本体重量99g、航空法の適用外となる空飛ぶAIカメラ『HOVERAir X1 Smart』が編集部にやってきた!

2024年に行われたクラウドファンディングで、目標金額30万円のところ、2億円以上の応援購入が寄せられたことで、ドローンだけでなくガジェット業界でも大きな話題を呼んだ『HOVERAir X1 Smart』。 この『HOVERAir X1 Smart』の本体レビューをDroneGuide編集部でも行っていきます。

本体の重量感

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バッテリーを含めた機体重量がわずか99gを誇る『HOVERAir X1 Smart』。
航空法が適用されるのが100g以上の機体重量となることから、扱いとしてはトイドローンということになります。

実際、この『HOVERAir X1 Smart』を手にすると非常に軽いことがわかります。
114mmx142mmと他のトイドローンに比べると若干大きめのボディであること、そのサイズ感で重量分散をうまく行った設計となっているのが重さを感じにくくしているポイントなのだろうと思われます。

『HOVERAir X1 Smart』を飛ばしてみよう!

『HOVERAir X1 Smart』には専用のスマートフォンアプリが用意されていますが、なんと飛ばすだけならこのアプリさえ不要。
機体に備え付けられた小さい凸ボタン(モード切替ボタン)を押すことで、フライトモードを「ホバリング」「ズームアウト」「フォロー」「オービット」「俯瞰撮影」「カスタム」の6つから切替が可能。
フライトモード選択後に、機体にもう一つある大きな凹ボタン(離陸ボタン)を押下することでフライトが開始します。

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つまり、『HOVERAir X1 Smart』を飛行させ撮影するだけならば、『HOVERAir X1 Smart』本体だけあれば完結するということ。

もちろん、撮影した映像のチェックや設定の変更などはアプリと連携させないとできないので、アプリ自体は必須となります。

動画はこちら

実際に飛行させる時の様子はこちらの映像からご確認ください。
離陸ボタンを押した後、飛翔するまでの様子を捉えています。

 

映像を取る際の注意

『HOVERAir X1 Smart』は、飛行と同時に撮影を開始しているわけではありませんでした。
カウントコール後にフライトが行われますが、カウント終了後約4秒間は撮影は行われていません。

撮影がされるのは、飛翔後に機体のランプが赤点灯してからとなります。
ですから、飛行しはじめたから撮影が始まったと思い動き出してしまうと・・・、肝心の頭の部分が撮れていない~!なんてことになりかねません。

前述の動画で、飛翔した直後はランプが灯っていない事と数秒後にランプが赤く灯ることが確認できます。
ランプが灯るのをしっかり確認してから撮影に入るようにしましょう!

驚愕のカメラ追従性の高さ

AI飛行カメラという異名を持つ『HOVERAir X1 Smart』。
本体重量が100g未満という非常に軽量ながら、非常に優れたカメラの追従性を有しています。

対象の後をついていくフォローモードでは、一定以上の距離が空くと『HOVERAir X1 Smart』が距離を自分から詰めてくるようになっています。

また、間に対象とは違う人物がカットインしてきた場合、その人物とぶつからないように停止も自動で行われ事も確認が取れました。
プロペラは完全密閉型なので安全性がもともと高い同機ですが、そもそも障害物などとぶつからないような挙動をします。

動画はこちら

カメラが撮影者に合わせて動き、機体が距離を詰めてくる様子は、こちらの動画からチェックできます。

 

『HOVERAir X1 Smart』を」飛行させるうえでの注意点

一方で気を付けたいのは、アドバンスドモードの機能となる対象の前を進んでいく「フロントフォロー」。
このモードでは、『HOVERAir X1 Smart』がバックをしながら進んでいくのですが、『HOVERAir X1 Smart』の機体後方にカメラはついていません。
そのため、進行方向に障害物や壁などがある場合、ぶつかってしまいます。
先を進む『HOVERAir X1 Smart』が何かにぶつかったりしないか、注意しながら撮影をしてください。

もちろん、どのモードであっても、ユーザー側が安全に撮影できるように配慮する必要がありますよ!

今後は『HOVERAir X1 Smart』で撮影した映像を投稿していきます

使用に登録や免許が不要な『HOVERAir X1 Smart』。
自動飛行を行うことから、ドローンを始めるのに非常にハードルを下げてくれる一台となっています。

今後は、DroneGuideでも『HOVERAir X1 Smart』を用いた映像を随時投稿して行く予定なので、YouTubeやInstagramなどSNSも併せてご覧ください。

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  ドローンガイド編集部