ドローンが傘を差してくれる?手で持たないドローンブレラ・フリーパラソルとは
ドローン傘とは、自分の代わりに傘を差してくれるドローンのこと。現在開発中のドローン傘ですが、実現すれば雨の日の「当たり前」が大きく変わるかもしれません。本記事では、ドローン傘の事例やメリット・デメリットのほか、実用性についても紹介します。
目次
ドローン傘とは
ドローン傘とは、自分の代わりに傘を差してくれるドローンのこと。現在開発中のドローン傘ですが、実現すれば雨の日の「当たり前」が大きく変わるかもしれません。本記事では、ドローン傘の事例や『アサヒパワーサービス』のドローン傘なども紹介!ドローン傘のメリット・デメリットや実用性についても解説しているので、雨の日に傘を手で持たなくてもいいドローン傘が気になる方はぜひ、最後まで読んでみてください。
「雨の日を快適にできる」「力の弱い方でも傘をさせる」といった理由から、現在さまざまな企業が開発を重ねており、ドローン傘の実現に注目が集まっているのです。
ドローン傘の事例
ドローン傘は残念ながら、2024年2月時点では一般販売されていません。しかし、開発中の事例や実査にドローン傘が活用された事例はいくつかあります。ここでは、下記の事例について解説します。
・フリーパラソル|アサヒパワーサービス株式会社
・ドローンブレラ|AUGMENTED MAGIC
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フリーパラソル|アサヒパワーサービス株式会社
アサヒパワーサービス株式会社のパラソル事業部は、「free Palasol(フリーパラソル)」というドローンの日傘を開発しています。AIと自動操縦機能を搭載したドローンにシートを装着することで日傘の形を整え、人の頭部を認識することで追跡飛行する仕組みです。
ドローンブレラ|Moulla and Augmented magic
デジタルと手品を融合したマジックショーで有名な『Moulla』と『Augmented Magic』が開発したドローン傘。スマホを使用することで、手動操縦と自動操縦モードを切り替えられます。
2024年2月時点では製品の販売がありませんが、今後の開発に注目を集めている事例です。
ドローン傘のメリット
ここからは、ドローン傘の主なメリットについて紹介します。
・両手が塞がらない
・話題になりやすい
それぞれについて見ていきましょう。
両手が塞がらない
傘を差していても両手が塞がらないのは、ドローン傘の大きなメリットです。自由に両手を使えるので、雨の日の煩わしさを軽減できます。また、日傘としての利用も魅力的ですね!ゴルフの際などはプレーしながらでも日傘を指せるという大きなメリットがありますね!
また、人によってはさまざまな事情で傘を差すのが難しい方もいるかもしれません。そのような場合も、ドローン傘が活躍してくれることでしょう。
話題になりやすい
ビジネスの観点でいえば、ドローン傘を活用することによる話題性が期待できます。ドローン傘だけでなく最新の技術は活用しているだけで話題となりやすく、使い方によっては認知拡大やブランディングの効果も得られるかもしれません。
ドローン傘のデメリット
実用化が期待されているドローン傘ですが、一方で課題やデメリットもあります。ドローン傘の主なデメリットは主に下記の通りです。
・価格が高い
・メインテナンスが必要
・故障時のリスク
それぞれに詳しく解説します。
価格が高い
まず挙げられるデメリットは、価格が高い点です。通常の傘の機能に加えてドローンが搭載されることを踏まえると、商品化が実現した場合でも、少なくとも3万円程度はかかるのではないかと予想されています。
メンテナンスが必要
ドローン傘は、メンテナンスが必要な点もデメリットの1つです。ドローンは精密機器であるため、バッテリーの充電や点検など、購入後も定期的なメンテナンスが必要になります。
故障時のリスク
故障時のリスクもデメリットに挙げられるでしょう。ドローン傘を使用する際は、ドローンが常に頭上を飛行します。そのため、何らかのトラブルが発生した際に事故や怪我につながる恐れがあるかもしれません。
飛行可能時間が短い
飛行時間が短いに関しての参考記事
ドローン傘の実用性は?
AIや自動操縦の技術により、ドローンを用いて傘を差すことは物理的には可能です。
しかし、ドローン傘の開発が進められる中で、実用化に向けて「音がうるさい」「飛行可能時間が短い」「準備や収納に手間がかかる」といった課題が浮上しています。ドローン傘の実現は、これらの問題をいかに最小限に抑えられるかにかかっているでしょう。
ドローン傘の今後に期待
ドローン傘について、事例やメリット、デメリットなどを紹介しました。開発途中のドローン傘ですが、技術の発展によりいずれ実用化されるかもしれません。ドローン傘の今後に注目です。