センシンロボティクス社、『SENSYN CORE』と『DJI Dock3』の連携を強化。自動飛行からAI分析・レポートまで国内開発で完結へ

株式会社センシンロボティクス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:北村 卓也)(以下、センシンロボティクス社)は、AIアプリケーション開発プラットフォーム『SENSYN CORE』と自律運用型ドローン基地『DJI Dock3』との連携を強化し、飛行動作および映像配信の実行が可能になったことを発表。 これにより、『DJI Dock3』による自動飛行からデータ取得、AI解析・レポート作成までの一連のプロセスを、国内のセキュアな環境である『SENSYN CORE』上で一元的に実行できるようになったとしている。

『SENSYN CORE』と『DJI Dock3』の連携強化について

イメージ画像
『DJI Dock3』と『SENSYN CORE』のデータ連携を示した図

これまでも『SENSYN CORE』を活用し、『DJI Dock3』で撮影されたデータとの連携機能が開発されていた。
『DJI Dock3』により取得された静止画や画などのメディアは、ドローン着陸後にデータ管理機能を備えた『SENSYN CORE Datastore』へ自動転送され、その後、AI分析やレポート作成を行うなど、業務に応じたデータ利活用を実現してきた。
今回の連携強化により、ドローンの飛行ミッションは『SENSYN CORE』上から操作・実行することが可能となり、あらかじめ設定した飛行ルートに従って自動でミッションを遂行できるようになった。

また、リアルタイム映像を含むすべての撮影データは、『SENSYN CORE』上で一元的に管理されるため、データの確認や利活用がよりスムーズになる。
さらに、取得されたデータは設備ごとに自動的に分類され、AIによる分析やレポート作成まで効率的に行うことが可能に。
これにより、飛行からデータ管理、分析・報告まで、業務全体の自動化と最適化が一層進む。

加えて、『DJI Dock3』が取得した現場データは、国内のセキュアな環境下で『SENSYN CORE』に保存・管理され、業務全体のスピードと精度も向上する。

無人運用を支援する『らくらくドローン™』

センシンロボティクス社では、自律運用型ドローンの無人化運用を目指すユーザーに向けて、導入から運用までを一貫して支援する『らくらくドローン™*1』を提供している。
『らくらくドローン™』は、以下のような包括的なサポートを通じて、現場でのスムーズかつ継続的なドローン運用の実現を支援するサービスとなっている。

導入支援
●利用用途や現場環境に応じたドローン運用体制の設計・調整
●航空法をはじめとする関連法令に基づいた各種申請業務の支援

運用支援
●日常的な問い合わせ対応やオンサイトでの技術サポート
●定期的なミーティング(定例会)による運用状況の確認と改善提案
●ドローン機体の保守・メンテナンス対応

今後

センシンロボティクス社は、今後、より本格的な飛行業務の実運用を見据え、テレメトリデータの取得や飛行中のエラー検出・制御機能など、現場で求められる高度な運用機能の開発を継続的に進めていくとしている」。

あわせて、これらの先進機能を現場で確実かつ安全に活用してもらうために、『らくらくドローン™』を通じて、導入から運用までを一貫して支援し、技術面・運用面の両面からサポート体制の強化にも注力していく。
センシンロボティクス社は今後も、より多くのお客様が無人化・自動化による業務効率化を実現できるよう、技術とサービスの両面から社会インフラDXを加速させていくとのことだ。

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出典

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