ハミングバード社と東京都目黒区、『災害時における無⼈航空機を活⽤した⽀援協⼒に関する協定』を締結
ドローンスクール東京を運営する株式会社ハミングバード(本社:東京都渋谷区 代表取締役:鈴木 伸彦)(以下、ハミングバード社)は、東京都目黒区(区長:青木英二)と、『災害時における無⼈航空機を活⽤した⽀援協⼒に関する協定』を締結した。
目次
『災害時における無⼈航空機を活⽤した⽀援協⼒に関する協定』について

協定締結式の様子。【右】青木英二 目黒区長 【左】株式会社ハミングバード代表取締役 鈴木伸彦 氏
ドローンは機動性に優れており、火災や倒壊現場などで道路が寸断されているような危険な場所でも迅速な情報収集を安全、確実に行うことができ、令和6年能登半島地震においても活用された。
本協定により、災害発生時にはハミングバード社が操縦士を派遣し、上空からの被災状況調査や捜索活動、行政機関への情報提供を迅速に実施する。
さらに、平時から防災訓練や啓発イベントでの連携を強化し、地域の防災力向上を目指すとのことだ。
これで、ハミングバード社の東京都内における災害協定の締結先は11区目になった。
ハミングバード災害協定締結先の自治体
<東京都>
目黒区
品川区
大田区
練馬区
墨田区
港区
江戸川区
足立区
葛飾区
新宿区
渋谷区
<東京都以外>
神奈川県横浜市
千葉県市川市
目黒区の地形・特性
目黒区は武蔵野台地の端に位置し、台地と目黒川・呑川などの谷が複雑に入り組んだ、起伏に富んだ地形が特徴である。
「坂の街」として知られる一方、急な斜面が多く点在するため、豪雨や地震時には崖崩れ等の土砂災害リスクを抱えている。
また、木造住宅が密集し道路が狭いエリアも多く、災害時には緊急車両の通行が困難になる恐れがある。
このような高低差があり、かつ過密な都市構造において、陸路に頼らず上空から広範囲かつ立体的に状況を把握できるドローンの活用は、迅速な初動対応において極めて高い有効性を持っている。
協定に基づく具体的な協力内容

ハミングバードは目黒区の指示に基づき、以下の支援業務を実施する。
(1)ドローンにより⽬⿊区内の被災状況の情報収集、調査及び捜索活動を⾏うこと。
(2)ドローンにより撮影した情報を目黒区⼜は目黒区が指定する防災⾏政機関等に提供すること。
(3)前2号に掲げるもののほか、両者の協議により定めた事項に関すること。
平時の備え

訓練や防災に係る啓発イベント等、あらゆる機会を活用した場面での支援協力を行う。
平時の訓練の一環として、11月29日に旧目黒区立第十一中学校の解体工事に併せて大規模な訓練を実施しており、目黒区、目黒消防署、目黒消防団との連携し、上空からの情報収集訓練が実施された。
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出典
