『空飛ぶクルマ』の社会実装を目指すSkyDrive社、Osaka Metroと業務提携を発表

「空飛ぶクルマ」の開発およびドローン関連サービスを提供する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩)(以下、SkyDrive社)は、空飛ぶクルマの社会実装を目指して、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)後の大阪エリアでの空飛ぶクルマを用いた事業化に向けた検討を行うことを目的に、大阪市高速電気軌道株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 河井英明)(以下、Osaka Metro)と業務提携契約を締結したことを発表した。 併せて、Osaka MetroからSkyDrive社に対して出資も行われた。

SkyDrive社とOsaka Metroの業務提携

イメージ画像

「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションとしているSkyDrive社。
同社は、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく『空飛ぶクルマ』(※) の開発を行っている。

また、大阪・関西万博においては、『空飛ぶクルマ』の2地点間での運航事業者として選定されてる。

※ 空飛ぶクルマ:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段。「Advanced Air Mobility(AAM)」や「 Urban Air Mobility(UAM)」とも呼ばれている。

対して、地下鉄およびニュートラムを9路線運営し、その1日の乗降客数が平均約240万人にのぼるOsaka Metro。
大阪を各段に便利で快適なまちにしていくことを目的に都市型MaaS構想「e METRO」を推進しており、そのパーソナルな移動を実現するための新たな選択肢として「空飛ぶクルマ」も視野に入れている。
2024年2月には大阪市の『空飛ぶクルマ』会場外ポート事業者として選定されており、バーティポートの整備を進めていく事になっている。

両社は、Osaka Metroが『空飛ぶクルマ』会場外ポート事業者として選定されて以来、協議を進めてきました。
この議論を進める中で、Osaka Metroが都市型MaaS構想として目指す「あらゆる移動ニーズに応える交通インフラの確立」と、SkyDrive社が実現を目指している『空飛ぶクルマ』によって日常の移動に空を活用する世界に親和性があると考え、業務提携契約の締結に至った。

今回の提携により、両社はビジネスモデルの策定・精緻化、オペレーション内容の設定・確定など、『空飛ぶクルマ』の事業化に必要な検討を進めていくとしている。

イメージ画像
2024年8月26日にOsaka Metro本社で行われた記者会見の様子。 左からOsaka Metro 代表取締役社長 河井英明 氏、SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩 氏。

————————

出典

関連記事

中部電力グループ、新サービスブランド 『中電ドローンサービス』をリリース

中部電力グループの中部精機株式会社(本社:愛知県春日井市、代表:小道浩也)は、2025年4月22日にドローンを活用したサービスを提供する新ブランドとして『中電ドローンサービス』をリリースした。 当サービスは、これまで中部電力グループ各社(以下、グループ各社)が社会インフラの整備・維持のために培ってきた確かな技術と実績を礎に、ドローンを活用して提供する主に法人向けのサービスとなっている。

  tera

ビー・アンド・プラス社、完全自動運用に貢献!ワイヤレス充電機能を備えた、「定時飛行ドローン」を開発を発表

株式会社ビー・アンド・プラス(本社:埼玉県比企郡小川町、代表取締役社長:亀田 篤志)(以下、ビー・アンド・プラス社)は、事前に設定されたルートと時刻に基づき自動で飛行し、ドローンポートに着陸すると自動でバッテリーへワイヤレス充電まで行う「定時飛行ドローン」を開発したことを発表した。

  tera

スペースワン社と東京海洋大学、AI技術を活用した水中ドローンの社会実装に向けた共同研究契約を締結

株式会社スペースワン(福島県郡山市)(以下、スペースワン社)と国立大学法人 東京海洋大学(東京都港区)は、『水中・水上ドローンの社会実装に向けた活用に関する研究』をテーマとした共同研究契約を締結したことを発表した。

  tera

eスポーツ選手がショベルカーを遠隔操作!?ゲームのテクニックがドローン操作や建設機械の遠隔操作技術として建設現場を変える!?KONAMI eスポーツ学院とTDBCが産学連携

株式会社コナミデジタルエンタテインメントが運営する「KONAMI eスポーツ学院」が、「一般社団法人 運輸デジタルビジネス協議会(以下、TDBC)」との産学連携による相互協力の協定を締結したことを発表した。

  tera

ZenmuTech社ら3社、国産技術を用いた次世代ドローン・セキュリティの実証試験に成功

株式会社ZenmuTech(代表取締役社長CEO:田口 善一、本社:東京都中央区、証券コード:338A)(以下、ZenmuTech社)とネクストウェア株式会社(代表取締役社長:豊田 崇克、本社:大阪市中央区、証券コード:4814)(以下、ネクストウェア社)および株式会社アイ・ロボティクス(代表取締役社長:安藤 嘉康、本社:東京都渋谷区)(以下、アイ・ロボティクス社)による共同チームは、ドローンに秘密分散技術を搭載して飛行中のリアルタイムデータを高度に保護することを前提とした実証試験に成功。 これにより、ドローンが送受信する映像や制御信号、機体内に記録されるデータをリアルタイムに“無意味化”することで、サイバー攻撃や機体の紛失時にも情報漏えいを防ぐシステム構築への目途が立ったと発表した。

  tera