ドローンが飛ばせる場所が分かるマップ&アプリ8選!飛行禁止区域も紹介

ドローンを飛ばせる場所を検索できるマップやアプリを紹介。無料で利用できるドローンマップアプリの「ドローンフライトナビ」や国土地理院のドローン禁止区域地図など、幅広くピックアップしました。記事の後半では、ドローンの飛行計画の手順についてもわかりやすくまとめています。

ドローンが飛ばせる場所とは?

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出典:pixta.jp

無許可でドローンが飛ばせる場所は、以下のとおりです。

  • ドローン練習場
  • ドローンスクール内
  • 飛行禁止区域以外の自分の所有地
  • 飛行禁止区域以外の河川敷
  • 屋内またはネットなどで囲われた屋外スペース

ドローンは航空法や小型無人機飛行禁止法などの法律によって、飛行禁止区域に該当する場所では飛ばせません。飛行禁止区域に該当する場所でドローンを飛ばしたい場合には、申請や許可が必要になります。

また、ドローンを飛行禁止区域で無許可で飛ばした場合、罰則が科せられるため注意が必要です。近年では、ドローンが飛ばせる場所が簡単に調べられるアプリがあるので、ぜひ活用してルールを守ってドローンを楽しんでみてください。

ドローンの飛行計画に役立つアプリ5選!

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以下では、ドローンの飛行計画に役立つアプリをピックアップして紹介します。

  1. ドローンフライトナビ
  2. DJIフライトマップ
  3. 国土地理院のドローン飛行禁止区域地図
  4. DIPS APP
  5. Drone Assist 
  6. UAV Forecast
  7. Flightradar24
  8. 日の出日の入り

これからドローンの飛行に挑戦しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドローンフライトナビ

『ドローンフライトナビ』は、国内初(※)のドローン用地図アプリとして2017年にリリース。航空法や小型無人機等飛行禁止法などで飛行禁止区域とされている場所を正確に表示してくれるため、ルールを守ってドローンを飛ばせます。

開発者もドローンユーザーということから、法改定による変更にも素早く対応してくれるため、常に新しい情報が見られるのがポイント。

Androidの方はこちら

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“ドローンフライトナビ 公式HP”参照

 

DJIフライトマップ

『DJIフライトマップ』は、ドローンを販売する大手DJIが提供しているドローンマップです。小型無人機等飛行禁止区域や空港周辺区域、人口集中地区などが確認でき、ドローンを飛ばせる場所を一目で確認できます。

ドローンが飛ばせる施設も分かるので、練習場を探したい方にぴったりです。

DJIフライトマップを確認する

国土地理院のドローン飛行禁止区域地図

国土交通省の特別機関である国土地理院作成している「ドローン飛行禁止区域地図」でもドローンを飛ばせる場所が確認可能。日本の法律や規制に沿った飛行禁止区域が正確に確認できます。

地図の見方は、飛ばしたいエリアの住所や地名を入力するだけで簡単にチェックできるのがポイント。ただし、空港周辺エリアに関しては誤差があるため、事前に空港の管理者に確認しておくとよいでしょう。

国土地理院のドローン飛行禁止区域地図を確認する

DIPS APP

『DIPS APP』は、国土交通省が提供する公式アプリ。ドローン情報基盤システム(DIPS)と連携しているのが特徴です。

飛行計画の登録や申請が簡単に行えるほか、飛行禁止エリアの確認も可能です。無料で利用でき、日本の法規制に準拠しています。

 

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Drone Assist 

『Drone Assist』では、飛行可能エリアの確認や気象情報の取得が可能です。地図上に飛行制限区域が表示され、適切な飛行ルートの設定をサポートしてくれます。DJI製ドローンとの連携機能も充実しており、飛行データの記録や分析も行えます。

 

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UAV Forecast

『UAV Forecast』は天候条件に特化したアプリで、風速、降水確率、雲量などの詳細な気象情報をチェックできます。飛行予定地の気象条件を事前に確認することで、スムーズな飛行を計画できるでしょう。世界中の地域に対応しており、海外での飛行計画にも活用できます。

 

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Flightradar24

『Flightradar24は』リアルタイムの航空機位置情報を提供するアプリです。有人航空機の飛行状況を把握することで、ドローンとの衝突リスクを回避できます。特に空港周辺や低高度を飛行する場合に重宝します。

 

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日の出日の入り

『日の出日の入り』は、その名の通り日の出・日の入り時刻を正確に把握できるアプリです。薄暮時の飛行や日の出・日の入りを利用した撮影の計画に役立ちます。地域ごとの詳細な時刻情報が得られるため、飛行計画を立てる際に重宝するでしょう。

 

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ドローンの飛行計画の手順

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以下では、ドローンの飛行計画の手順を紹介します。

  • ドローン情報基盤システム(DIPS)にログイン
  • 飛行計画を登録
  • 飛行許可番号と飛行計画情報を入力
  • システム上に地図を描画
  • 登録情報を確認

それぞれの手順を見ていきましょう。

 

ドローン情報基盤システム(DIPS)にログイン

まず、国土交通省が運営するドローン情報基盤システム(DIPS)にアクセスし、アカウントを作成してログインします。初めての方は、必要事項を入力して新規登録を行いましょう。

ドローン情報基盤システム(DIPS)は、ドローンの飛行に関するさまざまな手続きを一元的に管理できるプラットフォーム。ログイン後は、ダッシュボードから飛行計画の登録や許可申請などの各種手続きができるようになります。

ドローン情報基盤システム(DIPS)はこちら

飛行計画を登録

ログイン後、新規飛行計画の登録を選択します。飛行の目的や日時、場所などの基本情報を入力しましょう。

飛行目的は「空撮」「測量」「点検」など、具体的に記入する必要があります。飛行日時は、予備日も含めて設定しておきましょう。

このステップで重要なのは、飛行禁止エリアや各種規制に抵触していないかの確認です。

DIPSの地図機能を活用して、空港周辺や人口密集地域など、特別な許可が必要なエリアを事前にチェックしましょう。必要に応じて、管轄の航空局への許可申請も忘れずに行います。

飛行許可番号と飛行計画情報を入力

飛行に許可が必要な場合、事前に取得した飛行許可番号を入力します。この番号は航空局から発行されるもので、特定のエリアや条件下での飛行を認可するものです。

続いて、より詳細な飛行計画情報を記入します。

  • 使用機体の情報
  • 操縦者情報
  • 飛行目的
  • 飛行空域
  • 飛行方法
  • 保険に関する情報

システム上に地図を描画

DIPSの地図機能を使用して、飛行予定エリアを描画します。飛行予定エリアを描画することで、飛行範囲や周辺の地理情報を視覚的に確認することが可能です。

地図上で視覚化することで、適切な飛行ルートの設定や潜在的なリスクの回避につなげましょう。

登録情報を確認

最後に、入力した全ての情報を細部まで確認します。特に以下の点に注意を払いましょう。

  • 日時や場所の誤りがないか
  • 使用機体や操縦者の情報が正確か
  • 地図上の描画が意図した通りになっているか

問題がなければ登録を完了させます。

飛行計画の内容は印刷するか、スマートフォンなどで閲覧できる状態にしておくと便利です。現場での急な確認や、万が一のトラブル時に役立ちます。

ドローンの飛ばせる場所をマップアプリで確認しよう

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ドローンの飛行計画アプリや飛行計画の手順を解説しました。ドローン飛行では、飛行目的や場所、高度、目的などを登録する必要があります。本記事で紹介した内容を押さえて、ドローン飛行の際に役立ててみてください!

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