屋内産業用小型ドローン『IBIS(アイビス)』を用いた特別授業を上鶴間高等学校で実施。デジタル人材・ドローン時代の担い手育成へ向けた一手に

屋内産業用小型ドローン『IBIS(アイビス)』を開発する株式会社Liberaware(本社:千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭)(以下、Liberaware社)は、株式会社ウイルテック(本社:大阪府大阪市、代表取締役 宮城 力)(以下、ウイルテック社)とそのグループ会社である株式会社ワット・コンサルティング(本社:東京都中央区、代表取締役 水谷 辰雄)(以下、ワット・コンサルティング社)と共同で、「高校生の職業体験 ドローンの出前授業」を全国で実施していくとしている。そして、第一弾として神奈川県立 上鶴間高等学校(神奈川県相模原市、 校長:柴田功 )にて、7月11日(木)に『IBIS2』を用いた出前授業を実施したことを発表した。

特別授業の趣旨

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ウイルテック社によるプレスリリースによると、「ドローンの出前授業」を行う趣旨は以下の通り。

近年、ドローンは、個人での撮影でも身近な存在になり、物流、農業、測量、点検、災害などの活用領域が増えてきています。
この出前授業の取り組みは、そんなドローンに実際に高校生に触れて興味をもってもらい、将来的にドローンの担い手やデジタル人材として活躍できるようになってもらう目的に全国で実施する出前授業活動の一環です。

授業で用いられた『IBIS2』とは

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『IBIS2』は、業界最小クラス20㎝の機体で、人が入れない狭小空間の検査ができる小型ドローン。
点検や測量などの産業用途に加え、2011年東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所の調査や2024年能登半島地震で倒壊した家屋の調査など災害現場でも活用されている。

上鶴間高等学校での特別授業

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上鶴間高等学校では高校一年生270名が学ぶ「情報1」授業の一環として、ドローンの様々な用途や歴史、IBIS2の機能、災害現場での活動事例などを映像授業で学習が行われる。
11日に行われた1年2組(36名)の授業では、教室で机と机の間をすり抜けて飛ぶドローンに生徒が驚く様子も見られた事。
また遠隔操作用の画面を見て、生徒が映像のタイムラグが殆ど無いことなどに驚いたなどの感想があったとしている。

また、体育館で行われた操作体験授業では、生徒が一人ずつドローンパイロットの指導を受けながら、実際にリング状の障害物をドローンですり抜けたり、ホバリングをさせるといった操縦がされた。

ウイルテック社は、プレスリリースに「今後もこのような体験授業を通じて、将来のデジタル人材、ドローンの担い手の育成に力を入れていきます。」と寄せている。

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出典

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