
炎重工、水上ドローン『Swimmy Eye』を改良。管渠・暗渠の点検・調査に対応
炎重工株式会社 (所在地: 岩手県滝沢市穴口57-9、代表取締役: 古澤洋将)(以下、炎重工)は、自社製品『Swimmy Eye』について、下水道など管渠・暗渠の点検・調査に対応する改良を行ったことを発表した。 これにより、同機は流水の有無にかかわらず、水位のある管内への立ち入りを最小限となり、作業員の安全確保と業務効率化に貢献できると発表された。
目次
水上ドローン『Swimmy Eye』の改良について
4K高画質カメラ搭載で大口径管も調査可能
炎重工は、水上ドローンを活用した点検・調査業務の無人化や自動化について、多数相談を受け、課題達成への挑戦を重ねてきた。
国土交通省による「令和6年度 海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業」にて取組が採択されており、2025年1月に千葉県千葉市の下水管・雨水管で行った実証実験もその1つとなっている。
これまでに得られた成果をもとに、自社製品「超小型水上ドローン Swimmy Eye」の改良を行い、下水道など管渠・暗渠の点検・調査に対応する新たなモデルとして進化させた。
船と同じく水面を航行するため、流水の有無にかかわらず、水位のある下水道など管渠・暗渠を点検・調査することができる。
4K高画質カメラ搭載により大口径管のスクリーニング調査も可能になった。
管の外から無線で遠隔操作できることは、硫化水素など有毒ガス発生の危険もある管渠・暗渠の点検・調査において、作業員の安全性を高め、業務に集中できる環境づくりにも貢献する。
国土交通省により進められている下水道施設の老朽化対策・ストックマネジメント促進に向けた取組に資する超小型水上ドローン Swimmy Eyeの導入を日本全国にて推めていくとしている。
全長620mm 軽量6.5kg、1人で運べる持ち手つき
管渠・暗渠の点検・調査対応『Swimmy Eye』の特長
管内映像は操作用プロポでリアルタイムに確認・録画
●3軸ジンバル・4K高画質カメラ・12000ルーメンの照明を搭載
●水没による故障リスクなし
●全長620mm 軽量6.5kg、1人で持ち運べるサイズ
●最長4時間使える(※)スタミナ
●管渠・暗渠の外から調査・点検できる無線システム
●船舶等の免許不要で使える
※使用方法や環境により変わる
φ600mmヒューム管(コンクリート管)の管内撮影の様子
2025年4月10日、下水道・排水施設の維持管理機器総合商社である株式会社カンツール(1952年創業)の協力のもと、炎重工は管の外から無線による遠隔操作を行い、管内を航行する様子の撮影、『Swimmy Eye』による管内撮影を行った。
『Swimmy Eye』が撮影した管内の様子①
『Swimmy Eye』が撮影した管内の様子②
マンホールから投入した様子
管の外から手元のプロポ(写真左)で操作
管内を航行する様子①
管内を航行する様子②
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出典