ドローンを山で飛行させるために必要な許可や注意点を解説
ドローンを山で飛行させる際に必要なことを解説。飛行に必要な許可や申請、法律違反にならないために注意すべき点やいざという時のための保険についても紹介します。山でのドローン撮影を検討している方は、トラブルを避けるためにこの記事を参考にしてみてください。
目次
ドローンを山で飛ばすために必要なこと
ドローンを山林で飛行させるためには以下のようなことが必要です。
- 山林の所有者の許可を得る
- 機体登録
それぞれについて解説します。
山林の所有者の許可を得る
山林の所有者の許可が必要です。山林には国有林と民有林があり、国有林の場合の手続きは「入林届」の提出(※1)、民有林の場合は所有者の許可を得る必要があります。
機体登録
山林での飛行に限らず100g以上のドローンの飛行には機体登録が義務(※2)となっています。
機体登録の主な手順は以下の通りです。
- 国土交通省のDIPSからインターネットで登録する
- ナンバープレートをつける
- 取得した登録番号をリモートIDと紐付けする
ドローンを所持したら必ず行いましょう。
※1:“林野庁公式HP“参照
※2:“国土交通省 公式HP” 参照
ドローンを山で飛ばす際の注意点
ドローンを山林で飛ばす際の以下の注意点について解説します。
- 高度150m以上の空域には特別な許可が必要
- 墜落して対処を怠ると不法投棄になる
- 鳥に注意
高度150m以上の空域には特別な許可が必要
航空法により「100g以上のドローンは地表又は水面から150m以上の高さの空域は飛行の禁止空域とされており、これらの空域で無人航空機を飛行させようとする場合は、許可申請が必要(※)」とされています。
飛行させるために空港等設置管理者及び空域を管轄する管制機関と事前の調整が必要です。くわしい許可の取り方は国土交通省の公式HPを参考にしてみてください。
※”総務省公式HP”参照
墜落して対処を怠ると不法投棄になる
墜落して発見できずに必要な対応を怠った場合不法投棄になります。
墜落した際は以下のことを行いましょう。
- 墜落した山林の所有者・管理者への連絡
- 警察への遺失物届の提出
- 国土交通省への事故報告
- 保険会社への相談
鳥に注意
ドローンの墜落の原因として、鳥に外敵とみなされて攻撃されて墜落することがあります。鳥と遭遇した場合はすぐに着陸させるか、急上昇や急下降を行い距離を取りましょう。
ドローンの墜落に備える機体保険
ドローンの墜落時のために保険を利用しておくのもおすすめです。機体の損傷に対する補償や損害賠償に対する補償があります。以下にリンクを添付しておくので、興味がある方は内容を確認してみてください。
山でのドローン飛行は平地とは違うことを認識しよう
航空法によって一定の高度を超えるドローン飛行は規制されており、起伏がある山で飛行の場合、高度の調整に気を配る必要があります。法律違反しないように飛行プランを綿密に検討することが重要です。山でのドローン撮影を行おうとしている方はこの記事を参考に注意して実施してください。