ドローンの飛行日誌の書き方|コツや対象になる項目を紹介します

ドローンの飛行日誌の書き方やコツについて紹介します。飛行日誌は、ドローンで特定飛行を行う人が必ず書かなければいけません。特定飛行をしたのに提出が見受けられなかった場合、罰則を受けることもあるので注意しましょう。

飛行日誌とは

イメージ画像

https://pixta.jp

飛行日誌とは、ドローンを含む無人航空機を使って特定飛行をした際に、飛行実績や点検結果、改造内容などの情報を書き記したものです。航空法で定められた特定飛行にあたる飛行をおこなった際には、必ず提出しなければいけません。

 

特定飛行するなら飛行日誌は義務

イメージ画像

https://pixta.jp

特定飛行とは、「地上高150m以上の飛行」「空港や病院等重要施設の上空での飛行」「夜間飛行」「目視外飛行」など、航空法によって定められた飛行空域や方法でドローン飛行をおこなうことです。

 

積載物の輸送やイベント会場の上空での飛行も原則禁止されています。特定飛行を行う際に飛行日誌を提出しなければ、罰則対象になるので注意してください。

ドローンの飛行日誌の書き方

飛行記録

イメージ画像

https://pixta.jp

飛行日誌は全部で三項目によって構成されていて、一つ目は「飛行記録」です。これは、特定飛行をおこなった日付、操縦者氏名、目的や経路など、飛行実績を細かく記す項目になります。

総飛行時間も記載するので、いつから飛行させたのか記録しておくことが大切です。

 

日常点検記録

イメージ画像

https://pixta.jp

二つ目は「日常点検記録」です。ドローンの登録記号や型式認証書番号、製造番号など、特定飛行で使用したドローンの状態を記載する項目になります。

損傷や歪みの有無など細かく把握しなければいけないため、普段からドローンの状態を把握するようにしておきましょう。

 

点検整備記録

イメージ画像

https://pixta.jp

三つ目は「点検整備記録」です。ドローンの点検や修理の内容や実施理由、機体認証後の飛行時間など、定期的なメンテナンスや修理の詳細について記載する項目になります。

特定飛行をおこなった機体が、過去にどのような修理をしたのかを常に把握しておくことが大切です。

 

飛行日誌を提出しなかったらどうなる?

イメージ画像

https://pixta.jp

 

特定飛行をおこなったのに関わらず、飛行日誌を提出しなかった場合は、航空法第157条11にしたがって、10万円以下の罰金(※)を科せられます。特定飛行をしない場合でも、できるだけ飛行日誌を記録するようにしましょう。

業務にドローンを取り入れる際には、ほとんどの場合特定飛行をおこなうと思いますので、導入前にきちんと飛行日誌について勉強しておくことをおすすめします。

“国土交通省 公式HP”参照

ドローンの飛行日誌を正しく書こう

イメージ画像

https://pixta.jp

 

ドローンの飛行日誌の書き方やコツについて紹介しました。ドローンで特定飛行をおこなう際は、本記事で紹介したポイントをしっかりおさえるようにしてください。正しく飛行日誌を書いて申請に困らないように準備することが大切です。

関連記事

【2025最新】ドローンの包括申請とは?更新の概要と手続きの流れを徹底解説

ドローンの包括申請について解説します。包括申請の更新手続きやタイミングだけでなく、メリットたよくある疑問点についてもわかりやすくまとめました。ドローンの包括申請の更新を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部

多摩川はドローンを飛ばせる?具体的なエリアや規制、必要な手続きなどを解説

東京でドローンを飛ばすとなると場所選びに苦戦しますよね。 実は「多摩川」は東京でも数少ない飛行が許可されるエリアが存在する川。 しかし、実際に飛行させるとなると「どのような手続きが必要なのか?」「どのエリアが許可されてい […]

  ドローンガイド編集部

ドローン規制は日本だけじゃない?主要諸国の規制と日本ならではの規制をわかりやすく解説

「ドローン規制は日本だけ?」と気になる方も多いことでしょう。そこで本記事では、日本のドローン規制のポイントを解説したうえで、日本以外の主要諸国のドローン規制についてまとめました。海外と日本のドローン規制の違いについて知りたい方は、参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部

100g台のドローン規制はいつから?ドローン法改正法の詳細や追加されたルールを解説

2024年はドローン法制にとって新たな節目となる年です。安全性やプライバシー保護の観点から規制が強化され、利用者が守るべきルールも複雑化しています。本記事では、2024年の最新ドローン法改正に焦点を当て、新たに追加されたルールや変更点を詳しく解説します。これからドローンを飛ばす方も、既に活用している方も、法改正のポイントを押さえてトラブルを防ぎましょう

  ドローンガイド編集部

ドローンを飛ばせる場所を調べるマップアプリや地図を紹介!飛行可能なエリアをチェック

ドローンがどこで飛ばせるのか簡単に調べたい方は必見!ドローンを飛ばせる場所がマップで簡単に分かる「フライトナビ」や「DJIフライトマップ」などのアプリや、国土地理院のドローン飛行禁止区域の地図などを紹介します。また、ドローンが飛ばせるエリアや、100g以下のドローンが飛ばせる場所なども紹介しているので、参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部