マイクロドローンの操縦に資格は必要?資格取得のポイントを解説
初めてマイクロドローンを操縦する方であれば、資格や届け出が必要なのかどうか気になるところでしょう。本記事では、趣味や仕事でマイクロドローンを飛ばす際の注意点や、マイクロドローンの資格関連について解説!さらに、資格取得のポイントや申請手続きについて紹介します。
目次
マイクロドローンとは?
マイクロドローンとは、コンパクトな形状が特徴のドローン!重量が100g前後、プロペラ対向間が100mm程度、プロペラサイズは2インチ以下であれば、マイクロドローンになります。
マイクロドローンの魅力は、コンパクトさがゆえにスピード感とアクロバティックな飛行ができるところです。競技用ドローンはもちろんのこと、狭いスペースでの飛行もできます。軽量で危険性が少ないので、初心者でも特訓すれば柔軟に操縦をこなせるようになるでしょう。
マイクロドローンの飛行に資格は必要?
趣味やスポーツとしてマイクロドローンを飛ばしたい場合は、資格なしでも操縦可能です。ただし、例外が1つだけあります。それがFPVを使用したマイクロドローンの操縦です。
FPVとは、カメラで撮影した映像を元に操縦を行うマイクロドローンのこと!5.8Ghzの特殊な電波を取り扱うため、「アマチュア無線4級資格」の取得が必要となります。
「アマチュア無線4級」を取るためには?資格取得の方法
「アマチュア無線4級」の資格を取る方法は、独学+国家試験、講習会、eラーニングの3つ。「アマチュア無線4級」は国家資格となっていますが、小学生も受験しているので試験対策を徹底すれば合格が可能です。
独学での勉強からの国家試験
自力で勉強したい方は、独学での学習がおすすめ!試験の合格率は7割程度といわれているので、専用のテキストを購入ししっかり勉強すれば自力で資格を取得できるでしょう。さらに独学の際はテキスト代と試験代のみとなるため、低コストで受験できるのもメリットです。
第4級アマチュア無線技士の試験は、全国各地で定期的に開催!受験料は5,100円(税込)で専用のサイトから申し込みできるので、ぜひ詳細リンクをチェックしてみてください。
講習会
独学での資格取得に抵抗がある場合は、講習会での取得がおすすめ!2日間にわたって開催される講習会に参加することで資格がもらえます。国家試験と比較して難易度は低くなりますが、受講料が約23,000円と高いのがデメリットです。
しかし初心者の方であれば、スムーズに第四級アマチュア無線技士の資格取得が可能!講習会の開催日時についてはJARDの公式サイトにて記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
eラーニング
eラーニングでの受講は、キューシーキュー企画がおすすめ!第四級アマチュア無線技士のプログラムも展開されているので、項目ごとに授業や試験が行えます。eラーニング受講が終了したら、いよいよ修了試験本番です。
修了試験の詳細はキューシーキュー企画のサイトに記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
資格取得後の流れ
第四級アマチュア無線技士に合格すると、試験から約2〜3週間後、登録した住所宛に修了試験結果通知書が届きます。通知書が届いた際は、免許の申請手続きに進みましょう。
免許の申請手続きは、日本無線協会にて手続きが可能です。以下の書類を準備し、総合通信局等に提出しましょう。
・住民票の写し
・証明写真(縦30mm×横24mm)
・収入印紙1,750円分
・返信用封筒(要切手)
事業目的でのFPVドローンの飛行は第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要
収益化を目的としたFPVのマイクロドローンの飛行は、第四級アマチュア無線技士よりも上の第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要です。
例えばFPVのマイクロドローンで撮影した映像をYouTubeにアップしたり、空撮で収入を得たりするなどが挙げられます。第四級アマチュア無線技士で収益のある活動をしてしまうと、罰金や免許取り消しなどの厳しい罰則を受けるリスクがあるので注意しなければなりません。
もしFPVのマイクロドローンを使った収益化を目指している場合は、事前に第三級陸上特殊無線技士以上の資格を取得しましょう。
FPVのマイクロドローンを操縦する際は資格を取ろう
本記事では、マイクロドローンの資格関連について紹介しました。マイクロドローンの場合はFPVであれば、「アマチュア無線4級」の資格を取得することが必要です。「アマチュア無線4級」の試験は難易度が低いので、しっかり対策を練れば合格できます。また収益化を狙っている方は、さらに上の第三級陸上特殊無線技士以上の資格を取得してみてください。