ドローンレーダーの特徴とは|ドローンの探知が必要な理由ついて解説

ドローンはさまざまな場所で飛行できる便利さがある反面、不正に利用されるとさまざまな危害を及ぼす可能性があります。そのような危険を回避するためにドローンの探知レーダーが開発されています。本記事ではドローンの技術に興味がある方のために、ドローンの探知レーダーの特徴や用途について解説します。今後のドローン業界の発展に必要なセキュリティ面に関わることなので、操縦する方はぜひ参考にしてみてください。

ドローンを捕捉する探知レーダーとは

イメージ画像

出典:https://pixta.jp/photo

 

ドローンを探知できるレーダーのことで、対象のドローンの距離・方位・高度を測定することが可能です。天候や昼夜の影響を受けにくく、遠く離れた小型の機体も探知することができます。

 

ドローンの探知が必要な理由

イメージ画像

出典:https://pixta.jp/photo

 

ドローンの探知が必要な理由は、侵入が許されていないエリアにもドローンは侵入可能であり、不正なドローンの存在を事前に探知して対応する必要があるためです。

 

ドローンは遠く離れた場所からでもハッキング可能であり、ハッカーは遠く離れた位置からドローンを完全に制御できてしまいます。

 

不正な使用によるプライバシーの侵害や物理的な危険を防ぐために、事前に探知することが大事です。

 

ドローン探知レーダーの用途

イメージ画像

出典:https://pixta.jp/photo/

 

ドローン探知レーダーの具体的な用途は以下のようなものがあります。

 

  • 防衛施設の警備:国家の防衛管理
  • 空港の警備:乗客の保護
  • イベント・VIPの警備:要人の警護

 

航空法により「空港等の周辺」「緊急用務空域」「150m以上の上空」「人口集中地区」といった航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域や、落下した場合に地上の人などに危害を及ぼすおそれが高い空域のドローンの飛行は許可が必要(※)とされています。

 

不正利用されたドローンの侵入を防ぎ、人々の安全を守るために活用されています。

 

”国土交通省公式HP”参照

 

ドローンが障害物を感知するためのレーダーもある

イメージ画像

出典:https://pixta.jp/photo/

 

ドローンに搭載して墜落を防ぐためのレーダーも存在しています。おもに産業用ドローンへ設置されており、視覚で察知しづらい電線や障害物への接触を防ぐことが可能(※)です。

 

”株式会社セキド公式HP”参照

 

ドローンの発展とともにセキュリティ面の対策も必要

イメージ画像

出典:https://pixta.jp/photo/

 

さまざまな場所で飛行できるドローンは、社会として役立つ可能性がある反面、悪用された場合に大きな脅威となります。ハッキングによる不正な操縦により重要な施設や要人に対して危機を及ぼす可能性があります。これからのドローンの社会実装に向けて、セキュリティ面についても目を向けていきましょう。

関連記事

国際ドローン協会、約1,000Haの農地をドローンによる空中散布の実施成功を発表(千葉県東庄町)

一般社団法人国際ドローン協会(本社:東京都江東区、代表理事:榎本幸太郎)(以下、IDA)は、千葉県東庄町において、約1,000ヘクタールの農地で日本初の試みとして、有人ヘリコプターからドローンの空中散布への全面切り替えを実施した事を発表した。

  yoshi

ORSO社、「お家で練習できる」”新しいドローン国家試験向け練習用ドローンセット『DRONE STAR TRAINING』を発売開始

DRONE STARブランドを手掛ける株式会社ORSO(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂本義親)(以下、ORSO社)は、ドローン国家試験向けにビジョンセンサーON/OFF機能を搭載した、「お家で練習できる」 新しい練習機セットとして『DRONE STAR TRAINING』を2024年7月17日(水)より公式オンラインストアにて販売開始したことを発表した。

  yoshi

DJIのドローンがお得に買える!?Amazon プライムデーで『DJI Air 3』『DJI Mini 3』がセール対象に!!

DJI JAPAN 株式会社は、2024年7月16日(火)から7月17日(水)まで、Amazonで開催されるビッグセール「Amazon プライムデー」にて、ドローン・アクションカメラ・ポータブル電源・スタビライザーなどのカテゴリーの対象製品をセール価格にて販売する事を発表した。 また、「Amazon プライムデー」に先立ち開催される「プライムデー先行セール(2024年7月11日(木)から7月15日(月)まで)」でも、対象製品を先行して特別価格で購入できることも同時に発表している。

  yoshi

FullDepth社、国産産業用の新型水中ドローン『DiveUnit KAI』『DiveUnit 300 Lite』『DiveUnit HAYATE』3機種の販売開始を発表

国産の水中ドローン『DiveUnit300』を用いた水中デジタル化技術の開発・販売を行ってきた株式会社FullDepth(フルデプス、所在地:茨城県つくば市、代表取締役社長:吉賀 智司)(以下「FullDepth社」)は、 4年ぶりとなる新型の水中ドローン3機種を販売開始する事を発表した。 この3機種は、水中デジタル化の高度化を想定して用途別に進化した製品となっているとのこと。

  yoshi

ドローンによる火山調査の目的とその成果|使用機体の特徴も解説

2024年に発足した「火山調査研究推進本部」により、国内の火山調査が進行中です。危険な火山調査に遠隔操作が可能なドローンが活用され、役立つデータを届けてくれています。今回はドローンによる火山調査の目的や成果について詳しく解説!防災対策におけるドローン活用に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

  ドローンガイド編集部