マイクロドローンとは?特徴や注意点とおすすめ商品も紹介

マイクロドローンとは、室内や人物の撮影やアクロバットな撮影ができる小型で軽量なドローンのこと。本記事では、マイクロドローンの特徴や、注意点、おすすめ商品を紹介します。また「マイクロドローンは自作できる?」「マイクロドローンの資格は必要?」などよくある質問についての解答も紹介しているので、参考にしてみてください。

マイクロドローンとは

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出典:https://pixta.jp

 

「マイクロドローン」に明確な定義はありませんが、その名の通り小さなドローンを指すことが一般的。機体が小さい分、素早くコンパクトに動き回れるため、アクロバティックな映像やスピード感のある撮影が可能。

元々レースや競技用のドローンとして利用されていたそうです。

マイクロドローンの特徴

マイクロドローンには、以下のような特徴があります。

  1. 小型で軽量
  2. アクロバティックな映像を撮影できる
  3. 通信速度が速い
  4. 操縦が難しい
  5. 室内での人物撮影に向いている
  6. 狭い場所の点検に向いている

小型で軽量

マイクロドローンとは、一般的に小型で軽量なドローンのことを指します。明確な定義はありませんが、具体的には重量が100g未満のモデル、かつプロペラサイズが2インチ以下のものが多いでしょう。

マイクロドローンはもともとレースや競技用ドローンとして利用されていたため、その小ささを活かしたアクロバティックな操縦がしやすくなっている点も特徴です。

 

アクロバティックな映像を撮影できる

先に触れた通り、マイクロドローンはアクロバティックな飛行にも向いています。サイズ感はもちろんのこと。元々競技用に使用されていたことから、操縦者のスキルによっては狭い場所を通り抜けたり、宙返りができたりするドローンもあります。

マイクロドローンに搭載されるカメラの性能も改善が重ねられており、ハイクオリティな映像を撮影できるでしょう。

 

通信速度が速い

マイクロドローンの中には、大型のドローンとは異なる通信方法が用いられているものがあるのも特徴です。その場合は通信速度が早く、一般的に「FPV」といわれるドローン目線のカメラを見ながら操縦します。

ドローンそのものがコンパクトである上に、アクロバティックな操縦もするため、目視飛行ではなくドローン目線で操縦するのです。

 

操縦が難しい

アクロバティックな飛行が可能なマイクロドローンですが、そのコンパクトさゆえに操縦が難しい場合があります。また、FVPに慣れていない操縦者であれば、初めの頃は飛行に苦戦するかもしれません。

 

室内での人物撮影に向いている

マイクロドローンは、室内での人物撮影に向いています。小型で軽量なので、他のドローンと比較して衝突時の衝撃を抑えられるためです。たとえ衝突してしまった場合でも、大事故につながるリスクを最小限に留められるでしょう。

 

狭い場所での点検に向いている

狭い場所での点検にも、マイクロドローンは向いています。コンパクトなサイズを活用して、人や大型ドローンが入れないような隙間に入って撮影したり、小回りを効かせて移動したりすることが可能です。

マイクロドローンの注意点

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出典:https://pixta.jp

 

一方で、マイクロドローンの使用にあたっていくつか注意したいポイントもあります。ここでは、マイクロドローンで抑えておきたい注意点について見てみましょう。

・無線免許が必要が必要な場合がある

・航空法適用外になる

それぞれ解説していきます。

 

無線免許が必要な場合がある

ドローン目線の映像「FVP」を使用したマイクロドローンの場合、通信速度の早い5.7GHz帯の周波数を利用して飛行する場合があります。5.7〜5.8GHz帯の周波数を利用する場合、無免許・無資格での飛行は禁止されているため注意が必要です。

目的に応じて、必要な免許は下記の通り。5.7GHz帯のマイクロドローンを使用する際は、事前に必要な免許を確認しておきましょう。

・趣味やレジャーで使用する場合…アマチュア無線局免許(4級以上)

・ビジネスや業務で使用する場合…第三級陸上特殊無線技士以上

“総務省 公式HP” 参照

※ 最新の情報は総務省公式HPをご確認ください。

 

航空法適用外になる

100g未満のマイクロドローンは航空法適用外になる(※)のも大きな特徴です。航空法ではさまざまな「特定飛行」の規制を実施していますが、100g未満の機体であれば航空法の対象外となります。そのため、マイクロドローンやトイドローンは、比較的自由に飛行することが可能です。

“国土交通省 公式HP” 参照 

 

マイクロドローンのおすすめ5選

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ここからは、マイクロドローンの具体的なおすすめ商品を紹介します。本記事では初心者でも扱いやすい2.4Hz帯の機種も交えてピックアップしたので、参考にしてみてください。

・Holyton HT20

・BETAFPV 65S BNFマイクロフープクワッドコプター

・Ryze Tello

・Potensic A20G

・VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008

 

Holyton HT20

「Holyton HT20」は、赤外線センサーによりドローンが自動で距離をとってくれるマイクロドローン。ホバリングモードやブーメランモードなどが搭載されており、自分のレベルに合わせて飛行を楽しめるのが魅力です。

バッテリーが3個付随しているため、「充電が切れて短時間しか飛行できない」といった心配もありません。

BETAFPV  クワッドコプター

「BETAFPV クワッドコプター」は、耐久性の高さが魅力のマイクロドローン。

重量は25gと軽量で、外付けのビデオtransmitter「VTX」(※)によりドローン視点での飛行も楽しめます。免許を取得していない場合は、VTXを取り外すことで操縦が可能です。

※アマチュア無線局免許(4級以上)が必要となります。

Ryze Tello

「Ryze Tello」は、DJIのシステムを利用したマイクロドローンで、本体重量が約80gと小型なつくりになっています。プロペラガードや自動着陸機能など、故障時やトラブルのリスクヘッジがされているのが大きな特徴。

ハイスペックでありながら比較的リーズナブルに購入できる上、プログラミングによる飛行操作にも対応しています。

詳細はこちら

Potensic A20G

「Potensic A20G」は、初心者でも操縦しやすいところが魅力のマイクロドローン。HDカメラを搭載しており、ドローンの操縦に慣れていない方でも操縦しやすい「ヘッドレスモード」という機能を搭載しているのが特徴です。

VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008

「VOYAGE AERONAUTICS マイクロドローン PA-1008」は、初心者でも楽しく遊べるミニドローン。屋内でも屋外でも使用可能で、初心者向けのトレーニングモードが搭載されています。ポケットサイズで子供でも操縦できるほか、屋内での練習機としてもおすすめです。

マイクロドローンに関するQ&A

ここからは、マイクロドローンに関するよくある質問と回答を紹介します。

Q.マイクロドローンは自作できる?

A. マイクロドローンはプロペラやバッテリー変更など、自作を楽しむことが可能です。例えば以下のような方法で、自分だけのオリジナルのドローンを自作できます。

  • 高出力のバッテリーに変更:高速で長時間の飛行が可能になる
  • プロペラの枚数や幅、羽の形状を変更:飛行性能を変更できる
  • モーター変更:飛行速度早くなったり操作性がよくなったりする
  • カメラ変更:映像の性能を上げられる

Q. マイクロドローンの操縦に資格は必要?

A. 趣味として楽しむ際にマイクロドローンを飛ばす場合は、資格なしで操縦可能です。ただし、FPVを使用したドローンの操縦は、特殊な電波を取り扱うため「アマチュア無線4級資格」の取得が必要となります。

以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

室内撮影やアクロバティックな飛行にはマイクロドローンがおすすめ

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出典:https://pixta.jp

マイクロドローンは、室内撮影や狭い場所での点検、アクロバティックな飛行などにおすすめです。競技用や室内用のドローンとして利用する場合は、コンパクトサイズのトイドローンも使い勝手がよくおすすめです。本記事で紹介したマイクロドローンのおすすめ商品も、ぜひ参考にしてみてください。

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  ドローンガイド編集部