ドローン運用管理サービス『FLIGHT REPORT』が大幅アップデート 。国家資格・機体認証制度対応、日誌記録の無制限化、新プラン導入など利便性を拡充

東洋テック株式会社(本社:三重県三重郡菰野町、代表取締役:中野 貴司)(以下、東洋テック社)は、ドローン運用管理サービス『FLIGHT REPORT』において、国家資格・機体認証制度への対応や日誌機能の大幅改善、利用しやすい価格プランの新設など、複数の新機能を追加した。 これにより、操縦者や事業者が安心して効率的にドローン運用を行えるだけではなく、ドローン運用のDXを実現し、現場業務の効率化と安全性向上を同時に支援するサービスとなった。

『FLIGHT REPORT』のアップデートについて

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今回の『FLIGHT REPORT』のアップデート内容、新機能・改善点を以下にて説明する。

操縦者国家資格への対応

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●国土交通省が導入した「操縦者技能証明」に準拠。
●ユーザーの資格取得状況や有効期限を一元的に管理可能。
●複数の操縦者を抱える企業にとって、人材管理の効率化を実現。

機体認証制度への対応

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〇登録済みの認証機体情報を「FLIGHT REPORT」上で紐づけて管理可能。
〇具備すべき書類などのアップロード機能。※近日実装予定。
〇制度変更に即応し、法令遵守を徹底できる仕組みを提供。

飛行日誌記録回数を無制限化

従来は記録件数に制限があった飛行日誌を、無制限に記録可能に。
個人ユーザーから大規模事業者まで、日常的な飛行を網羅的に記録。
長期的な運用実績を蓄積可能に。

利用しやすい安価なプランを新設

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◎初めてドローンを業務活用するユーザーでも導入しやすい料金プランを追加。
◎個人操縦者や中小規模事業者の導入ハードルを下げ、ドローン活用の拡大を支援。

その他改善多数

◆ユーザーインターフェース(UI)の改良。
◆スマートフォン・タブレットでの利用性改善。
◆各種運用データの自動バックアップ対応など。

『FLIGHT REPORT』の既存機能

『FLIGHT REPORT』は、単なる飛行日誌作成ツールではなく、総合的なドローン運用管理プラットフォームとして設計されている。
従来以下のような多彩な機能を提供しており、今回のアップデートによってさらに利便性が向上した。

1)飛行日誌作成
◇管理国土交通省 DIPS APIと連携し、飛行日誌を簡単に作成・提出可能。
◇自動で飛行時間・場所・操縦者情報を反映。
◇点検業務や測量業務など、飛行目的に応じたカスタム入力にも対応。

2)機体管理
■機体の製造番号、登録情報、点検履歴を一元管理。
■バッテリーごとの稼働状況や交換履歴を記録し、安全運航を支援。

3)操縦者・組織管理
□操縦者ごとの飛行履歴・技能・資格情報を記録。
□複数の操縦者を抱える法人に最適化された権限管理機能。
□操縦者別の飛行実績をレポート化し、人材評価にも活用可能。

4)運航計画・飛行記録の可視化
☆地図上に広域・詳細な飛行範囲を表示。過去の飛行履歴を地図ベースで閲覧可能。
☆禁止空域情報(人口密集地)を参照し、安全なフライト計画をサポート。

5.レポート出力・共有機能
★飛行日誌や運航記録をExcel形式で出力可能。
★顧客や監督官庁への提出資料をワンクリックで生成。組織内外での情報共有を容易に。

安心のデータセキュリティ

『FLIGHT REPORT』では、利用者の大切なデータを安全に取り扱うため、以下のような高度なセキュリティ対策を実施している。

通信暗号化(SSL)
すべての通信を暗号化し、第三者による閲覧や改ざんを防止。

プライバシーマーク取得
取得から10年以上継続、個人情報保護体制を維持。

国際規格 ISO/IEC 27001:2022(ISMS)認証取得
国際的に認められた情報セキュリティマネジメントシステムに基づく運用。

今後の展望

東洋テック社は、ドローンの社会実装を支援するため、各種法令・制度改正に即応した機能開発を継続するとしている。
さらに、AIによる飛行データ解析やクラウド連携を強化し、「ドローン運用のDX化」を推進する基盤として、企業や自治体の現場業務に不可欠な存在となることを目指すとのことだ。

サービス概要

サービス名
FLIGHT REPORT

提供開始
2023年12月

機能
飛行日誌作成・管理
DIPS API連携
機体管理
操縦者管理
運航可視化
レポート出力 等

サービスURL
https://report.dronemate.jp/

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出典

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