ドローンは鳥に襲われる?カラスやトンビなどへの注意点と対処法を解説
本記事では「ドローンは鳥に襲われるのか?」という疑問について徹底解説。ドローン飛行時にとくに注意したい鳥や、襲われた時の対処法についても紹介します。「ドローンを飛ばしたいけど、鳥に遭遇してしまわないか心配」と考えている方は、事前に危険性を確認しておきましょう。
目次
ドローンは鳥に襲われる?
ドローンが鳥に襲われることはあります。ドローンで自然の中を観察、撮影していると、思いがけず鳥の縄張りや生息地に入ってしまうときがあるからです。
ただドローンに興味を示して近づいてくるだけの鳥もいますが、獲物や敵だと判断し攻撃してくる鳥もいます。ドローンが故障したり、鳥が怪我をしたりしないよう、十分に配慮して飛行させることが重要です。
ドローン飛行時に注意したい鳥
ドローン飛行中に近づいてきやすいといわれているのは、トンビやワシ、タカなどの猛禽類(もうきんるい)です。とくに、ワシやタカは狩りをする習性があるため、飛行中のドローンを攻撃してくる危険があります。
狩りを行わないトンビに関しても、興味本位で近づいてくる場合があるので、同じく注意しましょう。
とくにカラスに注意
ワシやタカ以外にも注意したいのが、カラスです。カラスは頭がよく縄張り意識が高いため、集団で一気にドローンを襲ってくる危険があります。とくにカラスの縄張りや巣に近づいてしまった場合は、攻撃的になるため注意が必要です。
鳥にドローンが襲われないための予防策
ドローン飛行中に鳥に襲われないためには、下記の点に注意しましょう。
- 鳥の繁殖時期を避ける(カラスとトンビの繁殖期は3月~6月頃)
- 常に周囲の状況を確認する(鳴き声に注意)
鳥の繁殖時期を避ける
鳥は繁殖時期になると卵や雛を守るため、より一層周囲を警戒するようになります。種類にもよりますが、日本に生息する鳥の繁殖時期は、一般的に春から初夏にかけてです。もしこの時期にドローンを飛行させる場合は、周囲に鳥の巣がないか十分に注意しましょう。
常に周囲の状況を確認する
鳥は山や森だけでなく街中にも生息しているため、生息地を避けて飛行するのが難しいです。そのため、常に周辺の状況を観察しながらドローンを飛行させる必要があります。もしうっかり縄張りに入ってしまった場合は、速やかに離れるようにしましょう。
ドローンが鳥に襲われたときの対処法
どれだけ気をつけていても鳥がドローンに近づいてくる場合もあります。鳥に襲われそうになったときは、下記のように対処しましょう。
- ドローンの高度を上げる
- ドローンを安全な場所に着陸させる
ドローンの高度を上げる
種類にもよりますが、鳥は体の特徴上、垂直飛行ができないのが一般的です。そのため、もし鳥に襲われそうになった場合は、ドローンを急上昇させて回避するようにしましょう。
ドローンを安全な場所に着陸させる
ドローンに鳥が近づき、まだ攻撃する様子がない場合は、速やかに着陸させましょう。ドローンの安全を確保し、鳥たちの警戒心をなくすことが重要です。墜落事故を防ぐためにも、対処法を念頭に置いて飛行させるようにしましょう。
ドローンの鳥型は襲われる?
ドローン飛行時は鳥や周りの状況に十分に注意しましょう
ドローンは上空に飛ばすため、飛行中に鳥に襲われてしまうことも珍しくありません。ドローンを飛行させるときは、鳥たちの領域に立ち入っているかもしれないと認識し、必要以上に危害を加えないよう細心の注意を払うことが重要です。環境や生態系にも配慮して、安全な飛行を心がけましょう。