GPS機能付きドローンの仕組みとは?メリットやおすすめ6機種を解説

ドローンの中には、GPS機能付きのタイプもあります。本記事では、GPS機能付きのドローンの仕組みやメリット、おすすめの6機種を解説します。また、操作時の注意点やGPSが切れてしまったときの対処法も紹介するので、参考にしてみてください。

GPS機能付きドローンの仕組み

イメージ画像

https://pixta.jp

 

「GPS」は「Global Postitioning System」の略で、主にアメリカの衛星を使用した位置情報システムです。GPSの人工衛星の信号を端末で受診することで、ドローンをはじめとする端末の位置情報を特定できます。

 

ドローン以外でもスマートフォンやカーナビなどで広く使用されており、普段利用している方も多いことでしょう。

 

GPS機能付きドローンを使うメリット

イメージ画像

https://pixta.jp

 

ここでは、GPS機能付きドローンを使うメリットを紹介します。GPS機能付きドローンを使う主なメリットは以下の通りです。

 

・ドローンの位置情報がわかる

・オートリターンや自動操縦が可能

・さまざまなモードを活用できる

ドローンの位置情報がわかる

GPS機能付きのドローンを使用すれば、ドローンの位置情報がわかります。空撮映像と連動させてマップにプロットしたり、山や海岸沿いなどの人が立ち入りにくい場所で空撮をおこなったりと、さまざまな用途に役立ちます。

オートリターンや自動操縦が可能

GPSが搭載されていることで、オートリターンや自動操縦(自律飛行)も可能です。ドローンの位置がわからなくなってしまった場合でも、オートリターンの機能を活用すれば、ドローンが自動で操縦者のもとへ戻ってきます。

 

また、操縦者なしでの自動操縦(自律飛行)では、飛行ルートを設定するだけで目的地までドローンが自動で飛行します。実際に農薬散布や物流、警備などで活用されている方法です。

さまざまなモードを活用できる

ドローンの種類によっては、別の機能や仕組みと連動させることで、他にもさまざまなモードを活用できます。例えば自動姿勢制御システムとの連動では、風に流されることなく一定の位置でのホバリング飛行が可能です。

GPS機能付きドローンのおすすめ6選

イメージ画像

https://pixta.jp

近年、GPS機能を搭載したドローンが増え、初心者でも安定した飛行を楽しめるようになりました。GPS搭載のドローンは、自動帰還機能やフォローミーモードなどの便利な機能を備えており、撮影や飛行の精度を向上させます。ここでは、特におすすめのGPS機能付きドローンを6機種紹介します。

1 . Holy Stone|HS175

Holy Stone HS175は、4Kカメラを搭載した折り畳み式の軽量ドローンです。GPS定位システムに加え、オプティカルフローポジショニング機能を搭載し、安定した飛行を実現。リモートIDの外付け対応も可能で、屋外飛行にも適しています。

リターンモードやフォローミーモードを備え、初心者でも安心して操縦可能。バッテリー3個で最大60分の飛行が可能で、長時間の撮影にも対応できます。コンパクトながら高性能なドローンとして人気です。

購入はこちら

2. Holy Stone|HS155

Holy Stone HS155は、100g未満の超軽量GPSドローンで、航空法の規制を受けにくいのが特徴です。GPSによる自動帰還機能を搭載し、飛行中のロストを防止。フォローミーモードやウェイポイントモードを備え、簡単な操作で自動飛行を楽しめます。

バッテリー2個で最大28分の飛行が可能。操作範囲は150mと広く、旅行やキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍。初心者でも扱いやすく、コストパフォーマンスの高いモデルです。

購入はこちら

3. Potensic|‎ATOM SE

Potensic ATOM SEは、4K動画撮影が可能な高性能ドローンです。GPS自動帰還機能を備え、飛行中にバッテリーが低下した際や、電波が途切れた際に自動で帰還します。

EIS(電子手ブレ補正)機能も搭載し、滑らかな映像撮影が可能です。最大転送距離4km、最大飛行時間31分と、長時間・長距離の飛行に対応しています。折り畳み式で持ち運びにも便利なため、旅行や空撮にも適したモデルです。

購入はこちら

4 . KUNOQXHA|S132

KUNOQXHA S132は、GPS機能と4K HDデュアルカメラを搭載したコストパフォーマンスの高いドローンです。リアルタイムの位置確認が可能なGPS定位システムを採用し、オプティカルフローポジショニング機能で安定した飛行を実現します。

フォローミーモードや360°障害物回避機能を備え、バッテリー2個で最大30分の飛行が可能。軽量ながら多機能で、初心者にもおすすめのドローンです。

購入はこちら

5 . HOVERAir|X1 Smart

HOVERAir X1 Smartは、AIカメラを搭載した最新のGPSドローンです。高度な追跡アルゴリズムにより、自動で被写体を追跡しながら撮影可能。とくに、サイクリングやスケートボードなどのアクティブなシーンでの撮影に適しています。

プログラム飛行機能を備え、手軽にプロ並みの映像を撮影できるのも特徴。コンパクトな設計で、重量100g未満のため、免許不要で気軽に飛ばせる点も魅力です。

購入はこちら

6 . DJI|Avata 2

DJI Avata 2は、FPV(First Person View)飛行が可能な高性能ドローンです。GPS、気圧センサー、障害物検出センサーを搭載し、安全性を確保しながら没入感のある飛行体験を提供。

4Kカメラを搭載し、超広角155°の視野でダイナミックな映像を撮影できます。軽量で一体型プロペラガードを採用し、初心者でも安定して飛行可能。感覚的な操作ができるため、FPVドローンに初挑戦したい人にもおすすめです。

購入はこちら

GPS機能付きドローンを操縦するときの注意点

イメージ画像

https://pixta.jp

 

GPS機能付きのドローンは便利ですが、周囲の環境により通信が届かず位置情報が途切れてしまう場合があります。

 

特にホバリング中にGPSが切れてしまうと、風の影響などでドローンが流されてしまうため、GPSがしっかりと機能しているか意識を向けながら操縦をおこないましょう。

 

ドローンのGPSが途切れてしまったときの対処法

イメージ画像

https://pixta.jp

 

ここからは、ドローンのGPSが途切れてしまったときの対処法について紹介します。

 

・気圧センサーを使う

・ビジョンポジショニングセンサーを使う

・GPSがない状態での操作を練習しておく

 

それぞれについて見ていきましょう。

気圧センサーを使う

すべての機種に搭載されているとは限りませんが、ドローンの高度を把握するための「気圧センサー」が搭載されている機種もあります。気圧センサーと後述するビジョンポジショニングセンサーを用いることで、ドローンの大まかな位置を把握できる可能性があります。

 

ビジョンポジショニングセンサーを使う

DJIの上位機種などでは、GPSが途切れてしまった場合に位置情報を取得するための「ビジョンポジショニングセンサー」が搭載されているものもあります。画面センサーから位置を判断する仕組みのため、GPSが使えない環境下でも位置情報の把握に役立ちます。

ただし、地面の画像を用いて位置を計測するため、GPSと同様に海や川などでは上手く機能しないことがある点には注意しましょう。

 

GPSがない状態での操作を練習しておく

その場での対処ではなく普段からの対策になりますが、もっとも有効なのはGPSがない状態での操作を練習しておくことです。普段GPSを使って操縦する方であっても、GPSが途切れてしまった時に慌てずにすむよう、練習場やスクールなどを活用して操作に慣れておくとよいでしょう。

 

GPS機能付きのドローンを活用しよう!

イメージ画像

https://pixta.jp

 

GPS機能付きのドローンについて解説しました。ドローンのGPS機能を使えばドローンの位置情報がわかり、さまざまなモードを活用できます。ただし、ドローンを飛行させる環境によってはGPSが機能しない可能性もあるため、位置情報が途切れてしまったときの対策も考えておきましょう。

関連記事

Prodrone社、農業用ドローンヘリ『Tasketto(たすけっと)』の発売開始。キリックスグループからの出資と同機の独占販売契約を締結

株式会社Prodrone(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:戸谷 俊介)(以下、Prodrone社)は、開発した農業用ドローンヘリ『田助人(Tasketto)』について、キリックスグループの中核会社であるキリックスリース株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役会長兼社長:山口 茂樹)(以下、キリックスリース社)が独占販売権を取得し、2025年6月3日より販売開始することを発表した。 あわせてProdrone社は、キリックスグループへの第三者割当増資を実施したことも発表した。

  tera

Prodrone社、国内初の第一種型式認証を目指す大型ドローン『PD6B-CAT3型』を発表

株式会社Prodrone(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:戸谷 俊介)(以下、Prodrone社)は、「Japan Drone 2025(会場:幕張メッセ、千葉県千葉市)」の会場にて、第一種型式認証の取得を目指す大型ドローン『Prodrone式PD6B-CAT3型』(以下、本機体)の初一般公開をした。 あわせて、これまで非公開としていた型式認証申請の進捗状況や現在実施中の試験内容についても発表した。

  tera

KDDIスマートドローン社、次世代AIドローンの可能性を広げる自動充電ポート『Skydio Dock for X10』の注文受付を開始

KDDIスマートドローン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:博野 雅文)(以下、KDDIスマートドローン社)は、Skydio, Inc.(以下、Skydio社)のAIドローン『Skydio X10』に対応した自動充電ポート付きドローン『Skydio Dock for X10』の注文受付を開始した。

  Fuji

ユニック社、クローラー駆動移動・作業ロボットの新シリーズ『ユニ・E』シリーズを販売開始

株式会社ユニック(代表取締役:竹内 幹夫)(以下、ユニック社)は、クローラー駆動移動・作業ロボットの新シリーズとして、『『ユニ・E』シリーズを2025年5月28日より販売開始した。 この『ユニ・Eシリーズ』は、クローラー […]

  tera

ユニック社、映像を見ながら遠隔操作できる電動ラジコン草刈り機『UNiMOWRS-Model S』を発売

株式会社ユニック(代表取締役:竹内 幹夫)(以下、ユニック社)は、カメラ映像を見ながら最大約300m離れた場所から直感的に操作できる、オール電動ラジコン草刈り機『UNiMOWRS-Model S(ユニモワーズ・モデルエス)』を2025年5月28日より販売開始した。

  tera