マイクロドローンのおすすめ5選!利用シーンや注意点も解説

マイクロドローンは、室内での撮影や狭い場所での飛行におすすめ。本記事では、マイクロドローンの概要や活用シーンについて解説するほか、おすすめのマイクロドローンも紹介します。マイクロドローンの購入を検討している方は、参考にしてみてください。

マイクロドローンとは

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

 

「マイクロドローン」に明確な定義はありませんが、その名の通り小さなドローンを指すことが一般的。主に挙げられるのは、下記の特徴です。

・小型で軽量

・通信速度が速い

・航空法適用外になる

ここでは、マイクロドローンの主な特徴についてそれぞれ解説していきます。

 

小型で軽量

マイクロドローンとは、一般的に小型で軽量なドローンのことを指します。明確な定義はありませんが、具体的には重量が100g未満のモデル、かつプロペラサイズが2インチ以下のものが多いでしょう。

マイクロドローンはもともとレースや競技用ドローンとして利用されていたため、その小ささを活かしたアクロバティックな操縦がしやすくなっている点も特徴です。

 

通信速度が速い

マイクロドローンの中には、大型のドローンとは異なる通信方法が用いられているものがあるのも特徴です。その場合は通信速度が早く、一般的に「FPV」といわれるドローン目線のカメラを見ながら操縦します。

ドローンそのものがコンパクトである上に、アクロバティックな操縦もするため、目視飛行ではなくドローン目線で操縦するのです。

 

航空法適用外になる

100g未満のマイクロドローンは航空法適用外になる(※)のも大きな特徴です。航空法ではさまざまな「特定飛行」の規制を実施していますが、100g未満の機体であれば航空法の対象外となります。そのため、トイドローンは、比較的自由に飛行することが可能です。

“国土交通省 公式HP” 参照 

 

マイクロドローンの利用がおすすめなシーン

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

 

ここからは、マイクロドローンの利用がおすすめなシーンについて解説します。マイクロドローンの利用がおすすめなシーンは下記の通りです。

・室内での人物撮影

・狭い場所での点検

・アクロバティックな飛行

 

室内での人物撮影

マイクロドローンは、室内での人物撮影に向いています。小型で軽量なので、他のドローンと比較して衝突時の衝撃を抑えられるためです。たとえ衝突してしまった場合でも、大事故につながるリスクを最小限に留められるでしょう。

 

狭い場所での点検

狭い場所での点検にも、マイクロドローンは向いています。コンパクトなサイズを活用して、人や大型ドローンが入れないような隙間に入って撮影したり、小回りを効かせて移動したりすることが可能です。

 

アクロバティックな飛行

先に触れた通り、マイクロドローンはアクロバティックな飛行にも向いています。サイズ感はもちろんのこと。元々競技用に使用されていたことから、操縦者のスキルによっては狭い場所を通り抜けたり、宙返りができたりするドローンもあります。

マイクロドローンに搭載されるカメラの性能も改善が重ねられており、ハイクオリティな映像を撮影できるでしょう。

 

マイクロドローンの注意点

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

 

一方で、マイクロドローンの使用にあたっていくつか注意したいポイントもあります。ここでは、マイクロドローンで抑えておきたい注意点について見てみましょう。

・無線免許が必要が必要な場合がある

・操縦が難しい

それぞれ解説していきます。

 

無線免許が必要な場合がある

ドローン目線の映像「FVP」を使用したマイクロドローンの場合、通信速度の早い5.7GHz帯の周波数を利用して飛行する場合があります。5.7〜5.8GHz帯の周波数を利用する場合、無免許・無資格での飛行は禁止されているため注意が必要です。

目的に応じて、必要な免許は下記の通り。5.7GHz帯のマイクロドローンを使用する際は、事前に必要な免許を確認しておきましょう。

・趣味やレジャーで使用する場合…アマチュア無線局免許(4級以上)

・ビジネスや業務で使用する場合…第三級陸上特殊無線技士以上

“総務省 公式HP” 参照

※ 最新の情報は総務省公式HPをご確認ください。

 

操縦が難しい

アクロバティックな飛行が可能なマイクロドローンですが、そのコンパクトさゆえに操縦が難しい場合があります。また、FVPに慣れていない操縦者であれば、初めの頃は飛行に苦戦するかもしれません。

 

マイクロドローンのおすすめ5選

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

 

ここからは、マイクロドローンの具体的なおすすめ商品を紹介します。本記事では初心者でも扱いやすい2.4Hz帯の機種も交えてピックアップしたので、参考にしてみてください。

・Holyton HT20

・BETAFPV 65S BNFマイクロフープクワッドコプター

・Ryze Tello

・Potensic A20G

・VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008

 

Holyton HT20

「Holyton HT20」は、赤外線センサーによりドローンが自動で距離をとってくれるマイクロドローン。ホバリングモードやブーメランモードなどが搭載されており、自分のレベルに合わせて飛行を楽しめるのが魅力です。

バッテリーが3個付随しているため、「充電が切れて短時間しか飛行できない」といった心配もありません。

BETAFPV  クワッドコプター

「BETAFPV クワッドコプター」は、耐久性の高さが魅力のマイクロドローン。

重量は25gと軽量で、外付けのビデオtransmitter「VTX」(※)によりドローン視点での飛行も楽しめます。免許を取得していない場合は、VTXを取り外すことで操縦が可能です。

※アマチュア無線局免許(4級以上)が必要となります。

Ryze Tello

「Ryze Tello」は、DJIのシステムを利用したマイクロドローンで、本体重量が約80gと小型なつくりになっています。プロペラガードや自動着陸機能など、故障時やトラブルのリスクヘッジがされているのが大きな特徴。

ハイスペックでありながら比較的リーズナブルに購入できる上、プログラミングによる飛行操作にも対応しています。

詳細はこちら

Potensic A20G

「Potensic A20G」は、初心者でも操縦しやすいところが魅力のマイクロドローン。HDカメラを搭載しており、ドローンの操縦に慣れていない方でも操縦しやすい「ヘッドレスモード」という機能を搭載しているのが特徴です。


 

VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008

「VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008」は、初心者でも楽しく遊べるミニドローン。屋内でも屋外でも使用可能で、初心者向けのトレーニングモードが搭載されています。ポケットサイズで子供でも操縦できるほか、屋内での練習機としてもおすすめです。


 

室内撮影やアクロバティックな飛行にはマイクロドローンがおすすめ

イメージ画像

出典:https://pixta.jp

マイクロドローンは、室内撮影や狭い場所での点検、アクロバティックな飛行などにおすすめです。競技用や室内用のドローンとして利用する場合は、コンパクトサイズのトイドローンも使い勝手がよくおすすめです。本記事で紹介したマイクロドローンのおすすめ商品も、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事

『除雪ドローン®SRD-F11RC』雪国の未来を変える機体のクラウドファンディングが11月15日開始

エバーブルーテクノロジーズ(本社:東京都調布市、代表取締役CEO:野間 恒毅)(以下、エバーブルー社)は、北海道で生まれた次世代の除雪ソリューション『除雪ドローン®SRD-F11RC』を開発。 この機体のクラウドファンディングプロジェクトを11月15日(金)15時より、CCCグループのクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて実施すると発表した。

  yoshi

DJI社の新製品は、FPV操縦をコスパよく楽しめる!3万円台の新ドローン操縦用ゴーグル『DJI Goggles N3』

DJIは、パイロットの視点から没入感あふれる新たな飛行体験を提供する『DJI Goggles N3』を発売を2024年11月6日に発表した。

  tera

マプリィ社、ドローン専用のLiDAR『mapry M1』を専用のデータ処理アプリ込みで発売。2024年10月31日より

地理空間情報アプリプラットフォームサービス「mapry」を提供する株式会社マプリィ(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:山口圭司)(以下、マプリィ社)は、2024年10月31日にドローン専用LiDAR『mapry M1』を発売する事を発表。同製品は、PC用データ解析ソフト「mapry」とセットとなっており、販売価格は税抜812,000円。 Matrice350に取り付け可能となっており、同ドローン機体を既に所有している場合、低コストでレーザードローンの飛行を行えるようになる。 背負式LiDAR「mapry LA03」との併用することで、森林カーボンクレジット創出や活用において、登録から認証までの省力化だけでなくデータの信頼性・透明性の向上についても活用できる。

  yoshi

ドローンショー・ジャパン社、ドローンショー専用機体を大幅アップデートした『DSJ MODEL-X』をリリース!10月31日より予約受付開始

株式会社ドローンショー・ジャパン(本社:石川県金沢市、代表取締役:山本雄貴)(以下、ドローンショー・ジャパン社)は、自社で開発しているドローンショー専用機体を大幅刷新すると共に、機体名を『DSJ MODEL-X(ディーエスジェイ・モデル・エックス)』へリニューアル。 また、同機体の2025年分の予約受付を2024年10月31日より開始することを発表した。

  yoshi

ドローンの飛行に免許はいらない?免許なしでも扱いやすいドローン5選!

「ドローンを飛ばすためには免許が必要なの?」と不安に思う方もいるかもしれません。一般的なドローン飛行に免許は必要ありませんが、条件や飛行場所によっては免許が必要となる場合もあります。本記事では免許が必要となるケースや、免許なしでも扱いやすいおすすめの小型ドローンを紹介。ドローン初心者の方は、ぜひチェックしてみてください。

  ドローンガイド編集部