ドローンの操作用語を紹介!初心者が覚えるべき知識を解説

ドローンを操作する上で覚えるべき専門用語を紹介します。ドローン本体や送受信機の名称やパーツがわからないまま飛行しないように、本記事を参考にして必要最低限のドローンの操作用語を学びましょう。種類ごとにカテゴリ分けしているので、初心者でも用語がわかりやすくなっています。

ドローンの部品用語

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まずは、ドローンの部品用語を紹介します。飛行やメンテナンスをする上で必ず覚えるべきポイントになるので、しっかり確認して覚えるようにしてください。

 

ローター、ブレード

ドローンを飛行させるために回すプロペラを指します。飛行機能に直結する部品になるので、丁寧な扱いを心がけましょう。障害物に当たって破損してしまう可能性を下げるために、ローターやブレードの周りにガードがついているドローンも販売されています。

 

ジンバル

ジンバルは、カメラ映像や写真のブレを抑えるための装置を指します。基本は3つのジンバルによって固定されることで、安定した撮影が可能。高性能なドローンであるほど、ジンバルの性能もよく、ブレの少ない撮影ができるようになります。

 

フライトコントローラー

フライトコントローラーは、機体の情報を送受信するための部品を指します。外から受信する情報を元にして、飛行指示をおこなうのが特徴。タイムラグなくスムーズな飛行を促す部品になるので、破損は避けるようにしてください。

 

チルト、パン

チルトはカメラを上下に動かす動作を指し、パンはカメラを左右に動かす動作を指します。どちらも撮影用語として使われており、使いこなすことで、迫力のある映像や写真を撮影可能です。

 

スキッド

スキッドは、ドローンを着陸させるための足を指します。常に固定されているドローンもあれば、着陸時のみスキッドが出てくるタイプも販売されているのが特徴。カメラはドローンの下側についているので、着陸による破損を防ぐ役割も担っています。

プロポーショナルシステム

プロポーショナルシステムは、ドローン操縦に欠かせない送受信機、いわゆるコントローラーを指します。スマホやタブレットから操作する際に活用されることが多いです。アプリケーションやソフトウェアは日々開発されているので、操縦を楽しむならチェックしておきたい部品でもあります。

ドローンの操作用語

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続いて、ドローンの操作用語について紹介します。こちらも操縦する上で覚えるべきポイントになるので、しっかりチェックしてみてください。

ホバリング

ホバリングは、ドローンを空中で静止させる動作を指します。障害物の衝突や墜落を防ぐためにも、ホバリングは飛行する上で大切な要素です。飛行練習する際に必ず練習するようにしてください。

ピッチ

ピッチは、ドローンが前後に傾く動作を指します。平面座標を正しく制御するために欠かせない操作です。別名「エレベーター」とも呼ばれます。

スロットル

スロットルとは、機体を上昇、下降させる操作を指します。ドローンを飛行させる際の高度を調整するときに必要な操作です。スティックの上下で操作できるので、基礎動作として数えられます。

 

ラダー

ラダーは、機体を左右に旋回させる操作を指します。進行方向や方位を調整する際に必要な動作です。正しい経路で飛行させて、不用意な衝突を避けるために、必ず身につけておきましょう。

 

エルロン

エルロンは、機体を左右に移動させる操作を指します。ピッチと同じ感覚で、平面座標を調整するために必要な操作です。スティックを左右に動かすだけなので、こちらも基礎動作として数えられます。

 

ドローンセンサーの用語

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続いて、ドローンセンサーの用語を紹介します。安定したフライトを実現するために搭載されていて、機体の内部に取り付けられているのが特徴です。一つひとつの名称と役割を丁寧に解説します。

GNSSセンサー

GNSSセンサーは、衛星から発信されている電波を受信することで、機体の位置や高度を測る役割を担います。緯度や経度を割り出すことで、ホバリングでより停止しやすくなるのが特徴です。

 

気圧センサー

気圧センサーは、空気が機体を押す力の強さを検知する役割を担います。ドローンの高度や速度も計測できるので、破損すると飛行時の調整が効かなくなってしまう可能性があります。少しでも異変を感じたらメーカーに問い合わせましょう。

 

超音波センサー

超音波センサーは、送波器と受波器を使って障害物の検知や、障害物との距離を計測する役割を担います。自動回避機能のあるドローンには必ず搭載されているので、正しく情報が得られているかを日頃から確認するようにしましょう。

 

ジャイロセンサー

ジャイロセンサーは、旋回速度を計測する役割を担います。慣性がはたらくことで角度の変化量も同時に検出してくれるので、ドローンを安定して飛行させる際に欠かせないセンサーです。

 

加速度センサー

加速度センサーは、単位時間に沿って飛行速度の変化量を計測する役割を担います。傾き具合と速度を計測して、反対向きに制御することで、安定したホバリングを実現できるようになるのです。ドローンの姿勢維持には欠かせません。

 

光学センサー

光学センサーは、地表を撮影することで、ドローンを水平で維持したり離着陸を安定させる役割を担います。GPSが届きにくい、電波が弱いエリアで有効なセンサーのひとつです。

 

磁気センサー

磁気センサーは、ドローンがどの方角を向いているのかを計測する役割を担います。コンパスと同じ効果を発揮するので、予め設定した進行方向に正しく進んでいるのかチェックする際にも役立つのが特徴です。

 

ドローン送受信機の用語

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最後はドローン送受信機、コントローラーの用語を紹介します。ドローン飛行をする上で必ず使用するものなので、名称を覚えて正しい操作を心がけましょう。

 

電源ボタン

電源ボタンは、ドローン送受信機の電源をオン、オフにする役割を担います。

 

アンテナ

アンテナは、飛行中のドローン制御とビデオ信号を中継する役割を担います。ドローンを飛行させる上で欠かせないパーツです。収納時も大切に扱うようにしてください。

 

制御スティック

制御スティックは、飛行しているドローンの動き全般を制御する役割を担います。

 

モバイル機器ホルダー

モバイル機器ホルダーは、お手持ちのスマートフォンを送受信機に取り付ける役割を担います。アプリケーションやソフトウェアを使った飛行も増えているので、積極的に活用してみていただきたいパーツです。

 

リターンホーム(RTH)ボタン

リターンホームボタンは、長押しすることでドローンが自動で手元に帰還する役割を担います。飛行中にドローンが緊急事態に陥ったときに便利な機能です。危険を察知して自発的に帰還するケースもあります。

 

ステータスLED

ステータスLEDは、飛行前後の機体ステータスをLEDによる発光で教えてくれる役割を担います。豊富な発光パターンで、通常は緑色が点滅しますが、警告時には黄色、赤色の点滅、点灯が増えるのが特徴。飛行中は常にステータスLEDを確認して、機体の状態を把握するようにしましょう。

 

バッテリーレベルLED

バッテリーレベルLEDは、送受信機本体のバッテリー残量を表す役割を担います。飛行中にバッテリー切れで墜落してしまうリスクを防ぐためにも、しっかり充電されていることを確認してから、ドローンを飛行させるようにしてください。

 

ドローン操縦前に専門用語を覚えよう

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ドローンを操作する上で覚えるべき専門用語を紹介しました。本体や送受信機それぞれに名称と役割があるので、しっかり覚えてからドローン飛行を楽しむようにしましょう。室内や開けた場所でドローンを飛行させて、操作を丁寧に一つひとつ確認することをおすすめします。

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