長崎県美術館 運河ギャラリーおよび長崎水辺の森公園岸壁にて、長崎の秋の人気イベントとコラボ『海と日本プロジェクト in Lovefes』が11月1・2日に開催
長崎の秋の大型イベント『Lovefes』と、一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきが初めてのコラボレーションイベント『海と日本プロジェクト in Lovefes』を11月1・2日に実施。 「長崎の海をみんなで愛そう!」をテーマに、長崎県美術館や長崎水辺の森公園などを会場に、長崎県の海の魅力に見て、触れて、体験することで、長崎の海の現状と未来について考えるイベントとなった。 なお、本イベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる『日本財団「海と日本プロジェクト」』の一環で行われた。
目次
イベントの様子 1日目(11月1日)

イベント1日目の11月1日(土)限定で、海上保安庁の巡視船『やしま』の特別一般公開見学が行われた。

全長130mの巨大な船内を見学した子どもたちは「海上保安庁ってこんな仕事をしているんだ」と目を輝かせ、来場者は、海の安全を守る仕事への理解と敬意を深めたという。
イベントの様子 1日目(11月1日)

長崎県美術館の運河ギャラリーでは、特に先端技術を活用した参加型コンテンツが高い人気を集めた。
水中ドローンを使った宝探し体験では、参加者がドローンを操縦し、プールの底にあるカプセルを器用に引き上げると歓声が上がり、未来の海洋産業を担うテクノロジーに触れる絶好の機会となった。
また、巨大SUP(スタンドアップパドル)体験、高校生が製作した電動船の操作体験、そして海洋ごみを使ったキーホルダー作りワークショップも実施され、子どもも大人も夢中でチャレンジ。
この日は、夕方まで水辺の森公園側でも『Lovefes』のステージイベントや花火が控えていたため、イベントの賑わいが終了時間まで続いた。
イベントの様子 2日目(11月2日)

2日目は、初日の参加者の再訪が多数見られ、体験ブースには予約が殺到。
イベントの質と満足度の高さが来場者増につながったという。
美術館では水中ドローン体験やユニークな海洋ロボットの展示、海洋プラスチックごみを活用したキーホルダー作りが行われ、長崎水辺の森公園の岸壁では、巨大SUP、電動船の乗船体験などが引き続き行われた。
ブースによっては事前の予約で満席となる時間帯も多く、中でも回収された海洋プラスチックごみを用いたキーホルダー作りのワークショップは、遊びを通して環境問題を学ぶ機会として好評を博し、終日満席に。
また、長崎大学が開発した本物そっくりの鯛ロボットや、宇宙にいったエイロボット、自分で動く海洋調査ロボットの展示コーナーでは、大学で研究してる学生スタッフに、来場者からの質問が相次いだ。
ロボットを興味津々で見ていた人たちは、最先端の科学技術に驚愕。また、操船シミュレーターでの船の操縦体験ができるコーナーでは、船について学んでいる長崎総合科学大学の学生スタッフが操作方法を丁寧に教えてくれることもあり、リピーターが続出。
ここから未来の船長が誕生するかも、と感じられるような熱狂ぶりだったという。
そのほか、海の幸の食品サンプルのフォトコーナー、きらきら輝く海のアートコーナー、デジタルスタンプラリー、長崎大学水産学部を舞台にした漫画『第九の波濤』の展示、小学生の海体験学習の成果物展示、九州沖縄各県の海と日本プロジェクトのコラボアイテムの紹介、などなど盛りだくさんの内容で大いに賑わった。
そして、”長崎の海を守るために”というテーマのメッセージボードには、来場者の海への深い愛と関心を示すメッセージで埋め尽くされた。
2日間を通して、参加者たちの海への興味関心が高まり、長崎の海への愛も深まるイベントになったと発表している。
なお、海と日本プロジェクト㏌ながさきは、今後もイベントを通して、長崎の豊かな海を次世代へ引き継ぐためのアクションを積極的に展開していくとのことだ。
参加した子ども・保護者からの声
・水中ドローンを動かしたのは初めてだったので楽しかった(小学5年生)
・ごみで可愛いキーホルダーが作れてすごいと思った。ごみをたくさん拾いたい(小学2年生)
・子どもが楽しく海のことを学べるいい機会だった(保護者・女性)
・大人も一緒に楽しめるコンテンツがあって良かった(保護者・男性)
イベント概要
開催概要
海の体験コーナー・海洋ごみワークショップ・水中ドローン体験・巡視船見学など多彩なプログラム
日程
2025年11月1日(土)・2日(日)
開催場所
長崎県美術館 運河ギャラリー、長崎水辺の森公園 岸壁ほか
参加人数
約5,000人
主催
一般社団法人海と日本プロジェクトinながさき
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出典
