固定翼機ドローンとは?回転翼との違いやメリットを徹底解説

ドローンは主に固定翼機と回転翼機の2種類に分類されます。これからドローンを購入する方のなかには、どちらを購入しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。本記事では固定翼機ドローンの特徴やメリット、シーン別の選び方を解説します。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

固定翼機ドローンとは

イメージ画像
出典:pixta.jp

一口にドローンと言ってもその種類はさまざま.
特に、大きく固定翼機と回転翼機の2種類に大別されます。

ここでは、固定翼機の特徴やメリットを紹介するので、チェックしてみてください。

安定性に優れている

イメージ画像
出典:pixta.jp

固定翼機ドローンとは、主翼が機体に固定されているドローンのこと。
ヘリコプター型のドローンに代表される回転翼機に比べて、大きな主翼を持っているため、安定感に優れている点が魅力です。

また、機体を大型にしやすいうえ、積載重量を拡大しても安定感のある飛行ができることも人気の理由のひとつとしてあげられます。

少ないエネルギーで飛行できる

イメージ画像
出典:pixta.jp

回転翼機よりも少ないエネルギーで飛行できる点も、固定翼機ドローンならではの魅力。
これは、主翼が大きく揚力を発生させやすいからと考えられています。

ただし、固定翼機ドローンは垂直の離着陸や後進、真横の移動、ホバリングはできないうえ、離着陸の際は滑走路が必要になる点には注意しましょう。
そのため、広大な土地の少ない日本より、海外の方が活躍するシーンが多いといえます。

回転翼機ドローンとの違いと選び方

イメージ画像
出典:pixta.jp

固定翼機ドローンと回転翼機ドローンとの違いは、翼にあります。
両者の違いをおさえておくことで、どちらが自分に合っているか判断しやすくなります。

ここでは、固定翼機ドローンと回転翼機ドローンとの違いを解説していきます。

固定翼機ドローン 回転翼機ドローン
空中停止 ×
垂直離着陸
飛行距離・時間
積載重量
メンテナンスのしやすさ

  

操作のしやすさで選ぶ

イメージ画像
出典:pixta.jp

ドローンを選ぶ際は、操作のしやすさをチェックしましょう。
固定翼機ドローンは空中で停止することができません。

そのため、機械の整備や監視、点検など空中で停止する必要がある場合は回転翼機ドローンがおすすめです。

また、固定翼機ドローンは垂直離着陸も難しい機種が多い傾向にあります。
滑走路を確保できない場合は、回転翼機ドローンを選びましょう。

飛行距離・時間で選ぶ

イメージ画像
出典:pixta.jp

飛行距離や飛行時間を重視する場合は、固定翼機ドローンがおすすめです。
固定翼機ドローンは回転翼機ドローンと比べて少ないエネルギーで飛行できるうえ、安定感があるからです。

そのため、地図の作成や農薬の散布など長時間の飛行を行うことを目的としている場合は、固定翼機ドローンを選ぶのがおすすめです。

積載重量で選ぶ

イメージ画像
出典:pixta.jp

荷物を運ぶことが目的の場合は、安定感があり、積載重量がより重い固定翼機ドローンを選ぶことがおすすめです。
固定翼機ドローンには、約50kgもの荷物を運ぶことができるモデルもあります。

また、固定翼機ドローンには荷物や書類を収納できるスペースが付いているモデルもあります。
選ぼうとしている機体に収納スペースがあるかも確認してみましょう。

メンテナンスの有無で選ぶ

イメージ画像
出典:pixta.jp

ドローンを安全に使用するためには、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
特に回転翼機ドローンはプロペラが欠けたり歪んだりしやすいため、頻繁にメンテナンスを行うのが重要です。

そのため、メンテナンスの頻度を最小限に抑えたい場合は、固定翼機ドローンを選ぶと良いでしょう。

固定翼機ドローンに関するFAQ

イメージ画像

ここからは、固定翼機ドローンに関するよくある質問とその答えについて見ていきましょう。
固定翼機ドローンの導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
  

固定翼機ドローンのメリットは?

A.固定翼機ドローンは、安定感に優れているうえ、少ないエネルギーで飛行できる点です。
特にブレを抑えたい場合や、長期間の飛行が必要なシーンでは、固定翼機ドローンが活躍してくれます。

回転翼機ドローンとの違いは?

A.固定翼機ドローンと回転翼機ドローンの一番の違いはです。
固定翼機ドローンは機体に大きな翼が固定されているのに対して、回転翼機ドローンにはヘリコプターのようなプロペラが搭載されています。

固定翼機ドローンは、回転翼機ドローンと違い空中停止や垂直離着陸こそ難しいですが、飛行距離・時間が長い点やより多くの荷物を積載できる点、メンテナンスがしやすい点などのメリットがあります。

固定翼機ドローンは安定感があり長距離飛行に向いている

イメージ画像
出典:pixta.jp

本記事では固定翼機ドローンの特徴やメリット、シーン別の選び方を解説しました。
固定翼機ドローンの特徴やメリット、シーン別の選び方を解説しました。
固定翼機ドローンは安定感があるうえ少ないエネルギーで飛行できるので、長距離飛行に適しています。

特徴やメリットをおさえたうえで、ドローンを選んでみてください。

関連記事

レッドクリフ社、屋内ドローンショー用機体『FYLo EDU-JP』を4月1日より販売開始。最大200機の同時飛行が可能

ドローンショーを企画・運営する株式会社レッドクリフ(本社:東京都港区、代表取締役:佐々木孔明)(以下、レッドクリフ社)は、2025年4月1日より、屋内ドローンショー用機体『FYLo EDU-JP』の販売を開始する。 天候の影響を受けずに没入感のあるエンターテインメントの提供が可能になり、多彩なシーンでの導入が見込まれる機体となっている。

  tera

NejiLaw社、医療施設向けに共同開発したAi自律走行ドローン搭載型Dr.AiR UV-C『DAR-1』を発表。メディカルジャパン大阪にて初お披露目

株式会社NejiLaw(本社:東京都文京区、代表取締役社長:道脇 裕)(以下、NejiLaw社)は、インフォファーム(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:辻雅文)、Qbit Robotics(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中野浩也)と、Ai自律走行ドローン搭載型Dr.AiR UV-C「DAR-1」を医療施設向けに共同開発。 メディカル ジャパン 大阪において、Dr.AiR UV-C「DAT-10」と共に出展、初お披露目となった。

  Fuji

JMA社、新型水上救助ドローン『マリンボード』を開発。コントローラーを操作できる「リモート操作型ボディボード」

国土交通省登録講習機関であるJMA(正式名称:一般社団法人日本マルチコプター協会)(本社:東京都世田谷区、代表理事:工藤政宣)は、災害救助活動を支援するために開発された新型水上救助用小型ドローン『マリンボード』を2025年2月28日に発表した。

  Fuji

DJI社、産業用自律型ドローンドック『DJI Dock 3』を発表。車載搭載にも対応

民間ドローンとクリエイティブカメラ技術の開発を行うDJI(以下、DJI社)は、2025年2月27日にDJI社初となる「ドローンを収納する軽量型ドックで構成されるドローン・イン・ア・ボックス」ソリューションである『DJI Dock 3』を発表した。

  tera

QYSEA社の新製品、産業用水中ドローン『FIFISH E-MASTER PLUS』をCFD販売社で取り扱い開始。下水道管や水路など狭所の点検でその性能を発揮!

QYSEA社の新製品、産業用水中ドローン『FIFISH E-MASTER PLUS (ファイフィッシュ イーマスター プラス) 』が発売される。 同製品を、QYSEA社の代理店を務めるシー・エフ・デー販売株式会社(社長:三谷弘次、本社:愛知県名古屋市)が取り扱う事を発表した。

  tera