東急不動産、ドローンを防災に活用するイメージを「渋谷防災キャラバン」で公開
渋谷区と「渋谷区地域防災に関する包括連携協定」を2023年12月に締結した東急「東急不動産株式会社(以下、東急不動産)」(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明)は、現在災害時のドローンの活用に向けた官民合同プロジェクトを進めています。 2024年6月8日には、渋谷防災実行委員の主催で開催された「令和6年度渋谷区総合訓練 渋谷防災キャラバン(以下、渋谷防災キャラバン)」でドローンを防災に活用する防災啓蒙企画を合同出展しています。
目次
「渋谷防災キャラバン」
「渋谷防災キャラバン」は、地域で防災活動を続けてきた自主防災組織と渋谷区が共に実施する体験型の防災訓練。
6月8日に行われた「渋谷防災キャラバン」では、渋谷区が東急不動産と取組んでいる災害用ドローンの導入と活用のイメージを公開。
災害時に想定しているドローンの活用シーンを体験できる企画として、実際にカメラと拡声器を搭載したドローンを飛行させて、上空からのカメラによる被害状況の確認と音声誘導の体験企画が行われました。
被害状況の確認では、上空からドローンが映した来場者の姿をモニターに投影して、カメラをズームにした時の映像のクリアさなどを確認。
同時に、暗いところでも撮影できる赤外線カメラで機能紹介も行われた。
音声誘導の体験企画では、その場でドローンから声を出してみたい子供に参加してもらうコーナーも。
「聞こえたら手を振ってください」と話してもらい、その声に応じて観客が手を振る、という避難誘導の一連の動作を体験が実施された。
室内では子供向けのドローン操作体験ブースを企画。
開会式では複数のドローンが色を変えながら規律正しく飛び交うドローンショーも催されたとのこと。
今年度の「渋谷防災キャラバン」開催予定
今年度の「渋谷防災キャラバン」はあと4回。
11月以降は官民合同プロジェクトチーム「シブヤドローンチーム FLYING Bee」として、両者の職員・従業員によるドローン飛行訓練も計画されている。
「渋谷防災キャラバン」開催予定日・開催予定場所
第2回 6月30日(日) 大向地区(松濤中学校)
第3回 11月 9日(土) 神宮前地区(原宿外苑中学校)
第4回 11月16日(土) 上原地区(上原小学校)
第5回 11月23日(土) 恵比寿地区(猿楽小学校)
渋谷区総合訓練「渋谷防災キャラバン」とは
「渋谷防災キャラバン」は、地域で防災活動を続けてきた自主防災組織と渋谷区が共に実施する誰でも気軽に楽しく参加できる体験型の防災訓練。
令和6年度は、笹塚地区・大向地区・神宮前地区・上原地区・恵比寿地区の5地区で開催予定。
「渋谷防災キャラバン」公式サイト:https://shibuya-bosai-caravan.tokyo
シブヤドローンチーム「FLYING Bee」
「FLYING Bee」のメンバーは、渋谷区と東急不動産の職員・従業員。
災害用ドローンの導入・活用に向けた官民合同プロジェクトとして、「シブヤの空から(“FLYING”)の地域防災力向上」を「ドローン(語源である蜂“Bee”)の活用」を通じ考えるチームとなっている。
「渋谷区地域防災に関する包括連携協定」とは
渋谷区と東急不動産が、2023年12月6日に締結した協定。
①渋谷区地域防災計画の履行及びその実効性向上に関すること。
②渋谷区地域防災計画及び防災施策の啓蒙並びに区民の防災意識向上に関すること。
③渋谷区内での防災の取組及び活動に関すること。
④人財育成及び人的交流に関すること。
を相互に協力・連携していくことを取り決めとしている。