【Japan Drone2024出展企業レポート】ドローンを飛ばせる気象状況なのかを事前に・現地でチェック<株式会社ウェザーニューズ>
2024年6月5日から7日にかけて、幕張メッセで行われていたJapan Drone2024。 その中に「株式会社ウェザーニューズ」も出展していました。 同社ブースでは、日常生活だけでなく現地でドローン飛行をさせる時に役立つ『空の天気Ch.』と、次世代エアモビリティのサービスを展開している企業向けコンテンツ『ウェザーニュース for business』の紹介が行われていました。
目次
日常の天気予測からドローン飛行のサポートまで『空の天気Ch.』
実際に飛行させないと上空の状況が分からない。
『空の天気Ch.』は、そんなドローンパイロットの悩みもサポートできるサービスにもなっています。
上空100mの風の流れを把握
『空の天気Ch.』では、上空100mの風の流れを可視化したマップを公開しています。
風の動きが把握できるので、ルート上に風の強いエリアや向かい風となっているポイントがないかが分かりやすくなっています。
安全な航路を構築したり、安全対策に役立つサービスです。
ピンポイント予測
ドローン専用の高精細気象(250mメッシュ/高度10m毎)を提供しており、高度毎にデータを確認できます。
ドローンポートやVertiportといったフライト地点やその上空の、風向き・風速・気温予測を10分毎にチェック可能です。
離着陸の可否についての判断や飛行高度・ルート選定する際に参照できるデータとなっている他、1時間毎の天気予報を3日先まで確認できるので、飛行計画作成段階でも活用につながります。
下層雲量予測・上空気温分布
晴れた日であっても、空撮を行う際には雲の影や光の加減、青空を背景にして撮影ができるかが大きなポイントになりドローンパイロットにとってもクライアントにとっても気になる要素となります。
『空の天気Ch.』では、下層の雲がどの程度広がるか、その雲の動きについての予測データも出していますので、撮影に適しているのか、撮れる映像の予測などに役立ちます。
上空気温分布も提供しており、ピンポイント高度毎気温予測と併せることで、バッテリー残量の予測検討の参照データになります。
詳細はこちら
「空の天気Ch.」の利用をするならこちらから (ウェザーニュースアプリを無料ダウンロード)
次世代エアモビリテ企業対象サービス『ウェザーニュース for business』
ウェザーニューズでは、個人だけでなく法人や企業に向けたサービスも展開しています。
法人向けサービス『ウェザーニュース for business』に申し込むと、大きく3つの機能が利用できるように。
悪天候のプッシュ通知
『ウェザーニュース for business』では、アプリ上で専用ページが利用できます。
事前に、ページ上で運航ルールやドローンなどの機体性能に基づいた気象閾値を設定しておくことで、ドローン飛行に影響の出る可能性がある強風や降雨時にスマートフォンにプッシュ通知が来るようにできます。
急な天候の変化や、台風や避難情報など被災地支援に際しての安全情報についても把握できるため、ミッションの安全性を高める効果が期待できるとのことです。
シームレスな安全運航管理
「ウェザーニュース」アプリには無料で使用できる標準機能のひとつとしてライブカメラネットワーク『ソラカメ』があります。
そして、ルート上のリアルタイムな風雨情報を実況観測できる気象IoTセンサー『ソラテナPro』があります。
この2つを併用する事で、安全運航の判断につながる実況から予測まで気象情報の一元的な管理につながるとのことです。
ウェザーニュースアプリの全機能利用
『ウェザーニュース for business』に申し込みをしていると、「ウェザーニュースアプリ」の有料会員用機能すべてにアクセスできます。
前述した「ピンポイント予測」を使用したり、無料版では3時間先までしか見られない「雨雲レーダー」を30時間先までチェックできるようになります。
また、アプリ専用で提供している情報も『ウェザーニュース for business』ならパソコンでも確認できるようになっているので、ドローンの飛行現場にいない本部との連携も可能です。