ドローンの整備士になるには?必要な資格とドローン整備の仕事についても解説
ドローンの整備士を目指す方のためにドローン整備の資格や、仕事について解説。現状のドローン整備の仕事がどのようなものがあるのか、整備に関わる仕事に就くためにはどのようなことを行えばいいのかわかりやすく説明します。
目次
ドローン整備士の資格はない
ドローンの整備に関わる業務はありますが、自動車業界のような「整備士」の資格は存在していません。(2023年12月現在)今後、需要が高まり社会的にドローンがより一般的になれば、資格に関する整備が進んでいくはずです。
ドローンの整備は各自で行うことが義務となっている
現状では所有者が各自でドローンの整備を行うことが義務となっており、その内容は国土交通省のマニュアル(※)によって定められています。
以下が飛行前に行うべき点検項目です。
- 各機器は確実に取り付けられているか(ネジ等の脱落やゆるみ等)
- 発動機やモーターに異音はないか
- 機体(プロペラ、フレーム等)に損傷やゆがみはないか
- 燃料の搭載量又はバッテリーの充電量は十分か
- 通信系統、推進系統、電源系統及び自動制御系統は正常に作動するか
- 登録記号又は試験飛行届出番号及び「試験飛行中」について、機体に表示され
- ているか
- リモートID機能が正常に作動しているか(リモートID機能を有する機器を装備する場合)
(※)”国土交通省公式HP”参照
現状のドローン整備の仕事
現状のドローン整備の仕事は、ドローン操縦士やドローンを制作しているエンジニアが整備を兼務している状況です。具体的にはメーカーの公式代理店やドローンショップで整備が行われています。
整備資格が設立される可能性もある
総務省の発表では、政府として送電網の点検・配送などの長距離区間のドローン飛行に必要なエリア整備を推進しています。(※)ドローンを社会に実装させる取り組みが進められており、個人レベルで行われている機器の管理制度が変わる可能性があります。
(※)”総務省公式HP”参照
整備の知識を得るためにはドローンスクールの受講が必要
ドローン整備士の資格が作られても、知識がなくては現場で活躍できません。今のうちに力をつけておくためにドローンスクールに通うことをおすすめします。
ドローンスクールでは飛行に必要な知識や技術を身につけることができて、ドローンの操縦士としての資格取得が可能です。
おすすめドローンスクール紹介
以下のドローンスクールについて紹介します。
- デイトラ
- ドローンマスターズスクール
- エス・アイドローンスクール
- 株式会社セキド
デイトラ
デイトラはUASLevel2の技能証明カードと10時間飛行証明を取得できる完全オンライン型のドローンスクールです。
プロのドローン操縦士として活躍するポイントや点検業務、飛行に必要な手続きについて学ぶことができます
受講料:99,800円 (税込)
ドローンマスターズスクール
ドローンマスターズスクールは、国土交通省認定資格のDPAの取得が可能なスクールです。2日間にわたって実技をトレーニングしてくれるため初心者でもしっかりと技術を習得できます。
受講料:220,000円(税込)
エス・アイドローンスクール
エス・アイドローンスクールは、全国に11拠点に展開しているドローンスクールです。JUIDA認定資格と二等無人航空機操縦士資格の取得が可能です。
座学はZOOMを利用したオンラインになっており、手軽に学ぶことができます。
受講料:143,000円(税込)から
株式会社セキド
株式会社セキドは、ドローンメーカーとしてトップシェアを持つDJIの正規代理店で、ドローンの資格取得講習を実施しています。
2日間のカリキュラムで信頼性の高いDJI CAMPスペシャリストを目指せるコースで、フライト経験10時間以上が参加条件です。
受講料:55,000円(税込)
ドローンの仕事は需要が高まってきている
ドローンが活用されるシーンが増えてきており、政府としても実用化に向けて動き出しています。ドローンの整備士の資格は現状では作られてはいませんが、整備の仕事やドローンに関わる仕事は存在しています。自身がドローン業界で活躍したいのであれば、スクールに通って知識を蓄えることが重要です。ドローン整備の仕事を目指す方はこの記事を参考に検討してみてください。