レッドクリフ社、ドローンショーの広告効果を可視化する新サービス開始

ドローンショーを企画・運営する株式会社レッドクリフ(本社:東京都港区、代表取締役:佐々木 孔明)(以下、レッドクリフ社)は、株式会社D2C(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 了)(以下、D2C社)が提供する分析プラットフォーム「docomo data square」を活用し、ドローンショーの広告効果や集客効果を可視化するサービスの提供を開始することを発表した。

ドローンショーの広告効果を可視化する新サービスについて

イメージ画像

本サービスは、ドローンショーを活用した広告・観光施策の効果をデータで可視化し、企業や自治体が戦略的に活用できる新たなソリューションである。
さらに得られた分析結果を、観光誘客や地域イベントの持続可能な運営モデルに発展させ、地域課題の解決を目指す。

特長

従来、ドローンショーは「話題性」や「目を惹く演出」として実施されることが多く、実際の顧客行動や購買行動との関連を把握することは困難であった。
今回の仕組みでは、位置情報データに基づく来場者数の推定に加え、来場者の属性や購買行動を可視化するものとなっている。

さらにドローンショーと二次元コードを組み合わせた新しい形の技術「ドローンショーQR®」(※)を活用することで、サイト来訪ログの取得や来訪者属性の分析が可能となり、広告接触による態度変容をデータで把握できる。
加えて、自治体等が主催するドローンショーにおいては、観光促進効果や地域内での消費行動の把握にもつなげることができるとしている。

※ 「ドローンショーQR®」は、株式会社レッドクリフの登録商標

広告効果計測について

このドローンショーでの広告効果計測には、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が保有するデータを基盤とした分析プラットフォーム「docomo data square」を活用。
これにより、ドコモが保有する1億超(※1)の顧客基盤から、位置情報データや属性データ、決済データなど(※2)オンラインとオフラインを跨ぐ多種多様なデータを用いることで、ドローンショーの実施場所周辺における来場者の推定とそれに紐づく分析が可能となるとのことだ。

具体的には、ドローンショー実施時間帯の人流データを分析することで、来場者数を推定するだけでなく、その人たちがどのような属性(年齢、性別など)を持つのか、さらにはドローンショー実施後の購買行動にどのような変化が見られたかなどを可視化できる。

※2 2025年6月末時点のdポイントクラブ会員数
※3 個人が特定されるデータは含まれていない

本サービスの今後の展望

本サービスでは、単に「多くの人の目を惹いた」という感覚的な効果ではなく、「誰が、どれくらい集まり、その後の行動にどう影響を与えたか」という具体的な成果をデータに基づいて把握することが可能に。
ドローンショーを単なるエンターテインメントとしてだけでなく、広告媒体・地域活性化ツールとして利用できるようになる。

レッドクリフ社は、本サービスをドローンショーの広告DXにとどまらず、観光誘客やナイトタイムエコノミーの拡大にも発展させていくとしている。
来場者の動線や消費行動を可視化することで、滞在時間の延長や宿泊需要の増加など、地域経済への波及効果を具体的に把握し、自治体や観光事業者、協賛企業がそれぞれの成果を共有できる「持続可能な財源モデル」の構築を目指すとのことだ。

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出典

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