高校生ドローンパイロットが快挙!「RAIDEN RACING」所属の橋本勇希選手がWDC2024で初出場・初優勝!

DRONE SPORTS株式会社が運営するドローンレーシングチーム「RAIDEN RACING」所属の高校生パイロット橋本勇希選手が、初出場したトルコ・アダナで開催された『World Drone Cup 2024』で初優勝の快挙を果たした。

World Drone Cupとは

『World Drone Cup』(以下、WDC)は、世界中32か国からプロパイロットらが集結し、高度な操作技術とスピードを競うドローンレース大会。
毎年トルコで開催される世界最大級の航空・航空宇宙・技術の展示イベント「TEKNOFEST」と連携して行われる本大会は、レース場外を囲む大規模観客席が埋まるほど盛況なイベントだ

WDC2024の概要

開催期間:
2024年10月4日 ~ 7日

開催場所:
トルコ・アダナ

開催内容
世界中32か国から32名の招待選手のみが参加。
橋本選手は日本代表として参戦。

初日は練習日となっており、2日目に予選が、最終日はダブルエリミネーション方式の決勝トーナメントが行われた。

最終レースには4名が進出。
2ラウンド先取の試合方式で競技が繰り広げられた。

橋本選手の活躍
橋本選手は予選を1位で通過し、決勝トーナメントでも常に勝者側に名を連ねる安定したパフォーマンスを披露。
決勝レースでは、1ラウンド目で1位を獲得、2・3ラウンド目こそ苦戦したが、4ラウンド目で見事なフライトで優勝を勝ち取った。

なお、獲得した賞金は10万リラ(日本円で約40万円)となっている。

TEKNOFESTについて

WDCの開催と連携している「TEKNOFEST(Teknofest Aerospace and Technology Festival の略称)」は、トルコ最大の航空宇宙およびテクノロジーイベント。
ドローンレース、ロボット競技、人工知能(AI)チャレンジなど、幅広い技術分野の競技が行わている。

主催は、今年のイベントには約110万人の観客が訪れたと報じている。
技術革新とスタートアップ企業の成長を促進するこのプラットフォームは、橋本選手にとっても大きな舞台となった。

橋本選手のコメント

イメージ画像

今回のレースは、普段の試合以上に多くの回数を飛ばす機会があり、慣れない環境でのレースは体力的にかなりハードでした。
しかし、このような世界トップレベルの規模のレースで、優秀なパイロットがそろう中、勝ち切ることができてとても嬉しいです。
今後、ドローンレースをもっとメジャーなスポーツにしたいと考えています。
また、日本でも賞金付きのレースが開催されることを願っています。
レースだけで生活できるように、さらに成長していきたいです。

今後の予定とドローンレース世界大会 日本代表への応援のお願い

イメージ画像

橋本選手の今後の予定

橋本選手は、2024年10月29日から11月4日に開催される「2024 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIP」に日本代表として出場予定。
橋下選手を含む日本代表選手5人(大人3名 ジュニア1名、女性1名)は、昨年は個年は世界2位、日本チームとしては総合3位になった。
今年は各選手の入賞、国対抗での世界1位を目指している。

——————-

出典

関連記事

オーガイホールディングス社、世界初、災害時に義歯をドローンで運ぶ実証実験を11月26日に、鎌倉ドローンフィールドにて実施予定

オーガイホールディングス株式会社(以下、オーガイホールディングス社)は、2025年11月26日に、鎌倉ドローンフィールド(小泉園)にて、義歯をドローンで輸送する世界初の実証実験を行う。 この取り組みは、ドローン・アイティー株式会社、オーガイホールディングス社、および日本遠隔医療学会 歯科遠隔医療分科会(会長:長縄拓哉)の共同プロジェクトとして行われるもので、災害時の歯科医療支援を目的とした新しい医療物流モデルの構築を目指している。

  tera

DJI社、全方向障害物検知、手のひらでの離着陸、ジェスチャー操作に対応した『DJI Neo 2』を発表。今まで以上に初心者に優しいドローンを実現

民生用ドローンとクリエイティブカメラの開発・製造をしているDJI(以下、DJI社)は、2025年11月13日に『DJI Neo 2』を発表した。

  tera

三井不動産とKDDIスマートドローン社、日本初となる高層ビル屋上でのAIドローンの遠隔飛行実証実験を実施

三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊)(以下、三井不動産)とKDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:博野雅文)(以下、KDDIスマートドローン社)は、2025年1 […]

  tera

Liberaware社、長崎県初となる『IBIS2』を活用した下水道管内部でのデモ飛行を実施

株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭)(以下、Liberaware社)、九電ドローンサービス株式会社(福岡県福岡市、代表取締役社長 本田 健一)(以下、九電ドローンサービス社)は、長崎市上下水道局及び公益社団法人日本下水道管路管理業協会九州支部長崎県部会(以下、管路協長崎県部会)の協力の下、長崎市西部下水処理場構内の下水道管(管径φ1800mm)にて、狭小空間点検ドローン『IBIS2』(以下、IBIS2)のデモ飛行を2025年10月16日に実施した。

  tera

アブダビで設計・製造・試験を実施したUAE初のハイブリッド大型貨物無人航空機『Hili』の初飛行を完了

世界市場に向けてアブダビで設計、製造、試験された、UAE初のハイブリッド垂直離着陸(VTOL)大型貨物機『Hili』の初飛行が、アブダビ・オートノマス・ウィーク(Abu Dhabi Autonomous Week)の一環として完了した。 Al AinのEmirates Falcon Aviation内にある、当該貨物機の製造会社であるLODD Autonomous社の飛行試験施設にて行われた。

  Fuji