ドローンスポーツの魅力とは?大会の参加方法や始め方のポイントを解説
事業やプライベートなどさまざまな用途に活用されているドローンですが、スポーツでも積極的に活用されています。プロはもちろんのこと初心者でも楽しめる種目もあるので、ドロ-ン好きの方には魅力的でしょう。本記事では、ドローンスポーツの魅力について紹介!大会の参加方法や始め方についても解説します。
目次
ドローンのスポーツ大会にはどのようなものがある?
ドローンのスポーツ大会には、どのような種目があるのか気になる方も多いでしょう。ほとんどの方はドローンのスポーツ大会と聞くとレースをイメージするかもしれません。しかしそのほかにも、さまざまなドローンのスポーツが存在します。
ドローンレース
ドローンのスポーツといえば、ドローンレースでしょう。世界各国でドローンレースは開催されており、日本でも各エリアでイベントが行われています。ドローンレースの魅力は、アクロバティックなドローン飛行でのスピード感!より早く障害物のあるコースを飛んでいくので、目で追いつくのは難しいかもしれません。
ドローンレースはドローンのスポーツでも定番の種目ですが、タイムを競うためのスピード感や障害物を避けるテクニックなど複雑な操縦スキルが求められるため、初心者の方では難しさを感じるでしょう。しかし飛行テクニックを磨けば、大会でも活躍できます。
ドローンサッカー
ドローンサッカーとは、専用のドローンボールを使って競う競技。球体のようなデザインが特徴で、フィールドは専用のゲージで囲まれており、ゴールに球を入れて点数を競い合います。基本的には、サッカーのドローンバージョンと想像すればよいです。
具体的なルールについては下記にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
・ドローンサッカーでは機体そのものが球
・球役のストライカーを阻止する役をフィールドプレイヤーと呼び、フィールドプレイヤーは各チーム4台(4名)、球役(ストライカー)が1名の計5名でチームを構成
・互いのゴールに球を入れれば1点獲得
・競技時間は1セット3分ずつ(セットとセットの間のインターバルは5分)
・フィールドプレイヤーは球役(ストライカー)を体当たりで止めてもOK
・勝敗はセットキープ数の多いチームが勝者(引き分けの場合、3分間の延長戦またはPK戦で勝敗を決める)
ドローンファイト
ドローンファイトは、ミニドローンを操縦して風船を割るスポーツです。
机に接地された風船を割るか、標的機体に付けられた動く風船を割るかで競技内容が分かれます。
シンプルなルールで競えるため、ドローンが初めての大人や子どもでも楽しめるのが魅力です。バリエーション豊富な競技が充実しているため、思う存分ドローンスポーツを満喫したい方にはぴったりでしょう。
【ドローンファイトの種類】
タイムアタック:決められた時間の中で何回割る事ができるかを競う
スマッシュ:複数人数でより早く割るか、より多く割るかを競う
チェイス:ミニドローンで追いかけて風船を割って競う
ドッグファイト:空中戦
ドローンスポーツをするメリット
ドローンスポーツの魅力はスポーツとして楽しめることはもちろんのこと、さまざまなメリットがあります。ドローンスポーツの楽しみ方を知れば、競技も充実したものになるでしょう。
ドローンの操縦スキルが磨ける
ドローンスポーツの魅力は、ドローンの操縦スキルが磨けるところです。競技によって求められる飛行スキルは異なりますが、種目内容では複雑な動きが必要となります。特にドローンレースの場合はスピード感に加え障害物を避けなければならないので、かなりの飛行テクニックがないと難しいかもしれません。
しかし練習をこなすことで操縦テクニックが向上しやすくなるため、スポーツのみならずプライベートや仕事などでも高度な飛行が可能になるでしょう。
ドローンコミュニティで交流が深まる
ドローンのスポーツ大会では、チームやクラブなどの団体で参加する方も少なくありません。1人での参加でも十分ドローンスポーツを楽しめますが、コミュニティーに入ることでドローン愛好家同士での交流が深まりやすくなります。チームでドローンスポーツを楽しみたい方には、コミュニティーでの活動がぴったりかもしれません。
さらにドローンのコミュニティーに入れば仲間からのアドバイスや大会の情報などが得られやすくなるので、より飛行スキルが磨きやすくなります。
相手チームのパフォーマンスが見られる
ドローンのスポーツ大会では、いろいろな参加者が集まります。参加者によってドローンの飛行パターンが異なるため、相手チームの独特なパフォーマンスに面白さを感じるでしょう。
さらにどのようにプレーするのか、戦術分析をすることもできます。もしかしたら、大会を通して自分では見出せなかった新たな戦術方法とめぐり出会えるかもしれません。
ドローンのスポーツ大会の事例
ドローンのスポーツ大会は、各エリアで定期的に開催されています。ドローンレースやドローンサッカーなど過去に行われた大会をピックアップしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 2023 Round1 富士急ハイランド
※画像はイメージです
富士急ハイランドでは、2023年11月11日(土)にイベント広場にてドローンレースを開催!プロドローンレーサーによる熱い戦いが繰り広げられました。本来であれば2023年6月4日に開催予定でしたが、2度の天候不要により延期!しかし11月に念願のレースが行われました。
大会では女子の部、男子の部と分かれてポイント加算式で競いました。辺りが暗くなってからのレースだったので、LEDで彩られた会場とドローンの光と相まって幻想的な雰囲気が印象的でした。
2. ドローンファイト夏選手権2023大会
※画像はイメージです
JDFAでは、2023年8月12日にドローンファイト夏選手権2023大会が行われました。大会では、ミニドローンを使って風船割りを実施。会場は各エリアにて予算会を開催・ポイント加算式で競われました。
ドローンファイトは定期的に開催されており、各エリアで参加できるので、ドローンを使ったスポーツを楽しみたい方はチェックしてみてください。
3. ドローンサッカーUNiCON CUP
※画像はイメージです
2023年11月25日に北海道赤平市にて、ドローンサッカーUNiCON CUPが開催されました。体験会となっていましたが、過去の北海道大会で第1回〜3回の優勝を勝ち取ったチームがそろって参加!レベルの高い戦いが繰り広げられました。
ドローンのスポーツを始める際のポイント
ドローンのスポーツ大会に参加する際、何から準備をすればよいのか分からない方もいることでしょう。とくに初参戦の方であれば、なおさら参加方法について迷うかもしれません。ドローンのスポーツ大会に参加するにあたり、どのような準備を進めるべきなのか紹介します。
競技専用のドローンの用意
ドローンのスポーツ大会に参加するにあたり、どのような機体を選ぶべきなのか迷う方もいることでしょう。しかしスポーツ用のドローンは種目ごとに専用の機体が固まっているため、スムーズに選べます。
さらに種目によっては、機体本体の他にもアイテムが必要!例えばドローンサッカーの場合は機体とは別に専用ケージやバッテリー、充電器、バッテリチェッカーなどのアイテムがあるとパフォーマンスの高いプレーがしやすくなります。
大会参加にあたり必要な備品を知りたい場合は、各スポーツ協会の公式サイトにてチェックするのがおすすめ!大会の詳細にて用意するものが掲載されているので、チェックしてみてください。
大会に向けた飛行練習
ドローンのスポーツ大会に参加する際は、しっかり飛行練習をしましょう。競技によっては空中で旋回したり上下左右に移動したりと複雑な動きもするので、練習なしで挑むのは難易度が高いです。また誤った操作方法で別のドローンや人にぶつかるリスクもあるため、安全対策の意味でも練習は欠かせません。
大会前に操縦スキルを身に着けて、当日はパフォーマンス力の高さで競いましょう。
ドローン保険への加入
ドローンのスポーツ大会では、ドローン同士での衝突事故や落下事故などの発生は珍しくありません。万が一のためにも、事前にドローン保険に加入するのが望ましいです。
ドローン保険の種類は、賠償責任保険と機体保険の2つ!賠償責任保険はドローンの使用で人や建物などに損害を与えてしまった場合に適応され、機体保険は機体そのものに保険が適応されます。
保険プランによって補償される対象物や金額、保険期間が異なるので、加入を検討している保険があれば詳細を知った上で加入しましょう。
競技によって資格取得が必須
ドローンのスポーツ大会によっては、参加条件に資格の保有が義務付けられているので注意が必要です。例えばFPVドローンレースの場合は、『第4級アマチュア無線技士』の国家資格と無線局免許を持っていることが義務付けられています。
条件が満たされていないと競技への参加ができないので、事前に必要な資格がないかチェックしましょう。
各大会やイベントの情報をチェック
ドローンスポーツ大会に参加するにあたり、各大会やイベントの情報を把握しましょう。競技によっては頻繁に大会が開催されており、参加者が集まってきます。大会やイベントの詳細については、各競技の公式HPにて情報発信されているのでチェックしてみてください。
もし具体的な詳細について知りたい場合は、各協会に問い合わせてみるのがおすすめです。
ドローンのスポーツ大会に参加してみよう
本記事では、ドローンスポーツの魅力について紹介しました。ドローンスポーツと聞くと上級者が参加するイメージが強いですが、初心者でも気軽に楽しめる大会やイベントなどがあります。各協会では定期的に大会やイベントが行われているので、気になった方はチェックしてみてください。