわたる空撮写真の進化を見ることができる。
そして、様々なクリエイターのユニークな映像表現を見る機会となる企画でもある。

その進化の一環として、ハンドヘルドカメラを使用して才能を披露する人々の増加に合わせ、今年は初めて「ハンドヘルド」カテゴリーを追加。
また、応募作品のクリエイティビティを称え、合計170,000米ドル以上の価値相応がある賞金パッケージが用意されている。

「SkyPixel フォト&ビデオコンテスト」の意義

SkyPixelが設立したのは2014年のこと。
今では5,500万以上の登録ユーザーを獲得するに至り、世界中の写真家やビデオグラファーによって5,000万以上の空撮写真や動画がこれまでにアップロードされてきた。

このSkyPixelは、2015年から毎年、空撮写真・動画向けコンテストも開催してきている。
世界中のDJIユーザーの創造力を刺激してきたこのコンテストには、世界中から40万以上の応募があり、10億以上のビューを獲得している。

第10回目のテーマ「無限大の表現力を求めて」

10回目となる今回のフォト&ビデオ コンテストでは、力の無限の可能性をコンテストのメインテーマに据え、「無限大の表現力を求めて」というテーマを掲げている。
あらゆるDJIユーザーの芸術的情熱を燃え上がらせ、できるだけ多くの作品を応募できるように、今回のコンテストでは、「空撮写真」「空撮動画」「ハンドヘルド動画」の3つにカテゴリーが簡素化されている。

さらに、今回のコンテストでは、初の試みとして、応募者はすべてのDJIのSNSチャンネルからエントリー作品を提出することができるようになっている。
また、「空撮写真」と「空撮動画」のカテゴリーに加えて、今年のSkyPixelコンテストでは、新たに「ハンドヘルド動画」カテゴリーが登場。
受賞のチャンスは、ドローンによる撮影だけでなく地上から創造性を発揮するクリエイターにまで広がっている。

また、毎月、新しいトレンドや革新的なアートを探求するコンテンツを称えるため、「人気賞」も設けられている。

「第10回 SkyPixel フォト&ビデオコンテスト」の詳細

写真部門は、下記1つのカテゴリーで構成。

空撮写真
上空から世界を見下ろし、一瞬を永遠にフレームに収めます。
畏敬の念を抱かせる自然や壮大な建築物、エネルギッシュなスポーツの瞬間や感情表現豊かなポートレートなど、写真の映像美を表現した作品を募集する。
〇応募作品は空撮機材で撮影され、1枚の画像の1作品として、画像サイズ3MB以上、解像度300dpi以上である必要あり。
〇撮影に使用できるドローンは、Inspire / Mavic / Air / Mini / Phantom シリーズ、DJI Neo

動画部門は 、以下の2つのカテゴリーから

1.空撮ビデオグラフィー
大空を滑走しながら、地球の壮大な美しさを撮影。
驚異的な自然風景から都市の喧騒、情熱的なスポーツイベントや穏やかな時間など、創造性を最大限に発揮した作品を募集。

〇応募作品は5分以内で、DJI製品で撮影された30秒以上の映像を含む必要がある。
〇応募作品は50%以上の空撮映像を含む必要がある。
〇撮影に使用できるドローンは、Inspire / Mavic / Air / Mini / Avata / Phantom シリーズ、DJI FPV / DJI Neo
〇常に慎重に飛行し、飛行環境に注意し、常に現地の規制を遵守すること。

2.ハンドヘルド ビデオグラフィー
カメラを手に取り、目の前の瞬間を記録。
都市の脈動、自然の静寂、スポーツフィールドのスピード感や情熱、旅行中の体験やワクワクする気分など、映像の精神を自由に解釈したユニークなストーリーを募集。

〇応募作品は5分以内で、DJI製品で撮影された30秒以上の映像を含む必要がある。
〇応募作品はハンドヘルドで撮影された映像を50%以上含む必要がある。
〇撮影に際して使用できるのは、Roninスタビライザー / Roninシネマカメラ/ Osmo Action / Osmo Pocket / Osmo Mobile シリーズ。

業界を牽引する審査員メンバー

コンテストの応募作品は、世界中のトップクラスのビデオグラファーやフォトグラファーによって審査される。

写真部門の作品の審査を行う審査員は下記の通り。(敬称略)

・Anne Farrar
ナショナルジオグラフィック マガジンのアシスタント マネージング エディター

・Weimin Chu
著名な風景写真家、2019年ナショナルジオグラフィック トラベルフォトコンテスト、2023年ワールドプレス フォトアワード、2024年 Hasselblad マスターズアワードの受賞者

・Daniel Kordan
著名な風景写真家

・Luke Stackpoole
旅行と冒険写真の世界における先駆者的存在

動画部門の作品の審査を行う審査員は下記の通り。(敬称略)

・Claudio Miranda
アカデミー賞受賞の撮影監督、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、『トップガン マーヴェリック』など

・Chenyu Jin
『繁花』、『離れる決意』で知られる撮影監督

・Tianhong Pan
コマーシャル撮影監督、有名なセルフメディア MediaStorm の創設者

・Sam Newton
著名な旅行映画製作者

賞品の詳細

10回目となるこのフォト&ビデオ コンテストの開催に際して、SkyPixelとDJIは3名の「グランドウィナー」を表彰し、コンテスト期間中に総額170,000米ドルを超える80以上の賞品を授与することを発表している。

「ベストワーク」に選ばれたグランドウィナーには以下の賞品が贈られる。
●写真部門の受賞者には、 Hasselblad X2D 100C、XCD 3.5-4.5/35-75mm、および XCD F4/45P(総額14,000 米ドル以上相当)が贈られる。
●空撮ビデオグラフィー部門の受賞者には、DJI Inspire 3 ドローン、DL 18 mm F2.8、PROSSD 1TB、および TB51 バッテリー2個(総額20,000米ドル以上相当)が贈られる。
●ハンドヘルドビデオグラフィー部門の受賞者には、DJI Ronin 4D-8Kシネマカメラ、DJI Transmission、および TB50 バッテリー2個(総額15,000米ドル以上相当)が贈られる。

すべてのグランドウィナーには、SkyPixelトロフィーが授与。
公式の「SkyPixelクリエイター」として認定される。

作品提出・受賞発表の詳細

作品の受付開始日時
2024年11月7日 13:00(日本時間)

作品の受付終了日時
2025年2月11日 00:59(日本時間)

・受賞者の発表
2025年3月27日 13:00(日本時間)

提出は公式SkyPixelウェブサイトおよびすべてのDJIソーシャルメディアチャネルを通じて行われる。
コンテストのルールとガイドラインの詳細に関しては、SkyPixel 第10回フォト&ビデオコンテストのウェブサイトにて要確認。
https://www.skypixel.com/contests/2024

動画はこちら

DJI JAPANでは、『第10回 SkyPixelフォト&ビデオコンテスト』の告知PVを、YouTubeにて公開中。

ーーーーー

出典

関連記事

Liberaware社、千葉大学から森林内飛行及び放射線量測定ドローンの開発を再委託。森林等の困難環境下におけるドローン活用範囲の拡大と災害時の対応力向上を目指す

株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭以下)(以下、Liberaware社)は、福島国際研究教育機構(略称:F-REI)が公募し、国立大学法人千葉大学(千葉県千葉市、学長:横手幸太郎)が受託した、令和5年度「困難環境下でのロボット・ドローンの活用促進に向けた研究開発」の委託事業を、昨年に引き続き再委託したことを発表した。

  tera

NTTコミュニケーションズ、自律飛行型ドローン『Skydio X10』と低軌道衛星『Starlink Business』を活用した夜間人物探索の実証実験を福島県昭和村で実施。夜間飛行とサーマルカメラにより確実な状況把握を実現

ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTTコミュニケーションズ)は、福島県昭和村において自律飛行型ドローン『Skydio X10』を活用した夜間人物探索の実証実験に成功したと発表した。 この実証実験では、『Skydio X10』の機能である夜間自律飛行とサーマルカメラによる温度検知により、困難な環境下での人物探索が可能であることを検証。 また、低軌道衛星を利用した衛星ブロードバンドインターネットサービス『Starlink Business』を活用することで、電波の不感地帯においても遠隔地への映像伝送が可能となり、リアルタイムでの迅速かつ安全な状況把握を実現した。

  tera

トルビズオン社、「Hack Osaka 2024」のStartup Showcaseで米国新特許『スカイドメイン』®︎を発表。

ドローン空路整備事業を手がける株式会社トルビズオン(福岡市中央区、代表取締役 増本 衛)(以下、トルビズオン社)は、2024年11月26日に開催された「Hack Osaka 2024」のStartup Showcaseに出展。今年アメリカで取得した新特許『スカイドメイン®︎』を発表した。

  yoshi

ORSO社、新製品の練習セット『DRONE STAR TRAINING』の体験会を実施。12月18・19日開催の「Japan Drone 2024 in 関西」にて

DRONE STARブランドを手掛ける株式会社ORSO(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂本義親)(以下、ORSO社)は、2024年12月18日・19日の2日にわたりナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターにて開催される「Japan Drone 2024 in 関西」へ、初出展することを発表した。 この展示会では、西日本で教育・スクール事業を行われている法人を対象とした基礎操縦力を効果的に鍛える練習セット『DRONE STAR TRAINING』の展示を初めて行う。

  tera

東庄町、国際ドローン協会と共同で物流ドローン実証実験を開始。過疎化や高齢化といった地域課題の解決を目指す

高齢化率が41.0%に達した 東庄町(町長:岩田利雄)は、国際ドローン協会(代表理事:榎本幸太郎)(以下、国際ドローン協会)と共同で過疎化や高齢化といった地域課題の解決を目指し、ドローンを活用した物流システムの実証実験を開始したことを発表した。

  tera