ドローンのプロポとは?選ぶポイントやおすすめ3選を解説

空を飛行できるドローンにおいてプロポという言葉を耳にしたことはないでしょうか。プロポはドローンのコントローラーであり、操作の精度に大きく関わる機材です。本記事ではドローンのプロポの概要と自分に合ったプロポの選び方について解説します。これからドローンを始めようとしている方は知っておくべき内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

プロポとはドローンのコントローラーのこと

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出典:pixta.jp

プロポとはドローンのコントローラーのことで、正式名称はプロポーショナルコントローラーです。ここではドローンのプロポに関する以下の点について解説していきます。

  • プロポは送信機とも呼ばれる
  • ドローンのプロポにはモード選択がある

プロポは送信機とも呼ばれる

ドローンの操縦はプロポから信号を発信し、機体が受信してコントロールする仕組みであるため、ドローンの機体は「受信機」、プロポは「送信機」とも呼ばれています。

ドローンのプロポにはモード選択がある

プロポは操縦モードの「モード1」「モード2」の選択によって、ボタンやスティックの割り当てが変わる仕組みになっています。

 

操作の仕組みは2つのスティックを前後左右に倒すことで機体が制御されるシステムになっており、モード1の場合のような対応になっています。

 

  • 右スティック前後:「上昇下降(スロットル)」
  • 左スティック前後:「前進後進(ピッチ)」
  • 右スティック左右:左右移動(ロール)
  • 左スティック左右:左右旋回(ヨー)

 

モード2の場合は以下の対応となっています。

 

  • 右スティック前後:「前進後進(ピッチ)」
  • 左スティック前後:「上昇下降(スロットル)」
  • 右スティック左右:左右移動(ロール)
  • 左スティック左右:左右旋回(ヨー)

 

2つの違いは上記の「」の部分に注目してもらうとわかりやすいですが、左右スティックの前後の操作が真逆になっています。モード選択は購入時に決める必要があり、ドローンを製造している海外の国ではモード2のほうが主流です。

プロポの用語一覧と操作方法

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ドローンを自在に操るためには、プロポの基本操作を理解することが重要です。ここでは、スロットルやエレベーターなどの操縦に関わる用語や、飛行を快適にするテレメトリー機能やミキシング機能など、プロポの重要な機能について解説します。

スロットル

スロットルはドローンの上昇・下降を制御する操作です。プロポのスティックを前(奥側)に倒すと上昇し、後ろ(手前側)に倒すと下降します。スロットルの微調整によってホバリング(静止飛行)を維持できるため、安定した飛行には不可欠な操作です。

エレベーター(ピッチ)

エレベーター(ピッチ)は、ドローンの前進・後退を制御します。スティックを前(奥側)に倒すと前進し、後ろ(手前側)に倒すと後退します。撮影用ドローンでは滑らかな前後移動が求められるため、細かいスティック操作の習得が重要です。

エルロン(ロール)

エルロン(ロール)は、ドローンを左右に傾ける操作です。スティックを右に倒すと右へ、左に倒すと左へ機体が傾きます。ドローンの向きを変えずに横移動する際に使用し、特にレース用ドローンでは素早い方向転換に活用されます。

ラダー(ヨー)

ラダー(ヨー)は、ドローンの向きを左右に回転させる操作です。スティックを右に倒すと右回転、左に倒すと左回転します。エルロンとは異なり、機体の向き自体を変えるため、旋回やカメラの向きを調整する際に活用されます。

テレメトリー機能

テレメトリー機能は、ドローンからプロポへリアルタイムで情報を送信する機能です。バッテリー残量、飛行高度、速度、GPS位置情報などをプロポの画面に表示できるため、安全な飛行をサポートします。長距離飛行や業務用ドローンに欠かせない機能です。

トリム調節機能

トリム調節機能は、ドローンのわずかなズレを補正する機能です。ホバリング中に機体が意図せず傾く場合、トリムボタンを使用して微調整できます。特に風の影響を受けやすい環境では、トリムの適切な調整が安定飛行の鍵となります。

ミキシング機能

ミキシング機能は、複数の操作を組み合わせて制御する機能です。例えば、エルロンとラダーを組み合わせることで、スムーズな旋回を自動化できます。これにより、より直感的で効率的な操縦が可能となり、特にレースドローンでは有利になります。

ドローンのプロポのメリット

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ドローンのプロポを使用するメリットは以下の通りです。

 

  • スマホより操作性が高い
  • 操作の幅が広がる

 

それぞれについて解説していきます。

 

スマホより操作性が高い

ドローンの操作はスマホでも可能ですが、画面にタッチするスマホと違って物理的なボタンやスティックが搭載されているプロポは繊細な操作がしやすいというメリットがあります。微妙な指先の動きがスティックに反映されるため、再現性が高く思った通りに動かせる操作感はプロポならではの魅力です。

 

操作の幅が広がる

プロポによっては機体のカメラ映像が確認できる画面や、複数の機能を割り当てられるボタンがあるため、自分の好みに合わせて幅広くコントローラーをカスタマイズできます。従来のレイアウトだと難しい操作も、機能を割り当てることで手軽に行うことも可能です。

 

ドローンのプロポの選び方

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プロポの選び方のポイントは以下の通りです。

 

  • 大きさやボタン・スティックの配置
  • ディスプレイの有無
  • 操作感
  • 通信方式(プロトコル)が機体と適合しているか
  • 技適マークがついているか

 

それぞれについて解説します。

 

大きさやボタン・スティックの配置

プロポを選ぶ際は自分の手に合わせた大きさのもので、ボタンやスティックが届きやすい位置にあるかどうか確認することが重要です。プロポによってディスプレイ付きであったり、複数のボタンがついていたりするなど多機能な場合は、全体のサイズが大きくなりがちです。

手元を見なくても操作できる大きさと操作感のプロポを選びましょう。

 

ディスプレイの有無

プロポには機体のカメラ映像が確認できるディスプレイが搭載されているものがあり、空撮映像を撮影する際はディスプレイ付きのものがおすすめです。ドローンの利用目的に合わせてディスプレイの有無を選択しましょう。

 

操作感

プロポを使用した際に機体が思った通りの加減で移動してくれるといった、プロポとの相性や操作感も重要です。操作感を確認するためには実際にプロポで操縦し機体の動きを確認した上で選びましょう。

 

通信方式(プロトコル)が機体と適合しているか

プロポの通信方式はプロトコルと呼ばれ、機体の通信方式に対応したプロポを選ぶ必要があります。メーカーによって通信方式に違いがあり、代表的なプロポメーカーは以下のような通信方式を採用しています。

 

  • フタバ:FASST・S-FHSS・T-FHSS
  • ExpressLRS:ELRS
  • Spectrum:DSM2・DSMX
  • JR:DMSS
  • Frsky:D16・D8・R12・ACCST

所有している機体に合わせた通信方式のプロポを選びましょう。

 

技適マークがついているか

ドローンのプロポを選ぶ際は、電波法で定められた技術基準に適合している無線機であることを証明する「技適マーク」があるものを選びましょう。電波の帯域は電波法で使用が規制されており、技適マークがあるプロポは無線資格がなくても使用できるものとなっています。

初心者の場合、電波法に抵触しないためには技適マークがあるプロポの使用が確実です。

 

プロポを初めて使う時はBIND設定を行う

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BIND設定とはプロポと機体を接続する作業のことで、同じ通信方式で利用するために行います。BIND設定はメーカーによって実施方法は違いますが、大まかに説明するとプロポ側で機体が採用している通信方式を設定した上で、機体の電源を立ち上げるといった操作で設定を行います。

はじめて使用する際は忘れずに設定しましょう。

 

おすすめプロポ3選紹介

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以下のおすすめのプロポを紹介します。

  • DJI RC
  • Futaba T10JM マルチコプター用 T/Rセット
  • Futaba T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)

DJI RC

DJI RCはドローンメーカーDJI社から発売されているディスプレイ付きのプロポです。軽量なボディにフルHDディスプレイを搭載し、長時間駆動に対応しています。DJI RCのスティックは「デュアルスプリング式操作スティック」を採用し、快適で自由度の高い操作を実現しています。

 

価格:38,720円(税込)

商品ページはこちら

Futaba T10JM マルチコプター用 T/Rセット

T10JM マルチコプター用 T/Rセットは2.4GHzによる双方向通信システムである「T-FHSS AIR」を採用し、さまざまな機体に対応したプロポです。高性能で操作しやすく、充分な性能をもった製品なので初心者にもおすすめの商品です。

価格:49,500円(税込記載なし)

商品ページはこちら

Futaba T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)

T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)はFutabaのハイエンドモデルのプロポです。スムーズに設定ができるメインパネルに加えて、テレメトリーやタイマーといった情報を表示するサブパネルを配置したデュアルインターフェースを搭載しています。高剛性樹脂の新型スティックを採用し繊細なコントロールを可能とする商品です。

フタバ / T10J プロポ 送信機 モード2 / 左スロットル仕様 ヘリ用 +受信機 セット 10ch-2.4GHz T-FHSS AIRモデル 【026355】

価格:305,000円(税込記載なし)

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プロポはドローンの操縦に重要な機材

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プロポはドローンを操作する上でなくてはならない存在であり、操縦の精度に大きく影響を与えます。自分にあったプロポを選べばより快適に操縦できてより精密な操作が可能になるはずです。本記事で紹介したプロポの選び方を参考にして快適なドローン操作を体感してみてください。

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