DJI、オールインワン型Vlogカメラドローン『DJI Flip』を発売。DJIでは初の折りたたみ式の全面保護プロペラガード搭載

DJIは、オールインワン型Vlogカメラドローンの新シリーズとして『DJI Flip』の発売を2025年1月14日に発表した。

オールインワン型Vlogカメラドローン『DJI Flip』について

イメージ画像

249g未満のコンパクトなドローンとなる『DJI Flip』。
折りたたみ式の全面保護プロペラガードを搭載し、安全で信頼性の高い飛行を実現する。
1/1.3インチCMOSセンサーを使用しており、ワンタップで印象的な48MP写真や4K動画が撮影可能。

飛行時のドローン本体や周囲の安全性が大きく向上し『DJI Flip』は、飛行経験の浅いパイロットでも飛行させることができるとDJIはしている。

動画はこちら

DJIでは、『DJI Flip』のプロモーション動画をYouTubeに公開している。

『DJI Flip』の特徴

『DJI Flip』の機体特徴としては、以下のような内容があげられる。

安全で信頼性の高いフライトを実現

折りたたみ式の全面保護プロペラガードを搭載した『DJI Flip』。
プロペラ全面をカバーすることで、怪我やドローンへの損傷を防ぎ、安全で信頼性の高い飛行を実現している。

このガードは軽量かつ強度のあるカーボンファイバー製で、従来のポリカーボネート素材のガードの1/60の重量でありながら、同等の剛性と耐久性を維持している。

ワンプッシュでスマートに空撮

イメージ画像

ほとんどの国や地域で特別な訓練を必要とせず、飛行手続きも簡単。
この手のひらサイズのドローンは軽量でコンパクトであり、どこでも撮影をサポートしてくれる。

モードボタンを押し、6種類のスマート撮影モードから選択するだけで印象的な映像を撮影できるので、森の中をハイキングしたり、急な山道を登ったりする際も簡単に飛行させることができる。

AI被写体トラッキング機能を使用すると、被写体をフレーム内に捉え続けられる。
6種類のスマート撮影モードは、ドローニー・サークル・ロケット・スポットライト・ヘリックス・ブーメランから選ぶことができる。

スマート機能に対応した強力なカメラを搭載

ハイダイナミックレンジの48MP写真を撮影でき、明暗部のディテールをより豊かに捉えられる『DJI Flip』。
搭載カメラは1/1.3インチCMOSセンサーを備え、デュアルネイティブISOフュージョン技術、絞りf/1.7、クアッドベイヤー (4-in-1)配列技術を用いた2.4μmのピクセルサイズに対応している。

また、最大4倍ズームで写真を撮影することも可能。
HDRイメージング、シーン認識などを組み合わせた次世代機能スマートフォトを使用して、鮮やかな画像を実現する。

4K/60fpsのHDR動画を撮影できる同機体は、現実に忠実な映像を撮影する。
また、4K/100fpsでのスローモーション撮影や10bit D-Log Mカラーモードにも対応している。
4:3アスペクト比のCMOSセンサーにより、縦向き映像にクロップしたとしても2.7Kの解像度を維持できる十分な余裕があり、スマートフォンでの視聴やソーシャルメディア向けに最適化されている。

DJIのインテリジェント撮影機能は、プロフェッショナルな品質の作品を簡単に制作できる。
インテリジェント撮影機能の各モードは、以下の通り。

マスターショット
マスターショットを使用すると、『DJI Flip』は、様々なカメラワークを自動で実行し、複数のクリップを撮影。
音楽、カット、エフェクトを駆使して編集し、素早く簡単にシネマティックな映像を作成できる。

ハイパーラプス
フリー・サークル・コースロック・ウェイポイントの4つのモードから選択して、横向きの場合は最大4K、縦向きの場合は最大2.7Kでタイムラプス映像を撮影できる。

フォーカストラック
フォーカストラックを使って、被写体をフレームに収めながら、クリエイティブに撮影が可能。
このフォーカストラックには、「ActiveTrack 4.0」「Spotlight 2.0」「Point of Interest 3.0」の3種類のパワフルで見ごたえのある映像を撮影できる機能が収められている。

パノラマ
180°・広角・垂直・スフィアから選択でき、壮大な風景をパノラマ写真で記録する。

その他の優れた機能

その他の機能は以下の通り。

最大飛行時間
DJI Flip インテリジェント フライトバッテリーを使用すると、最大31分の飛行時間を確保。
バッテリー残量の心配をせずに撮影を続けることができる。

自動ブレーキ
『DJI Flip』の3D赤外線検知システムは自動ブレーキに対応、夜間でも高い安全性を維持できる。

次世代の映像伝送
「DJI RC-N3」または「DJI RC 2」送信機と組み合わせることで、DJI O4映像伝送を利用できる。
最大13km(日本国内では8km)の1080p/60fps映像伝送が可能になる。

また、優れた耐干渉性も実現しており、遠方の壮大な風景も鮮明な映像で確認できる。

急速充電とデータ転送
DJI Flipパラレル充電ハブは、2つのバッテリーを同時に充電し、充電時間を大幅に短縮する。
DJI Flyアプリを使用すると、映像は最大30 MB/sの速度で転送できる。

送信機なしでの飛行にも対応
『DJI Flip』は、「DJI RC-N3」または「DJI RC 2」送信機で操作が可能。
また、DJI Flyアプリや音声操作を使用することで、送信機を使わずに飛行できる。
スマートフォンに接続すると、プロペラノイズを自動的にフィルタリングし、音声を捉えながらノイズをスマートに低減する。

価格と購入方法

イメージ画像

『DJI Flip』は、2025年1月14日よりDJI社オンラインストア、またはDJI認定ストアから購入可能。
その商品構成は、以下を参照。

● 『DJI Flip』本体のみ | 希望小売価格66,660円。
● DJI RC 2が付属した『DJI Flip』 | 希望小売価格93,390円。
● DJI RC 2付属している『DJI Flip』More コンボ | 希望小売価格112,750円。

ーーーーーー

出典

関連記事

Insta360 Japan社の『Antigravity A1』、世界初の8K 360度全景ドローンとして「2025年度グッドデザイン賞」を受賞

飛行体験の再定義を目指すコンシューマー向けドローンブランドであるAntigravity(アンチグラビティ)は、初の製品となる世界初の8K 360度全景ドローン『Antigravity A1』が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。

  tera

紙でつくるドローン『COCODRONE』、クラウドファンディングがファーストゴール達成!プロジェクト支援者募集継続中

株式会社Binarity Bridge(本社:大阪市北区、代表取締役:金 陽信)(以下、Binarity Bridge社)は、韓国発の紙製ドローン『COCODRONE』を活用したクラフトドローンコミュニティ立ち上げのためのクラウドファンディングが、開始から1週間でファーストゴール50万円を達成したことを発表。 現在は次の目標として100万円を目指し、プロジェクト支援者を募集継続中となっている。

  tera

ツバサ・フロンティア社、4時間飛行可能な災害対応ドローン『Derd』と『小型大気観測ドローン』をCEATEC 2025にて公開を決定

株式会社ツバサ・フロンティア(本社:千葉県千葉市中央区新宿2丁目1番20号、代表取締役:田上 敏也)(以下、ツバサ・フロンティア社)は、2025年10月14日から17日の期間で幕張メッセにて開催される「CEATEC 2025」に出展。 災害対応向けハイブリッドドローン『Derd』と、環境測定用『小型大気観測ドローン』の2機種を実機展示することを発表した。 長時間飛行と低コストな環境測定により、地方自治体の防災業務や研究機関の大気観測における課題解決を目指す。

  tera

エアロネクスト社、4D GRAVITY®搭載の新型物流専用ドローン『PD4B-M-AN』を発表

株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 グループCEO:田路 圭輔)(以下、エアロネクスト社)は、自社独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®*1を搭載した新開発の物流専用ドローン『PD4B-M-AN』(以下、本機体)を愛知県名古屋市で2025年9月24日から開催された第4回ドローンサミットで発表した。

  tera

Zero Zero Robotics社、『HOVERAir AQUA』を発表!HOVERAir初となる100%防水セルフフライングカメラ登場

2025年8月22日、ドローン及びAI飛行カメラ分野のリーディングカンパニーZERO ZERO ROBOTICS(以下、Zero Zero Robotics社)は、100%防水セルフフライングカメラ『HOVERAir AQUA』を発表した。

  tera