
DJI新製品『DJI Air 3S』を発売。デュアルカメラと新機能「フリーパノラマ」搭載した724 gの軽量ボディが空撮を変える
DJIは、旅先での撮影に最適な最先端デュアルカメラドローンとなる『DJI Air 3S』を発表した。 この『DJI Air 3S』は、1インチCMOS搭載メインカメラと70 mmの中望遠カメラを備えており、どちらも最大14ストップのダイナミックレンジに対応している。 かつ、両カメラともに新機能「フリーパノラマ」に対応していることから、柔軟に撮影範囲を選択しながら風景や建物などを細部まで鮮明に撮影することができる機体となっている。
目次
『DJI Air 3S』の特徴
デュアルカメラの特徴
10-bitとISO感度により画質が向上したAir 3Sのデュアルカメラは、現行の「DJI Mavic 3 Pro」よりもさらに優れたディテールで写真や動画を撮影できる。
デュアルカメラは、ノーマルカラーモードでもH.265エンコーディングにより10-bit動画撮影が可能。
ISO感度は最大12,800まで向上しており、洗練されたカラーパフォーマンスと柔軟性のある後処理を実現する。
D-Log M、HLGカラーモードでは、ISO感度が最大3,200まで向上、都市の夜景を明るく細部まで捉えることができる。
前モデルとの比較
前モデルの「DJI Air 3」と比較すると、『DJI Air 3S』は、より高度な動画圧縮アルゴリズムを採用している。
画質を損なうことなく動画ファイルのサイズを30%以上縮小するため、クリエイターにとって貴重なストレージ容量を節約することができる。
フリーパノラマモード
両カメラ対応のフリーパノラマモードでは、被写体や範囲を手動で選択でき、撮影した複数の画像を結合することで、パノラマショットをスムーズに作成できる。
画角(FOV)の広い広角カメラを使用すると、パノラマ写真撮影時の効率を大幅に改善できる。
一方、画像の歪みを大幅に軽減した中望遠カメラを使用すると、複数の写真から得られた広い視界と、優れた焦点距離で捉えた豊かなディテールで、迫力あるパノラマ映像が生成される。
どちらのカメラも、最大14ストップのダイナミックレンジによる動画撮影に対応しており、高コントラストなシーンを高品質な映像で撮影できる。
デュアルカメラの構成
・メインカメラ
有効画素数50MP、1インチCMOSセンサー搭載の24 mmメインカメラは、4K/60fps HDRと4K/120fps動画撮影、10-bit D-Log Mカラーモードに対応。
高度な画像処理技術とインテリジェントなアルゴリズムによって強化されたこの大型センサーにより、夕暮れやナイトシーンなどの低照度条件下でも細部までディテールを維持できる。
・中望遠カメラ
3倍光学ズームを採用した70mm中望遠カメラは、ポートレートや車両撮影で優れた性能を発揮する。
被写界深度の圧縮効果により、どんな被写体もはっきりと際立たせ、シネマティックな印象の映像を撮影できる。
有効画素数48MP、1/1.3インチCMOSセンサーを搭載したこのカメラは、メインカメラと同じ動画仕様とカラーモードに対応しており、視覚的に統一感のある映像の実現と、効率的な後処理を可能にしている。
安全な夜間飛行
・夜間撮影時の全方向障害物検知
今まで以上に優れた環境認識機能を提供する『DJI Air 3S』は、前方LiDARを搭載した初のDJIドローンであると同時に、下方赤外線ToF(飛行時間)センサーと6個のビジョンセンサー(前面、背面、下部に各2個)も搭載している。
これにより、夜間撮影時の全方向障害物検知を実現している。
これらの高度な技術により、『DJI Air 3S』は飛行中や帰還中に障害物を自動で識別、回避し、トラブルのない安全な夜間撮影を実現している。
・飛行経路の記憶
『DJI Air 3S』は、万能ドローンとして設計されている。
リアルタイム ビジョンポジショニングと地図構築技術を搭載した『DJI Air 3S』は十分な照度が確保されている時点で飛行経路を記憶でき、衛星信号がない場所から離陸しても安全に帰還することができる。
ActiveTrack 360°
・ダイナミックな映像撮影が可能に
ActiveTrack 360°を採用した『DJI Air 3S』は、あらゆる被写体をフレーム内に維持できる。
最適化されたトラッキング性能により、周囲の飛行環境に基づいて飛行経路を自動で計画。
茂みの後ろや橋の上にいる人物など、身体の下半分が隠れている被写体でも、フレーミングを調整しながら被写体をフレームの中心に維持し、ダイナミックな映像を確実に撮影できる。
・被写体フォーカス機能を搭載
マニュアル操作での飛行時や被写体がフレームの中心から外れている場合でも、焦点をシャープに維持する新しい被写体フォーカス機能を搭載。
この機能により、パイロットは、構図やカメラワークなどのクリエイティブな作業に集中することができる。
その他の注目機能
・最大45分の飛行時間:
『DJI Air 3S』の飛行時間は最大45分。
撮影場所の下見、映画レベルの映像の構図確認と撮影、繰り返しの撮影にも、十分時間をかけることができる。
・10-bit O4映像伝送:
DJI O4 HD映像伝送技術の採用により、『DJI Air 3S』は最大20km(日本国内:10km)離れた距離から1080p/60fpsの10-bit映像伝送を可能としている。
・42GBの内蔵ストレージ:
42GBという大容量ストレージを搭載した『DJI Air 3S』。
microSDカードを使わなくても撮影を進められ、新たな基準を確立できる。
・オフ状態でのクイック転送:
ドローンの電源がオフの状態でも、『DJI Air 3S』からスマートフォンにファイルを転送できる。
対応USBケーブルを本体に接続することで、ドローンの電源がオフの状態でもパソコンにファイル転送が可能となっている。
・集電機能対応の充電ハブ[1]:
充電ハブはPD急速充電と集電機能に対応。
複数の低電力バッテリーの残量を、残量の一番多いバッテリーに集中させることができる。
価格と販売時期
『DJI Air 3S』は、DJIオンラインストアまたは認定ストアから購入可能。
その商品構成は、以下の3つの通りとなっている。
DJI Air 3S(DJI RC-N3付属)
希望小売価格 150,480円。
スマートフォン上でライブ映像と飛行状況を確認できる。
DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC-N3付属)
希望小売価格 188,100円。
付属品
・DJI RC-N3送信機
・NDフィルターセット
・追加バッテリー2個
・バッテリー充電ハブ
・ショルダーバッグなど
DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)
希望小売価格209,000円。
付属品
・1080pの解像度、700ニトの高輝度に対応した5.5インチ画面を備えたDJI RC 2送信機
・NDフィルターセット
・追加バッテリー2個
・バッテリー充電ハブ
・ショルダーバッグなど
保証プラン「DJI Care Refresh」
DJI製品の包括的な保証プランDJI Care Refreshは、『DJI Air 3S』でも利用可能。
飛行紛失、衝突、水没などを含む、偶発的な故障・損傷は、製品交換サービスでカバーされ、少額の追加料金を支払うと故障や損傷が生じた場合に製品を交換することができる。
『DJI Air 3S』のプロモーション映像はこちら
『DJI Air 3S』の商品プロモーション動画も公開中はこちら。
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出典