日本ドローンビジネスサポート協会、「ドローンビジネスコンサルタント養成コース」を拡大。ドローン産業の拡大を支える専門コンサルタントの育成拡充へ

一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会(本社:岡山県岡山市 代表理事:森本宏治)(以下、日本ドローンビジネスサポート協会)は、ドローンビジネスの専門コンサルタントを養成する「ドローンビジネスマスター(コンサル)コース」を2025年11月より土日開催に対応し拡大した。 本コースは、飛行時間7,000時間以上、コンサルティング実績500社以上を誇る同協会代表理事 森本宏治が監修し、実践的なドローンビジネスのノウハウを体系化した画期的なプログラムとなっている。

「ドローンビジネスコンサルタント養成コース」を拡大について

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空撮ビジネスからスタートしたドローンビジネスは、近年、農業、建設、測量、インフラ点検、災害対応など、様々な産業分野での活用が急速に拡大している。
急速な技術革新により、ドローンは産業用ツールとして不可欠な存在になりつつあるが、その一方で導入の際のコスト計算、運用方法、収益化モデルの構築など、専門的な知識を必要とする課題も多く存在している。
このような状況において、ドローンを安全かつ効率的に運用し、各業界に適したビジネスモデルを構築できる専門知識を持ったコンサルタントの需要が急速に高まっている。
特に中小企業や地方自治体においては、限られた予算内でドローン導入による最大限の効果を得るためのノウハウが求められている。

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TVロケ撮影現場

日本ドローンビジネスサポート協会は、2016年のドローンビジネス黎明期から、様々な産業分野でのドローン活用を実践的に推進してきた。
この9年間で蓄積された豊富な経験とノウハウを体系化し、ドローンの安全運用と利益確保を両立できる実践力のあるコンサルタントの養成を目指すとしている。

サービス詳細

名称
ドローンビジネスマスター(コンサル)コース

内容
ドローンビジネスコンサルタントを養成する総合カリキュラム

当コースでは、ドローンの飛行技術だけでなく、産業分野ごとの活用方法、収益化モデルの構築、関連法規の理解など、ドローンビジネスを総合的に指導できるコンサルタントとしてのスキルを習得。
受講者は座学だけでなく、実践的な演習や現場実習を通じて、クライアントの課題解決に必要な知識と経験を積むことができる。

講習期間
3ヶ月以上(月あたり3〜6日の講習日)

講習はオンラインを中心に開催され、仕事を続けながらでも無理なく受講できるスケジュールとなっている。
基礎講座から始まり、徐々に専門的な内容へと発展していくカリキュラム構成により、着実にスキルを積み上げることができる。

希望する学習内容(コース)により講習期間は変動する。

取得資格
ドローンビジネスマスター(コンサル)

本資格は、ドローンビジネスの専門コンサルタントとしての能力を証明するもので、協会認定の資格として付与される。
資格取得者は協会のビジネスネットワークに登録され、継続的な情報提供を受けることができる。

講習方法
オンライン講習+実技研修

理論と実践を効果的に組み合わせたハイブリッド型の講習を提供する。
オンライン講習では最新のドローン関連法規、ビジネスモデル構築、収益計画などの理論を学び、実技研修ではドローン飛行技術や現場でのコンサルティング手法を実践的に習得する。
全国どこからでも受講できるオンライン環境を中心とすることで全国にコンサルタントネットワークを構築する。

対象者
ドローンコンサルタントとして独立を目指す人や企業内のドローン業務担当者。
また、ドローンビジネスへの新規参入を検討している人や既存のドローン事業の拡大を目指す人、コンサルティングの幅を広げたいコンサルタント。

特に、自身のビジネスやキャリアに新たな可能性を見出したい人、地域産業の活性化に貢献したい人を推奨している。
現在のドローン操縦技術レベルや経験に関わらず、ビジネスへの意欲があれば受講可能。
※ドローン未経験者も受講可能

自身がパイロットとして業務を行うことを主目的としておらず、高度な操縦技術は必要なし。
ドローンパイロットとしての知識・技術の習得は専門コース「ドローンビジネスマスター」を用意している。

コースの詳細はこちら。
https://www.drone-license.or.jp/consultant/

サービスの特徴

現場体験を重視した実務研修
当コースの最大の特徴は、机上の学習にとどまらない実践的な研修プログラム。

受講者は、農業、建設、測量、空輸、インフラ点検など、実際のドローンビジネスの現場(または想定現場)に参加することも可能で、リアルな業務体験を積むことができる。
この実務現場研修により、クライアントが直面している課題や現場固有の条件を肌で感じ、より実効性の高いコンサルティングスキルを習得することが可能になる。

日本ドローンビジネスサポート協会が9年間で構築してきた実務ネットワークを活用し、全国各地の多様な現場での研修機会を提供。
例えば、ドローン農薬散布、建設現場での測量・進捗管理、橋梁などのインフラ点検、災害現場での捜索・状況把握など、業界ごとの特性を理解するための実体験を積むことができる。

実際の現場を知り、その業界特有の言葉や課題を理解したコンサルタントは、クライアントからの信頼を得やすく、より効果的な提案が可能になる。
机上のノウハウだけでなく、「現場を知っている」コンサルタントの育成こそが、本コースの最大の価値である。

実践重視の講習内容
本コースでは、業界最前線で活躍する講師陣から、現場で即役立つ知識とスキルを習得できる。

講師陣は全員が実際のドローンビジネスの現場経験を持ち、直面した課題や解決策、成功事例を共有する。
理論だけでなく、具体的な事例研究やロールプレイングを通じて、コンサルティングの実践力を養う。

・ビジネスモデル構築力の養成
ドローンの操縦技術は重要だが、ビジネスとして成功するためにはそれだけでは不十分である。
本コースでは、顧客ニーズの発掘から提案書作成、収益計算、事業分析、事業計画立案まで、収益を生み出すビジネスモデルの設計・提案力を体系的に身につける。

実際のクライアント企業を想定したケーススタディや、グループワークによるビジネスプラン作成を通じて、説得力のある提案ができるコンサルタントを育成する。

・aotoriネトワークとの連携
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水稲農薬散布現場

コンサルタントは飛行技術を習得する必要はなし。
多岐にわたるドローン操縦技術を習得するためには数百時間に及ぶ飛行訓練が必要となる。

日本ドローンビジネスサポート協会には、全国100名を超えるドローンビジネスパイロットネットワーク「aotori」があり、クライアントから相談を受ける「高難易度」「広域」「短納期」といったドローンビジネス案件にも対応可能である。

継続的サポート体制

日本ドローンビジネスサポート協会では、コース修了はゴールではなく新たなスタートと考えている。
修了後も、協会のネットワークを活用した最新情報の提供、定期的なスキルアップセミナー、案件紹介などの継続的サポートを行う。

多様な産業分野への対応
ドローンの活用は産業によって大きく異なる。
本コース終了後にでは、農業、建設、測量、インフラ点検、防災、物流など、各産業に特化したドローン活用法をより深く学ぶことも可能。

各分野の専門家による講義と事例紹介により、業界ごとの課題とドローンによる解決策を深く理解できる。
受講者は自身の関心や目標に合わせて、特定の産業分野に特化したスキルを身につけることができる。

オンラインサロン「ビービズ」
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すでに開始しているドローンビジネスオンラインサロン「ビービズ」では、業界の最新動向、法規制アップデート、ビジネス事例研究、技術情報など、ドローンビジネスに関する価値ある情報を定期的に提供している。
実際のビジネス展開において直面する様々な課題に対して、いつでも相談できる体制を整えており、独立したコンサルタントとしての活動をバックアップする。

今後の展開

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太陽光パネル点検現場

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災害対応・物資輸送現場

日本ドローンビジネスサポート協会では、本コースを通じて2025年度内に50名以上のドローンビジネスコンサルタントの養成を目指している。
さらに、修了生同士のネットワークを既存の協会員ネットワークに繋げることで、互いの専門性や地域性を活かした協業体制を構築。
これは、単独では対応困難な大規模プロジェクトへの共同提案や、地域を越えた知見の共有が可能となる。

また、2025年12月にはドローンスクールの大型改変が予想され、コンサルタント需要は益々拡大していく。

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座学講習の様子

さらに、産官学連携の取り組みとして、研究機関や行政機関との共同研究・実証実験も積極的に推進し、ドローン技術の社会実装における課題解決に貢献していく。
特に、地方自治体や中小企業でのドローン活用を促進するための支援プログラムを展開し、地域産業の活性化や課題解決に寄与することを目指すとしている。

協会代表・コース監修者コメント

代表理事は、ドローン黎明期から業界の最前線で活躍し、飛行時間7000時間以上という圧倒的な実績を持つドローンビジネスの第一人者である。
ホビードローンから大型物流ドローンまで、あらゆる機種の操縦経験を持ち、テレビ撮影の空撮、農薬散布、写真・レーザー測量、可視・赤外線点検、物流など、多種多様なドローンビジネスの現場をこなしてきた。

また、コンサルタントとしては地元企業を中心に500社以上のコンサルティング実績があり、新しい産業であるドローンビジネスの創出と発展に貢献している。
また、全国100名を超えるドローンビジネスパイロットを育成し、独自のビジネスネットワークを構築したうえで、数多くのドローン講習カリキュラム監修・作成も手がけている。

一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会 代表理事 森本宏治氏のコメント
ドローン技術の進化とともに、各業界でのドローン活用が急速に進展していることから、専門的な知識と経験を持ち、クライアントのビジネス課題を解決できるコンサルタントが圧倒的に不足しています。
また、国家資格の誕生により、国家資格があれば仕事になる、と考える人が増えていますが、国家資格は手続き上必要な資格であって、実業務に必要なスキルを取得できる資格ではありません。

当協会は2016年の設立以来、現場主義のアプローチでドローンビジネスの可能性を追求し、多くの成功事例を生み出してきました。
今回のコース開設は、私たち9年間の実践から学んだことを幅広く活用して、安全性と収益性を両立したドローンビジネスの普及を加速させるものです。
受講者一人ひとりが地域や業界の特性を活かしたドローンビジネス支援のエキスパートとなり、日本のドローン産業の健全な発展に貢献することを願っています

申し込み方法

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飛ぶ車「EH216S」

申込開始日
各回の開始1週間前

法人向けの出張型研修もあるため、企業内での一括研修を希望の場合は要問い合わせ。

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出典

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