ドローンショーの仕組みとは?開催する流れや使用するドローンの種類を紹介

 

ドローンショーの仕組みについて解説します。近年ライトショーやイベントが注目を集めているドローンショー。本記事では、ドローンショーがどのような仕組みで行われるのかや、一般的な開催の流れ、使用するドローンなどについて詳しく解説します。

ドローンショーとは

イメージ画像

 

ドローンショーは、複数のドローンが連携して空中で光や動きを演出するショーのこと。LEDライトが搭載されたドローンを使って夜空にさまざまな形を描いたり、動きを表現したりすることが可能です。

 

ドローンショーは、従来の花火やライトショーに代わる新しいエンターテイメントとして、スポーツイベントや音楽フェスティバル、企業イベントなどで盛り上がりを見せています。

 

ドローンショーの特徴は、空中に浮かぶドローンがプログラムされた通りに精密に動くことで、従来のライトショーや花火では表現できなかった複雑な演出ができること。

 

イベントなどでこれまでなかったような新しい感動を与えたい場合におすすめです。

ドローンショーの仕組み

イメージ画像イメージ画像

 

続いて、ドローンショーの基本的な仕組みについて紹介します。ポイントとしては以下の通りです。

 

・ドローンがプログラミングで動く

・LEDライトで文字やロゴを表現

ドローンがプログラミングで動く

ドローンショーで使用されるドローンは、あらかじめプログラムによって動きが決められています。このプログラムは、ドローンの位置、速度、高度、向きなどを正確に制御するためのものです。

 

これによりドローンは完全に同期して動き、数百台以上のドローンが同時に正確なタイミングで動くようになります。プログラムを作成する際には、ショーの演出内容やテーマに基づいて、ドローンが描くパターンや形、光の色などを詳細に決めます。

 

LEDライトで文字やロゴを表現

ドローンショーで使われるドローンには、LEDライトが搭載されています。このライトを使って空中で文字やロゴを表現できるのです。例えば、企業のロゴを空中で表現したり、音楽と連動して動くビジュアルアートを作り上げたりと、さまざまな表現方法があります。

ドローンショーで使うドローンの種類

イメージ画像

 

ドローンショーで使うドローンの種類には、以下のようなものがあります。

 

  • DSJ MODEL-X…株式会社ドローンショー・ジャパンが提供するショー専用の機体
  • Shooting Star…性能が高いことで知られているIntelの機体
  • RiFF-JP…演出のバリエーションが豊富

 

ドローンショーを開催する流れ

イメージ画像

 

ここでは、一般的なドローンショーの開催の流れを紹介します。

 

  1. ドローンショーの内容を企画する
  2. 委託先に相談する
  3. 会場視察(ロケハン)を行う
  4. 契約・各種申請を行う
  5. ドローンショーの内容を固める
  6. リハーサルを実施する
  7. 実際にドローンショーを開催する

 

それぞれステップごとに見てみましょう。

1. ドローンショーの内容を企画する

まずはドローンショーの企画を立てます。ここでは、ショーを開催する目的や予算、ターゲットなどを定めます。

2. 委託先に相談する

ドローンショーは高度な技術が必要なので、専門的な企業に委託することが一般的。ドローンショーを行いたい場合、ドローンショーを専門に行っている会社と契約を結びます。

 

企業に依頼することで、プログラムの作成やドローンの手配、飛行許可の申請などをスムーズに行えるようになります。

3. 会場視察(ロケハン)を行う

ショーを開催する場所を視察し、会場の条件を確認します。ドローンショーには特定の環境が必要で、例えば風の強さや空の明るさなどが影響を与えることがあるためです。

4. 各種申請を行う

ドローンショーを実施するためには、自治体や関係機関への申請が必要です。飛行許可や会場の使用許可を取得し、規制を遵守した形でイベントを進めましょう。手続きに関しては、委託先が主体となって行ってくれる場合がほとんどです。

5. ドローンショーの内容を固める

企画の内容をもとに、ドローンショーの内容を固めていきます。ドローンがどのような形を作り、どのタイミングでどんな動きをするのかなど、詳細を決定するフローです。この段階で、演出に関する具体的なアイデアを詰めていきます。ドローンの飛行パターンや光の色、音楽との同期などを最終的な調整も必要です。

6. リハーサルを実施する

ドローンショーは精密なプログラムが必要なため、リハーサルを行って動きやタイミングを確認しましょう。ドローン同士が正確に連携できることをチェックします。

7. 実際にドローンショーを開催する

準備が整ったら、実際にドローンショーを開催します。必要に応じて、当日までに広報活動なども行いましょう。

ドローンショーの仕組みに関するよくある質問

最後に、ドローンショーの仕組みに関するよくある質問をまとめました。

 

  1. ドローンライトショーとは?
  2. ドローンショーができる時間は最大何分?

 

それぞれ解説していきます。

Q. ドローンライトショーとは?

ドローンライトショーは、ドローンに搭載されたLEDライトを使って夜空に美しい光の演出を行うショーのこと。音楽やテーマに合わせて、ドローンが空中で光を使って文字や絵を描いたり、パターンを作り上げたりすることが特徴です。

Q. ドローンショーができる時間は最大何分?

ドローンショーの時間は、使用するドローンのバッテリー容量やプログラムの内容によって異なりますが、通常は5分から15分程度の演出が行われます。

ドローンショーの仕組みを知って上手に活用しよう!

ドローンショーは精密なプログラムの活用により、さまざまな演出が可能です。企画やスケジューリングなどをしっかりと準備して、素敵なドローンショーを実現させましょう。本記事で紹介したドローンショーポイントを押さえて、ぜひドローンショーを成功させてみてください。

 

関連記事

ドローン飛行は雨の日でも大丈夫?防水ドローンや悪天候時の注意点も紹介!

本記事では「ドローンは雨の日でも飛ばせるのか」という疑問や、雨の日に飛ばした際に起こりうるリスクについて解説。万が一、水に濡れてしまったときの対処法や防水ドローンについても紹介します。ドローンを雨の日でも使いたいと考えている方は、リスクや問題点をしっかり把握しておきましょう。

  ドローンガイド編集部

ドローンから出る音の大きさはどのくらい?静かに飛行させるポイントを紹介

ドローンを使う際、多くの人が気になるのが「音」です。ドローンが発する音は、周囲の環境や使用目的に影響を与えるため、とくに注目されています。騒音規制や近隣トラブルを防ぐためにも、ドローンの音に関する理解を深め、静音化の工夫を取り入れることが重要です。本記事では、ドローンの音の発生源やその対策、静音ドローンの選び方などについて詳しく解説します。

  ドローンガイド編集部

ドローンスクールで使う教科書とは?内容や買える場所を紹介

ドローンに関する知識を深めたいとき、どうすれば良いのかわからず困っている方もいるでしょう。 そんなときは、ドローンの教科書を活用することがおすすめです。 本記事では、ドローンの教科書の内容や買える場所を紹介します。 ドローンの資格を取得したい方や知識をつけたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部

ドローンの目視外飛行とは?申請方法について詳しく解説!

本記事では、ドローンの目視外飛行について詳しく解説します。 ドローンは目視しながら飛行させるだけではなく、目視外飛行も可能です。 目視外飛行に必要な許可についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部

ドローンの価格はいくら?安くて性能のいいドローンメーカー5選

ドローンの購入を考えるとき、価格がいくらであるのか気になる方も多いでしょう。そこで本記事では、ドローンの価格帯がいくらなのかや、コストパフォーマンスのいいおすすめのドローンメーカーをピックアップして紹介します。安価でありながら高性能なドローンを選ぶポイントを押さえて、賢い購入を目指しましょう。

  ドローンガイド編集部