テラドローン社、サウジアラビアのドローン市場拡大に向けた覚書をアラムコ社と締結

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)(以下、テラドローン社)は、サウジアラビアの世界有数の総合エネルギー・化学企業アラムコ社と、戦略的パートナシップに関する覚書(Memorandum of Understanding)(以下、MOU)を締結したことを発表した。 テラドローン社は、本MOUを通じて、ドローンやロボット、AIを活用したソリューションの開発を促進し、アラムコ社と連携して石油・ガス業界に向けた技術革新を加速させるとともに、現地での技術展開にも貢献していくとしている。

アラムコ社との戦略的パートナシップに関する覚書について

イメージ画像
MOU締結式の様子

今回締結されたMOUは、テラドローン社とアラムコ社の協力関係を通じて、ドローン技術を活用してエネルギー分野の安全性向上と業務効率化を推進することを目的としたものだ。
これにより、テラドローン社はアラムコ社と連携し、研究開発(R&D)・技術実証・トレーニング・現地での技術展開を促進し、産業の革新を支える基盤を構築していく。

また、本MOUは技術開発を推進するとともにサウジアラビア国内での人材育成にも貢献し、同国の経済発展を支援するという両社のビジョンを反映したものとなっている。

テラドローン社のサウジアラビアでの取り組み

テラドローン社は、2023年にアラムコ社が支援するベンチャーキャピタルファンドのWa’ed Venturesから出資を受け、先進的なドローン技術の現地展開を目的として、サウジアラビアにTerra Drone Arabia社を設立。
Terra Drone Arabia社では、以下の3つの戦略目標を掲げている。

短期
1)テラドローン社のサービスをサウジアラビア国内に展開

長期
2)サウジアラビア国内での研究開発(R&D)および生産拠点の設立
3)サウジアラビアの優秀な人材の雇用創出と育成

今後の展望

本MOUの締結により、テラドローン社とアラムコ社のパートナーシップのもと、革新的なドローンソリューションの導入やエネルギー業界の課題解決に向けた技術の開発が加速することが期待されている。
テラドローン社は、これまで培ってきた知見と現地でのプレゼンスを活かし、アラムコ社の事業の発展とサウジアラビア全体の技術および経済の発展にも貢献していく。

このパートナーシップは、テラドローン社が掲げるドローンソリューションの現地展開におけるマイルストーンであり、アラムコ社が目指す持続可能で国際競争力のあるエコシステムの構築を後押しするものである。
テラドローン社は、技術やノウハウを共有し、現地の人材育成を進めることで、サウジアラビアにおけるドローン産業の発展と同国の経済の多角化の実現に取り組むとしている。

ーーーーーー

出典

関連記事

聴覚障がいアスリートを守る「避難誘導ドローン」を実運用。海上監視・防犯にも応用できる新しい安全インフラをTRIPLE7が検証

株式会社TRIPLE7(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩岡真吾)(以下、TRIPLE7)は、2025年11月7日、8日に千葉県白子町で開催された国際大会『ワールドデフトリプルSゲームズ2025(WDTSG2025)』の大会の中で行われる『メローカップ世界デフサーフィンチャンピオンシップ』聴覚障がいアスリートの安全確保を目的としたドローン巡視および避難誘導システムの実運用を行った。

  Fuji

スリーアイバード社、草むらのクマもAIで即座に検知する『早期発見・追跡ドローンシステム』、実用化に向けて寄付・協賛を募集開始

株式会社スリーアイバード(秋田県五城目町 代表取締役 伊藤 驍)(以下、スリーアイバード社)は、全国で深刻化するクマ被害への対策として、ドローンとAI解析を組み合わせた「クマ早期発見・追跡・位置情報共有システム」を開発している。 本システムの実用化と安全な運用ルールの策定に向け、2024年11月21日より団体法人・個人を対象とした寄付および協賛の募集を開始した。 ドローンの可視/赤外線/暗視カメラとリアルタイムAI解析を組み合わせ、従来困難だった「隠れたクマ」の検知精度を向上させ、人と野生動物の適切な距離を保つ社会基盤の構築を目指すとしている。

  tera

CFD販売社、AI機能搭載、自律航行、自動定点保持を実現したQYSEA最上位モデル『FIFISH W6 MAX』を発売開始

シー・エフ・デー販売株式会社(社長:三谷弘次、本社:愛知県名古屋市)(以下、CFD販売社)は、代理店を務めるQYSEA社の新製品、海洋環境向け産業用水中ドローン『FIFISH W6 MAX』の取り扱い開始を発表した。

  tera

エバーブルーテクノロジーズ社、『除雪ドローン®2026年モデル』を発表

ドローン技術で持続可能な社会を実現するエバーブルーテクノロジーズ株式会社(本社:東京都調布市、代表取締役:野間恒毅)(以下、エバーブルーテクノロジーズ社)は、自社で開発・製造する小型無人除雪機『除雪ドローン®』の2026年モデルとして新たに『SRD-F11RC2』をリリースした。

  tera

NEXT DELIVERY社、ドローン物流の即戦力人材を育成する『SkyHub®︎トレーニングセンター』を開設。国内トップクラスの実績をプログラム化し一般提供

株式会社NEXT DELIVERY(本社:山梨県小菅村、代表取締役:田路 圭輔)(以下、NEXT DELIVERY社)は、地域物流課題をドローンで解決する「新スマート物流SkyHub®」の普及を加速させるため、物流ドローン運航オペレーションに関する人材育成プログラム「SkyHub® トレーニングセンター(所在地:山梨県小菅村)(以下、SkyHub® TC)」を開設したこと。

  tera