マゼックス社、新型農業用ドローン『飛助10』を発表。使い勝手の良さと散布能力を追求した機体を7月下旬以降より出荷予定

株式会社マゼックス(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:吉野 弘晃)(以下、マゼックス社)は、農業用ドローンの新製品『飛助10(とびすけ じゅう)』を発表した。 出荷は、2025年7月下旬より開始予定となっている。

新型農業用ドローン『飛助10』について

イメージ画像

農家の高齢化を背景に、省力化・省人化を目的として、規模の大きい農家を中心に大型ドローンが一定程度市場に出回ってきた昨今。
マゼックス社では、改めて顧客・ユーザーの声や使用状況、マーケットから求められているニーズを踏まえ、これに応える機体『飛助10』をリリースした。

現在、自動航行やデータの高度活用などに注目が集まる中であっても、本来の使い勝手の良さを追求し、確かな散布能力を備えた機体が求められていることが判明。
そうしたニーズに応えることを目指し、マゼックス社が開発した製品が『飛助10』となる。

『飛助10』の主な特徴

『飛助10』は、マゼックス社のベストセラー機「飛助DX」の基本性能を継承しつつ、各種機能をさらに進化させた最新モデルとなっている。
10Lのタンク容量を備え、日本の圃場に適したコンパクトな設計と、一人でも効率的に作業が可能な操作性を兼ね備えた農業用ドローンで、中山間地域や狭小農地での防除作業はもちろん、畑作や果樹の防除まで幅広く対応する。

通常、プロペラの大型化に伴い機体サイズは大きくなるが、『飛助10』では設計の最適化により、強力な風量を維持しながらも、取り回しの良いコンパクトなサイズを実現。
操作面では、フタバ製の送信機を使用し、マニュアル操作を基本とした直感的で容易に操作できる設計となっている。

従来、農薬散布ドローンでは薬剤の飛散(ドリフト)が課題とされてきたが、「飛助DX」で採用された大型4枚プロペラと独自の特許技術により、これを大幅に低減。
『飛助10』ではさらにプロペラサイズを34インチへと拡大し、強力なダウンウォッシュを実現した。

薬剤を作物の根元まで確実に届けるとともに、より安全で安定した防除作業と飛行を可能としている。

製品情報

製品名
飛助10

出荷開始
2025年7月下旬(予定)

ラインアップと価格(税別)
●飛助10 アドバンス(バッテリー2本付属)
1,150,000円

●飛助10 プロ(バッテリー2本付属)
1,400,000円
※2025年10月上旬発売予定

推奨されるユーザー層
〇必要十分な性能と簡便な操作性を求める方
〇自動航行なしで作業効率を高めたい散布代行業者・プロユーザー
〇10Lクラスのドローンからの乗り換えを検討中の方

飛助シリーズ比較表

下記の表は、飛助10を含む飛助シリーズの仕様を比較したものとなっている。

イメージ画像

ーーーーーー

出典

関連記事

テラドローン社、ドイツの産業用ドローン代理店U-ROBと『Terra Xross 1』の販売契約を締結

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)(以下、テラドローン社)は、ドイツ国内に10拠点を展開し、同国最大級の産業用ドローン販売代理店であるU‑ROB GmbH (本社:ドイツ、代表:ジョセフ・メッツ)(以下、U‑ROB)と、自社開発の屋内点検用ドローン『Terra Xross 1』の販売契約を新たに締結した。 本提携により、欧州地域における『Terra Xross 1』の販売拡大を推進していくとしている。

  tera

ヤマタネ社、深川営業所管内におけるドローンショー開催に関する業務提携契約をドローンショー・ジャパン社と締結

株式会社ヤマタネ(東京都江東区、代表取締役社長:河原田 岩夫)(以下、ヤマタネ社)は、深川営業所管内におけるドローンショーの開催に関する業務提携契約を株式会社ドローンショー・ジャパン(石川県金沢市、代表取締役:山本 雄貴)(以下、ドローンショー・ジャパン社)と締結した。

  tera

エアロネクスト社とソフトバンク、フェーズフリー型ドローン物流プラットフォーム構築に向けての業務提携を発表

株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締社長 グループCEO:田路 圭輔)(以下、エアロネクスト社)は、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一)(以下、ソフトバンク)と、2025年7月14日に、フェーズフリー型ドローン物流プラットフォームの構築に向けて業務提携契約を締結した。 本提携締結により、両社はAIを活用した同時遠隔自動操縦を可能とするドローン運行航管理システムの共同開発を中心に進めていく。

  tera

Insta360、ドローンブランド『Antigravity(アンチグラビティ)』を発表。空撮と映像表現の未来へ

360度カメラ市場で世界シェアトップを誇るInsta360は、複数のパートナー企業による共同開発から次世代の空撮体験を再定義する革新的プロダクト『Antigravity(アンチグラビティ)』を発表した。 これまでにない自由な視点とダイナミックな映像表現を実現し、空中からの探索とストーリーテリングに新たな可能性をもたらす製品である。

  tera

Liberaware社、秋田市にて『IBIS2』を活用した「下水道管路の全国特別重点調査」を実施。一度の飛行で300mの調査に成功

株式会社Liberaware(本社:千葉県千葉市、代表取締役:閔弘圭)(以下、Liberaware社)が、株式会社ONE・AQITA(本社:秋田県秋田市、代表取締役:佐々木寿一)(以下、ONE・AQITA社)と共同で『IBIS2』を活用した「全国特別重点調査」を2025年7月23日に秋田市内の下水道管で実施した。

  Fuji