ドローンのプロポとは|概要と選び方について解説!
空を飛行できるドローンにおいてプロポという言葉を耳にしたことはないでしょうか。プロポはドローンのコントローラーであり、操作の精度に大きく関わる機材です。本記事ではドローンのプロポの概要と自分に合ったプロポの選び方について解説します。これからドローンを始めようとしている方は知っておくべき内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドローンのプロポとはコントローラーのこと
出典:pixta.jp
プロポとはドローンのコントローラーのことで、正式名称はプロポーショナルコントローラーです。ここではドローンのプロポに関する以下の点について解説していきます。
- プロポは送信機とも呼ばれる
- ドローンのプロポにはモード選択がある
プロポは送信機とも呼ばれる
ドローンの操縦はプロポから信号を発信し、機体が受信してコントロールする仕組みであるため、ドローンの機体は「受信機」、プロポは「送信機」とも呼ばれています。
ドローンのプロポにはモード選択がある
プロポは操縦モードの「モード1」「モード2」の選択によって、ボタンやスティックの割り当てが変わる仕組みになっています。
操作の仕組みは2つのスティックを前後左右に倒すことで機体が制御されるシステムになっており、モード1の場合のような対応になっています。
- 右スティック前後:「上昇下降(スロットル)」
- 左スティック前後:「前進後進(ピッチ)」
- 右スティック左右:左右移動(ロール)
- 左スティック左右:左右旋回(ヨー)
モード2の場合は以下の対応となっています。
- 右スティック前後:「前進後進(ピッチ)」
- 左スティック前後:「上昇下降(スロットル)」
- 右スティック左右:左右移動(ロール)
- 左スティック左右:左右旋回(ヨー)
2つの違いは上記の「」の部分に注目してもらうとわかりやすいですが、左右スティックの前後の操作が真逆になっています。モード選択は購入時に決める必要があり、ドローンを製造している海外の国ではモード2のほうが主流です。
ドローンのプロポのメリット
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ドローンのプロポを使用するメリットは以下の通りです。
- スマホより操作性が高い
- 操作の幅が広がる
それぞれについて解説していきます。
スマホより操作性が高い
ドローンの操作はスマホでも可能ですが、画面にタッチするスマホと違って物理的なボタンやスティックが搭載されているプロポは繊細な操作がしやすいというメリットがあります。微妙な指先の動きがスティックに反映されるため、再現性が高く思った通りに動かせる操作感はプロポならではの魅力です。
操作の幅が広がる
プロポによっては機体のカメラ映像が確認できる画面や、複数の機能を割り当てられるボタンがあるため、自分の好みに合わせて幅広くコントローラーをカスタマイズできます。従来のレイアウトだと難しい操作も、機能を割り当てることで手軽に行うことも可能です。
ドローンのプロポの選び方
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プロポの選び方のポイントは以下の通りです。
- 大きさやボタン・スティックの配置
- ディスプレイの有無
- 操作感
- 通信方式(プロトコル)が機体と適合しているか
- 技適マークがついているか
それぞれについて解説します。
大きさやボタン・スティックの配置
プロポを選ぶ際は自分の手に合わせた大きさのもので、ボタンやスティックが届きやすい位置にあるかどうか確認することが重要です。プロポによってディスプレイ付きであったり、複数のボタンがついていたりするなど多機能な場合は、全体のサイズが大きくなりがちです。
手元を見なくても操作できる大きさと操作感のプロポを選びましょう。
ディスプレイの有無
プロポには機体のカメラ映像が確認できるディスプレイが搭載されているものがあり、空撮映像を撮影する際はディスプレイ付きのものがおすすめです。ドローンの利用目的に合わせてディスプレイの有無を選択しましょう。
操作感
プロポを使用した際に機体が思った通りの加減で移動してくれるといった、プロポとの相性や操作感も重要です。操作感を確認するためには実際にプロポで操縦し機体の動きを確認した上で選びましょう。
通信方式(プロトコル)が機体と適合しているか
プロポの通信方式はプロトコルと呼ばれ、機体の通信方式に対応したプロポを選ぶ必要があります。メーカーによって通信方式に違いがあり、代表的なプロポメーカーは以下のような通信方式を採用しています。
- フタバ:FASST・S-FHSS・T-FHSS
- ExpressLRS:ELRS
- Spectrum:DSM2・DSMX
- JR:DMSS
- Frsky:D16・D8・R12・ACCST
所有している機体に合わせた通信方式のプロポを選びましょう。
技適マークがついているか
ドローンのプロポを選ぶ際は、電波法で定められた技術基準に適合している無線機であることを証明する「技適マーク」があるものを選びましょう。電波の帯域は電波法で使用が規制されており、技適マークがあるプロポは無線資格がなくても使用できるものとなっています。
初心者の場合、電波法に抵触しないためには技適マークがあるプロポの使用が確実です。
プロポを初めて使う時はBIND設定を行う
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BIND設定とはプロポと機体を接続する作業のことで、同じ通信方式で利用するために行います。BIND設定はメーカーによって実施方法は違いますが、大まかに説明するとプロポ側で機体が採用している通信方式を設定した上で、機体の電源を立ち上げるといった操作で設定を行います。
はじめて使用する際は忘れずに設定しましょう。
おすすめプロポ3選紹介
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以下のおすすめのプロポを紹介します。
- DJI RC
- Futaba T10JM マルチコプター用 T/Rセット
- Futaba T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)
DJI RC
DJI RCはドローンメーカーDJI社から発売されているディスプレイ付きのプロポです。軽量なボディにフルHDディスプレイを搭載し、長時間駆動に対応しています。DJI RCのスティックは「デュアルスプリング式操作スティック」を採用し、快適で自由度の高い操作を実現しています。
価格:38,720円(税込)
created by Rinker
¥2,538
(2024/11/21 06:08:17時点 楽天市場調べ-詳細)
Futaba T10JM マルチコプター用 T/Rセット
T10JM マルチコプター用 T/Rセットは2.4GHzによる双方向通信システムである「T-FHSS AIR」を採用し、さまざまな機体に対応したプロポです。高性能で操作しやすく、充分な性能をもった製品なので初心者にもおすすめの商品です。
価格:49,500円(税込記載なし)
created by Rinker
¥51,950
(2024/11/21 06:08:17時点 楽天市場調べ-詳細)
Futaba T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)
T32MZ(18ch-2.4GHzFASSTestモデル)はFutabaのハイエンドモデルのプロポです。スムーズに設定ができるメインパネルに加えて、テレメトリーやタイマーといった情報を表示するサブパネルを配置したデュアルインターフェースを搭載しています。高剛性樹脂の新型スティックを採用し繊細なコントロールを可能とする商品です。
価格:305,000円(税込記載なし)
プロポはドローンの操縦に重要な機材
出典:pixta.jp
プロポはドローンを操作する上でなくてはならない存在であり、操縦の精度に大きく影響を与えます。自分にあったプロポを選べばより快適に操縦できてより精密な操作が可能になるはずです。本記事で紹介したプロポの選び方を参考にして快適なドローン操作を体感してみてください。