ドローンとヘリコプターの違いとは?名前の由来や各種規制について解説

ドローンと似た形状のヘリコプターとの違いについて紹介します。回転翼で飛行するのは同じですが、ドローンとヘリコプターには明確な違いがあります。ドローンについて理解を深めるために、本記事を参考にして勉強しましょう。

ドローンとは?意味と由来

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

ドローンとは、人が搭乗せず、遠隔操作によって飛行する物体です。当初は軍事用として使用されており、無人車両や無人航空機など、自律的に稼働する機体全般をドローンと呼んでいました。

現在では、国土交通省で「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって人がのることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるものです。」と定義(※)されています。

ドローン(drone)の名前の由来は、英語で「オスの蜂」を意味しています。これは、ドローンの飛行音が蜂の羽音に似ていることから「ドローン」と呼ばれるようになったといわれています。

“国土交通省 ウェブサイト”参照

ドローンとヘリコプターの違いとは?

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

ドローンとヘリコプターの違いに「自立飛行機能の有無」が挙げられます。ドローンはコントローラーでの操縦や、自立飛行も可能です。一方、ヘリコプターは操縦者が手動で操作しなければ飛行できません。

ドローンは無人航空機として位置づけられる

人間が機体に乗れない飛行機や航空機であり、遠隔操作や自動操縦によって飛行可能となるものを、無人航空機と呼びます。つまり、ドローンは無人航空機として位置づけられるのです。

ラジコンとドローンの違い

ラジコンとドローンの違いは、自動飛行機能の有無です。ラジコンを飛行させるには、常に操縦者によるプロポ操作が必要になります。

一方で、一部のドローンは、事前にプログラムされた飛行ルートを自動飛行が可能です。多くのドローンには自動飛行機能が搭載されているため、ラジコンとの大きな違いといえるでしょう。

 

ドローンが受ける各種規制

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

ここからは、ドローン飛行に定められている各種規制を紹介します。規約に沿った飛行をしなければ、罰則を受けなければいけません。知らないうちに法を犯さないように、ドローンが受ける各種規制を確認しましょう。

航空法

航空法とは、100g以上のドローンを対象に、航空機が安全に飛行するために定められた法律です。飛行高度や飛行禁止空域、重量制限など注意点が多く、ドローン飛行をおこなう前に必ず確認するようにしてください。

【規制されている飛行場所】

  • 150m以上の高さの上空
  • 緊急用務空域
  • 人口集中地区(DID)の上空
  • 空港等の周辺

【規制されている飛行方法】

  • 夜間での飛行
  • 目視外での飛行
  • 人または物件と距離を確保できない飛行
  • 催し場所上空での飛行
  • 危険物の輸送
  • 物件の投下

“警察庁 公式HP”参照

小型無人機等飛行禁止法

小型無人機等飛行禁止法は、国会議事堂や皇居、外国公館等の重要施設周辺の飛行規制です。重量にかかわらずすべてのドローンを対象としており、その施設と周囲のおおむね300m以内の周辺上空では原則ドローンを飛ばすことができません。

“国土交通省 ウェブサイト”参照

電波法

ドローンに積載されたカメラで撮影した映像や写真を、コントローラーに送る際に電波の使用は不可欠です。飛行時に電波を使用する際には、原則無線局の登録や免許取得をしなければいけません。無線従事者もしくは監督下の方の操作が義務付けられている場合もあるので、飛行時にカメラを使用する際は注意してください。

“総務省 ウェブサイト”参照

民法

他人が所有している土地上空でのドローン飛行は許可されていません。土地所有者の許可を得ずにドローン飛行をおこなってしまうと、所有権侵害として罰則を受けることになります。やむを得ず飛行ルートで他人が所有している土地の上空を通過する場合は、事前に許可を得るようにしてください。

文化財保護法

伝統芸能の様子をドローンで撮影することは、不特定多数の人が集まっている上空での飛行に該当するので禁じられています。天然記念物や建造物をドローンで撮影する場合は、30m以上距離を空けるようにしてください。

各自治体で定められている条例

自治体によって、ドローン飛行を禁じている区域が異なります。公園や自治体の公共施設は禁止されている場合が多く、ドローン飛行をおこなう際は許可申請をしなければいけません。飛行前に各自治体の条例を確認しましょう。

 

ドローンの主な使用用途

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

民間にも普及しているドローンは、業務から娯楽まで幅広いシーンで使用されているのが特徴です。ここからは、ドローンの主な使用用途を紹介します。

娯楽

一般的に多いのが、ドローンの操縦を娯楽として楽しむ方法です。とくに「トイドローン」と呼ばれる小型のタイプは、おもちゃ屋さんやネット通販などで手軽に購入でき、ラジコンのようなホビー目的で多くの人に愛されています。

設備点検

インフラ設備やマンション、住宅の設備点検に使用されています。人手不足問題を抱えている建築、土木業界の強い味方です。点検が難しい場所でも、ドローンを飛行させるだけで素早く正確なデータを得られるのがメリットです。

空撮

プロモーション映像や全体写真撮影など、上空から街や景色全体を撮影する際にも使用されています。人手ではできないダイナミックな撮影も可能になるのが特徴です。

測量

ドローンに搭載されたカメラやセンサーを使用して、広範囲の地形を計測できます。多くの人手と時間を要する測量を、短時間で正確に進められるのがメリットです。コスト削減や人手不足解消に大きく貢献しています。

農薬散布

製造に時間を要する農業では、ドローンに農薬を積載させて霧状散布する方が増えています。負担を軽減しながら生産性向上を期待できるのが特徴です。生産者が農薬に触れる時間も短くなるので、接触や誤って農薬を吸い込んでしまうリスクを遠ざけられます。

ドローンレース

国内外でレーシングドローンを使用したドローンレースが開催されています。高額賞金獲得を目指して、個人戦やチーム戦で競い合う競技が人気です。年齢制限がない大会もあるので、小さな子どもから高齢者まで幅広い年代の方が参加できるのが魅力。初心者でも出やすい大会が多いので、気になる方はぜひ参加してみてください。

 

ドローンとヘリコプターの違いは回転翼の構造にある

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

ドローンとヘリコプターの違いは、回転翼の構造にあります。ほかにも、航空法や各種規制、使用用途による違いも多いです。目的に合わせて適したドローンを選んで飛行させるようにしましょう。

関連記事

再生二期作にも対応!省力化稲作のための『収穫ロボット』などをテムザック社が発表

株式会社テムザック(本店:京都府京都市、代表取締役社長:川久保 勇次)(以下、テムザック社)は、中山間農地における稲作を省力化するためのロボットとして、新たに『収穫ロボット』『多用途ロボット』を開発。 このロボットは、令和7年度『地域社会DX推進パッケージ事業』等の総務省事業の中でも活用されている。

  Fuji

全身で楽しめる新感覚オモチャ『マジック フライングボール Pro』登場!手も足も使ってリズムよくプレイできる空飛ぶボール

全身で楽しめる新感覚おもちゃ『マジック フライングボール Pro』が発売された。 従来の<浮かせて投げ合う>遊びに加え、新しくスプリング構造を搭載。 底部を手や足で軽くタッチするだけで、ボールがピョンッとジャンプして宙に舞う仕様となっている。 発売を記念して、11月20日までは期間限定セールが開催されており、通常価格6,399円のところ、特別価格3,999円+10%OFFクーポン+1%ポイント還元で購入できる。

  tera

テラドローン社、日本初となるクマよけスプレー搭載ドローンを開発・発売開始

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)(以下、テラドローン社)は、クマよけスプレー搭載ドローンの開発が完了したことを発表した。 現在、クマの人身被害および出没が増加し、夜間・藪地での視認性低下、現場要員の安全確保等が課題となる中、本製品は上空から唐辛子スプレーを遠隔操作で噴射する仕組みにより、クマに接近することなく背後・側面からの全方位噴射に対応することが可能。 テラドローン社は今後、自治体を中心に本製品を展開し、住民の安全確保や現場のリスク低減のため、持続的なクマ対策の仕組みづくりに貢献していく。

  tera

Insta360 Japan社の『Antigravity A1』、世界初の8K 360度全景ドローンとして「2025年度グッドデザイン賞」を受賞

飛行体験の再定義を目指すコンシューマー向けドローンブランドであるAntigravity(アンチグラビティ)は、初の製品となる世界初の8K 360度全景ドローン『Antigravity A1』が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。

  tera

紙でつくるドローン『COCODRONE』、クラウドファンディングがファーストゴール達成!プロジェクト支援者募集継続中

株式会社Binarity Bridge(本社:大阪市北区、代表取締役:金 陽信)(以下、Binarity Bridge社)は、韓国発の紙製ドローン『COCODRONE』を活用したクラフトドローンコミュニティ立ち上げのためのクラウドファンディングが、開始から1週間でファーストゴール50万円を達成したことを発表。 現在は次の目標として100万円を目指し、プロジェクト支援者を募集継続中となっている。

  tera