NDD社、法人向けドローン操縦シミュレータ『SkyAce for License』をリリース。 「無人航空機操縦士」実技試験の練習が可能

株式会社エヌデーデー(本社:東京都中野区、代表取締役:塚田 英貴)(以下、NDD社)は、国家資格「無人航空機操縦士」の実技試験の練習が出来るドローン操縦シミュレータ製品『SkyAce for License』を2024年11月20日から販売を開始した。

『SkyAce for License』はどんなソフト?

イメージ画像

空撮や測量の分野を中心にドローン(UAV)の利活用が進む現在、2022年12月より日本でも無人航空機操縦者技能証明制度が開始された。
『SkyAce for License』は、無人航空機操縦士試験のうち「二等無人航空機操縦士 回転翼航空機(マルチローター)」の実技試験を、一般販売されているプロポ送信機を使用して、場所や天候に影響されず何度でも練習できる製品となっている。

空撮・測量・インフラ点検など多くの分野で、日本国内でもドローン(UAV)の活用が急激に進む中、熟練パイロットの不足が叫ばれ、数多くのドローンスクール様が誕生するとともに、利活用を目指す各企業様でも社内でパイロットの育成に取り組まれている。
「無人航空機操縦者技能証明」取得者も2024年度は1万人を突破する勢いの中、パイロットにおいては、技能証明取得を目指す初心者はもちろんのこと、取得後も定期的な飛行練習や訓練が必要となっている。
しかし、大都市部はほとんどDID(人口集中地区)に該当するうえに、日本国内では雨や風といった天候の影響を受けやすいため、気軽に飛行できる場所や機会が少ないのが現状。
そのような課題に対し、NDD社はドローン操縦練習の機会創出を目指し、本シミュレータを開発した。

ドローンスクールにおける実地講習の合間を利用した教習生の自主練習や、天候不順時の練習には勿論、ドローンを活用される事業者において社内で独自にドローンパイロットを育成するための社内教育にも活用できるとNDD社はしている。
現在は、「二等無人航空機操縦士」の基本試験のみ対応ですが、今後「一等無人航空機操縦士」への対応や「目視外飛行」等の限定解除への対応、物品運搬・インフラ点検など業務用途へ特化したバージョンの開発も予定している。

また、個別カスタマイズについても相談に乗るとNDD社はしている。

特徴・機能

●パソコンと一般販売されている送信機(プロポ)を準備することでいつでもどこでも何度でも飛行練習が可能

●国家資格「二等無人航空機操縦士」の実技試験における「スクエア飛行」「8の字飛行」「異常事態における飛行」「飛行前点検」が練習可能

●「飛行経路逸脱」「不円滑」等、試験基準と同様の減点細目を判定し採点結果を表示

●Futaba製送信機に対応。日本国内で流通している業務用ドローンと同様の操作感覚で練習が可能

●飛行軌跡を記録・表示できるため、振り返りの実施が可能

●試験員の指示音声が出力されるため、受講者一人でも練習可能

メーカー希望価格

1ライセンス – 350,000円(税抜き)
※1ライセンスにつき、1台のPCにインストール可能。
 使用人数に制限はありません。 
※法人向け商品となっており、個人への販売は対象外

関連記事

セラフ榎本社、『壁面漏水調査ロボット』を開発。壁面漏水調査にかかるコスト・時間・業務量を大幅に削減を目指す

株式会社セラフ榎本(所在地:埼玉県川口市、代表取締役:榎本 修)(以下、セラフ榎本社)は、壁面の走行、ターゲットに高圧水を噴出することで漏水調査における足場仮設を必要としない『壁面漏水調査ロボット』を開発したことを発表した。 このロボットは、壁面漏水調査にかかるコスト・時間・業務量を大幅に削減することが可能になるものとしている。

  tera

ORSO社、『DRONE STAR トレーニングマット』を発売。ドローン国家資格向けに3種類のコースを集約

DRONE STARブランドを手掛ける株式会社ORSO(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂本義親)(以下、ORSO社)は、ドローン国家試験向けとして実地試験における3種類のコースを集約した『DRONE STAR ト […]

  tera

RTK搭載のドローンは精度が高い?メリットやデメリットを詳しく紹介

撮影や計測など、さまざまなシーンで使用されているドローン。 中でもRTKを搭載したドローンは高精度であることから重宝されています。 本記事では、RTK搭載型ドローンのメリットやデメリット、おすすめの利用シーンを紹介します。 ドローンの導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

  ドローンガイド編集部

Soradynamics社、自社開発による国産の産業用小型ドローン『Hayate 2』の注文受付を開始。インフラ点検・測量・行政機関向けの機体となる

Soradynamics株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役:イムティアズ・ティー・ラダック)(以下、Soradynamics社)は、2024年11月25日より自社で開発した産業用国産ドローン『Hayate 2』の注文受付を開始することを発表した。

  tera

ドローンのモード1と2の違いは?メリット・デメリットや適切なシーンを解説

ドローンを操縦する際、プロポ(送信機)にはモード1とモード2があることが分かると思います。 このモードは、それぞれ操作方法が異なるため、どちらを選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。 そこで、本記事ではドローンのモードの違いやメリット・デメリットを解説します。 シーンに合ったモードについても解説するので、チェックしてみてください。

  ドローンガイド編集部