ドローンがピザを配達!?君津市で行われた飛行実験を取材レポート!!

2024年1月27日、君津市内でドローンを用いたピザ配達の実証実験が行われました。
その試みの様子を、ドローンガイドでは独自に取材してきましたので現場レポートします。

ドローンによるピザ配達の概要

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ドローンを用いたピザ配達を行ったのは、千葉県君津市にある「コードベースキミツ」を運営する株式会社テラ
fly株式会社の協力のもと、地元の食材を使った窯焼きピザが味わえる『村のピザ屋 カンパーニャ』のピザを同敷地内までドローンで運ぶ実験が行われました。

使用ドローン機体

今回、ピザを配達するために使用されたのは、「DJI社Matrice 300 RTK」。
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株式会社テラが独自に製作した、ピザを1枚収納できるボックスを装着したオリジナル仕様となっています。

担当ドローンパイロット

今回、ピザを配達するドローンのパイロットを担当されたのは、fly株式会社の代表取締役である「船津宏樹」氏。
カンパーニャからコードベースキミツまで、直線距離で1㎞ほどあるルート設定なども担当されています。

ドローンの力を借りて君津市の空をピザが飛ぶ!!

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今回のピザ配達の実証実験は、ピザをボックスに入れたドローンがカンパーニャを出発、コードベースキミツまで届けることを目標としています。

ピザをボックスにセットし、フライト!

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今回の実験では、まずはカンパーニャ特製Mサイズピザを1枚運搬できるかを確認。

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こちらが、ドローンのパイロットを担当された船津氏が作成したドローンのルートです。
民家の上を通ることなく、山の上などだけでカンパーニャからコードベースキミツまでの道筋が構築されています。

ピザが届いた!

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船津氏の用意したコース通り、コードベースキミツまで辿りついたドローン。

密閉されたボックス内に保存されていたこともありアツアツの状態で届きました。
同じタイミングで出来上がるも車で運んだピザが4㎞弱道のりを経て冷め始めていたので、味わいにも大きな違いがありました。

ピザ配達の様子を動画でも

カンパーニャからコードベースキミツまでピザを運んだドローン。
今回の実験の様子を動画でもご覧ください。

ドローンによるピザ配達の今後

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今回、ピザ1枚の配達に成功した、Matrice 300 RTKによるドローン配達。
株式会社テラの担当者に話を伺ったところ、今回の実証実験の結果を受けて機体の変更やボックスの改良を進めることで、ピザをよりたくさん敷地内まで配達できるようにすることを考えているそうです。

コードベースキミツでは、ドローンスクールがおこなわれています。
ドローンについて学んでいると、お昼にアツアツのピザが届くなんて将来が待っているかもしれませんね!

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