イズツヤ社、産業向けVRトレーニングのラインナップを拡充。新メニューとして「VRドローン操縦」「VR懐中電灯」を提供開始
株式会社IZUTSUYA(本社:東京都中央区)(以下、イズツヤ社)は、産業現場向け教育の高度化を目的として、新たに「VRドローン操縦訓練」および「VR懐中電灯」の2サービスを正式リリースした。 このサービスに限らず、イズツヤ社が提供してきた3Dスキャン/デジタルツイン生成技術(フォトメトグラフィー、3D Gaussian Splattingや4D Gaussian Splatting)と連携し、企業向けにより現実に近い安全なトレーニング環境を提供していく予定となっているとしている。
目次
産業向けVRトレーニングのラインナップの拡充について

ドローンによる点検・測量・警備、そして工場・倉庫などの暗所作業は、「高難度 × 高リスク × 人手不足」という課題が存在している。
イズツヤ社では、これまで実施してきた高精度な3Dスキャニング、産業空間のデジタルツイン構築の知見を元に、現場のトレーニング負荷を飛躍的に軽減する<産業VR訓練パッケージ>の開発を進めている。
新サービス①:VRドローン操縦訓練
実際のドローンコントローラーを使用し、VR空間内で自在にドローンを操縦できる。
主な特長
・実機と同じコントローラー操作で初心者からプロまで訓練可能
・天候・衝突・落下の心配がないため、安全に何度でも練習が可能
・室内・屋外・高所・狭所など、仮想空間ならではの多様なコースを用意
必要機材
イズツヤ社指定VRゴーグル/ドローンコントローラー/無線レシーバー
今後のアップデート
・悪天候モード(強風・雨・濃霧)
・火災点検シナリオ
・独自の訓練コースの追加
・企業専用フィールドの構築
さらに、イズツヤ社の得意分野である3Dスキャニングを活かし、実在する工場・倉庫・建設現場をよりリアルにそのままVR化することも可能となっている。
動画はこちら
VRドローン操縦訓練サービスのプロモーション動画はこちら。
新サービス②:VR懐中電灯
真っ暗な工場・地下室・倉庫を懐中電灯の光だけを頼りに探索する暗所作業トレーニングを提供。
主な特長
・現場で起きうる停電、視界不良、暗所作業ミスをVRで事前学習
・ライトの照射範囲・光量・揺れ方など、現実と同等の物理挙動を再現
・安全管理・危険物発見・ルート選択などの行動トレーニングに最適
企業ごとに環境をカスタマイズし、実際の⼯場を再現した空間構築も対応(toB)
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VR懐中電灯サービスのプロモーション動画はこちら。
既存のイズツヤ社サービスとのシナジー
イズツヤ社では、これまで以下の3D/VR関連サービスを展開してきた。
・3Dasset.io:
高精度3Dデータのアーカイブ、閲覧、販売
・Gaussian Splatting Lab:
既存のフォトメトグラフィーに加え、当社独自の3D Gaussian Splattingと4D Gaussian Splatting技術を活用し、建造物・文化財・工場内設備などの高精度VR用3Dスキャン
・i-Construction関連サービス:
建造物・設備・施工、検査、維持管理の現場にてレーザーによる点群データ取得からBIMデータへの変換とデータ活用
今回の新サービスはこれらと密接に連携し、実在空間を丸ごとスキャン → VRドローン訓練フィールドへ変換することも可能。
工場内の暗いエリアを精密3D化 → VR懐中電灯として訓練など、企業独自の<専用訓練空間>を構築し、定期アップデートでサービスを育て続けていくことで「産業DX × VR教育」の強力なエコシステムを形成する。
今後の展開
・企業向けオーダーメイドVRフィールドの拡大
・危険作業トレーニング(高所作業、 confined space、消火活動など)への対応
・複数人が同時参加できるマルチプレイ訓練環境
・3Dasset.ioとの接続による“現場データの資産化”機能
イズツヤ社は、今後も産業現場の安全性と教育効率を向上させるVR技術の開発を推進していくとしている。
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出典
