
大阪工業大学、Webサイト「研究室VOICE!」で消防防災活動においてドローンの利活用について配信。ネットワークデザイン学科樫原准教授による研究
大阪工業大学(学長:井上晋)は、本学の時代に先駆ける研究をホームページの「研究室VOICE!」内で紹介する連載「研究力」の8回目を2025年3月4日に配信した。 今回の配信では、ネットワークデザイン学科 樫原茂准教授による、消防防災活動においてドローンを使い被害状況を素早く把握する、などの利活用に向けた研究について掲載されている。
目次
「研究力」の掲載内容と樫原准教授について
樫原准教授がドローンを消防防災活動に生かす研究を始めたのは、2011年の東日本大震災がきっかけ。
大災害を目の当たりにし、自分にできることは何かと考え、ちょうどその頃、プログラムで制御できるドローンが登場し始めていたため、自身の専門分野であるモバイルネットワークと組み合わせることから災害時に役立つ技術が生み出せるのではないかと研究に着手した。
現場で活用するには現場の課題を正しく理解することが大切である。
そこで、大阪工業大学と高知市消防局とで協定を結び、共同研究を進めている。
山中の行方不明者の捜索を想定した実験では、上空からの撮影に加えて、電波を手掛かりにする方法を試した。
多くの人がスマートフォンやゲーム端末などを携帯していることから、それらの機器が発する電波を利用できると考えられたからである。
この実験により、電波情報を活用することで捜索範囲を絞り込むことができ、より迅速な救助につながる可能性が明らかになった。
「研究力」8回目の掲載内容について
電波を探知できるセンサーを取り付けたドローン
教員
樫原茂(かしはら・しげる)准教授
所属
ネットワークデザイン学科(4月からは実世界情報学科)
テーマ
消防防災活動にドローンを役立てる
URL
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/8_IN-kashihara.html
Web連載「研究力」について
「研究力」は、下記のような内容を紹介している連載企画となっている。
●会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
●大阪工業大学の200研究室から毎月1教員を紹介
過去に掲載された「研究力」のバックナンバーについては、下記URLより。
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/
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出典