ドローンの飛行時間はどのくらい?飛行時間を長くするコツや注意点も解説
ドローンの飛行時間の目安や、飛行時間の計測方法のほか、長く飛ばすためのポイントも紹介します。これからドローンを操縦する方や、飛行時間が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ドローンの飛行時間はどのくらい?
「ドローン」とは、無人航空機の総称のことです。はじめは軍事目的で開発が進められていましたが、2023年11月現在では、産業ドローンやトイドローンなど、さまざまなドローンが登場しています。
ここでは、一般的なドローンの飛行時間について詳しく解説。ドローンが飛行できる時間は、機体の性能やつくり、サイズなどによって異なります。
トイドローンは飛行時間が短い
トイドローンとは、航空法で模型航空機に分類される100g未満のモデル(※)のことを指します。小型のトイドローンは飛行時間が短いところが特徴。一般的なサイズ・機能のものであれば、最大でも十分程度の飛行時間であることが多いです。
※“国土交通省 公式HP” 参照
業務用ドローンは最大数十分飛行可能
ビジネスに利用するのであれば、飛行時間が長いほど使い勝手がよいでしょう。本格的な業務用のドローンを使う場合、最大数十分以上飛行が可能なものもあります。一概にはいえませんが、機体価格と飛行時間は比例していることが多く、高価なドローンになるほどバッテリーの持ちがよいのが特徴です。
ドローンの飛行時間の計測方法
ここからは、ドローンの飛行時間の計測方法について紹介します。ドローンの飛行時間の計測方法は以下の通りです。
・ドローン専用アプリを使用する
・自分で記録する
ドローン専用アプリを使用する
代表的な機種であれば、専用のアプリがリリースされています。ものによって実際の操作方法は異なりますが、一般的にアプリをダウンロードして起動すると、飛行時間や飛行距離、飛行時間などを表示できる仕組みです。
自分で記録する
すべてのドローンが専用アプリに対応しているわけではありません。対応していない機種のドローンを飛行させる場合、アナログな方法ではあるものの、自分でメモにとって飛行時間を記録するのも1つの方法です。
しかし、飛行操作中に時計を見たり、メモをとったりするのは難しいため、バッテリーあたりの飛行時間から何個分使ったかで計算するとよいでしょう。
ドローンの飛行時間を延ばす方法
できるだけドローンの飛行時間を延ばしたいと考える方もいるかもしれません。ここでは、ドローンの飛行時間を延ばす方法について紹介します。
・不用な動きは控える
・積載量を減らす
・バッテリーが冷えないようにする
・最大充電容量の多いドローンに買い換える
不用な動きは控える
ドローンを長く飛行させたい場合は、できるだけ不要な動きは控えるようにしましょう。ホバリングを使って安定飛行をさせ、なるべくゆっくりと動かすようにすることでバッテリーの消費を抑えられます。
急な上昇・下降や急発進などの動きはバッテリーを消耗してしまうので、できるだけ避けるようにしましょう。
積載量を減らす
ドローンに荷物を運ばせている場合、積載量を減らすことでバッテリーの持ちがよくなる場合があります。飛行時間と積載量の優先度によって、積載量を見直してみても良いかもしれません。
バッテリーが冷えないようにする
バッテリーが冷えてしまうと、電気の消耗が激しくなります。特に寒い季節にドローンを飛ばす場合には、バッテリーを冷やさないようにして温めておきましょう。
最大充電容量の多いドローンに買い換える
先に紹介した内容は全て対処療法で、ドローンの最大飛行時間が延びるわけではありません。どうしても飛行時間を優先させたい場合は、思い切って最大充電容量の多いドローンに買い換えてみるのも1つです。
ドローンの飛行時間に関する注意点
ここからは、ドローンの飛行時間に関する注意点を紹介します。
・最大充電容量は徐々に減っていく
・長時間飛行の際は操縦ミスに注意
最大充電容量は徐々に減っていく
例えば最大充電容量が40分の場合、40分間丸々飛行できるわけではありません。最大充電容量は、使用回数を重ねるごとに徐々に減っていくのが基本です。
飛行中にバッテリーが尽きてしまうと、ドローンごと墜落してしまい危険です。事前にバッテリーの状態を確認して、飛行中にバッテリー切れにならないよう注意しましょう。
長時間飛行の際は操縦ミスに注意
ドローンの性能によっては、数十分以上の長時間飛行が可能なものも。しかし、ドローンの操縦には神経を使います。集中力の途切れは操縦ミスにつながるので、適度な休憩を取りながら操縦しましょう。
ドローンの飛行時間は数分〜数十分程度!使い方にも気をつけよう
ドローンの飛行時間は、トイドローンなら数分程度、産業用ドローンでは数十分程度がおおよその目安です。また、少しでも飛行時間を長くしたい場合は、バッテリーの状態や操縦に気を配るのがポイント。ドローンを飛行する際の参考にしてみてください。